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地理・歴史学

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人の価値観は、外的環境に大きく影響されます。地球全体に関して時間軸・空間軸双方から、どのような環境のもとで我々が今ここにいるのか?解明していきたいと思っています。
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2020年6月の記事一覧

地球温暖化のウソとホントウ 各論編

「地球温暖化は人為的影響がほぼ間違いない」のですが、温暖化しても人間社会に悪影響がなければ別に問題ありません。 したがって我々人間社会にとって何が問題で何が問題でないのかそのウソとホントウを整理してみました。結論的には 「海面上昇が一番深刻な問題」でした。以下整理内容です。 *1980年〜1999年基準からの気温上昇幅で何も対策をしない場合の結果です(=RCP8.5※の場合) ※RCP8.5=代表的濃度経路8.5。排出ガスが今後も増えていく場合のIPCCのシナリオ ◼

地球温暖化のウソとホントウ 総論編

かつて私は「ホンマでっか!?」に出演している池田清彦さんや武田邦彦さんの本が好きで地球温暖化に懐疑的だったんですが、改めて気候学や地球科学について、気候学や地球科学の専門家(増田耕一先生、八木下晃司先生等)のオープン講座や以下書籍などで勉強した結果、現時点では人為的な影響による地球温暖化はほぼ間違いないと思ってます。 池田氏や武田氏の主張のうち、割り箸問題(余った木材の有効活用)やダイオキシン問題(トリチウム問題と同じロジック)など、今でも説得力ある主張は残存しているものの

なぜ雲は落ちてこないのか

これから夏の季節は入道雲がよくみられる季節になりますが、なぜ雲は落ちてこないのでしょう。 答えは、雲の粒(半径0.001~0.01㎜)は、雨粒(同1~2㎜)の100分の1と超微細なため、上昇気流によって簡単に浮いてしまうから。 過去に「チコちゃんに叱られる」でも取り上げられ。チコちゃんは上記の回答を「落ちたくても落ちられないから」と表現したそうですが、 「図解・気象学入門 古川武彦 大木勇人著(ブルーバックス )」によれば、詳細は以下の通り。 【雲のでき方】 ①太陽の