【団体紹介】Guard Tech検討コミュニティとは?
Guard Tech検討コミュニティ、広報担当の木村です。
「Guard Tech検討コミュニティとは?」という質問をいただく機会が多いため、コミュニティの活動についてご説明します。
1.保険業界の未来を共創する
GuardTech検討コミュニティは、保険業界のAPI普及と協業・共創を推進することを目的としたコミュニティです。2019年10月に設立され、保険会社、保険代理店、スタートアップ、情報ベンダー、コンサルタントなど、業界内外の幅広い層が参加しています。
2.GuardTechとは?
GuardTechとは、保険会社と技術を持つベンチャー企業が協業し、顧客基盤を持つ事業者のサービスに保険機能を埋め込むという3者協業型パートナーシップを指します。これにより、顧客が必要とする時に必要な保険をシームレスに提供することを目指しています。
3.GuardTechが目指す世界
GuardTechは、保険が顧客の生活に自然に溶け込み、必要な時に必要な形で提供される世界を目指しています。例えば、旅行中に事故や病気になった場合、保険会社への連絡や保険金請求などの手続きを意識することなく、必要な補償が自動的に提供されるような世界です。
米国の著名ベンチャーキャピタリストAngela Strange氏が「すべての企業はフィンテック企業になる(Every Company Will Be a Fintech Company)」と題したプレゼンテーションを2019年に行いました。
その後、2021年に「組込型金融」(エンベデッド・ファイナンス)と呼ばれる分野が勃興し、金融業界に大きなうねりが起きました。保険業界でも同様の動きが出てくると推測しています。
4.コミュニティ活動
月2回の定例ミーティング、オフライン懇親会、オンライン/ハイブリッド勉強会など、活発な活動を展開しています。これらの活動を通じて、参加者は保険業界の最新動向やAPI活用に関する知識を深め、新たなアイデアを創出しています。
5.ハッカソン支援
2023年2月にProtosure/FINOLAB主催の「埋込型保険APIハッカソン」を支援しました。このハッカソンでは、損保ジャパン/SOMPOシステムズ/SOMPOシステムイノベーションズの有志チームが最優秀賞を受賞しました。
2025年2月に第2回のハッカソンを開催予定です。
6.イベント:ホケンノミライ2024
2024年3月にフラッグシップイベント「ホケンノミライ2024」を開催しました。このイベントでは、国内最大級計11セッションのインシュアテックカンファレンスが行われ、保険業界の未来を担う様々なテーマについて議論が交わされました。
7.イベント:金融×エフェクチュエーションのミライ
2024年6月にフラッグシップイベント「金融×エフェクチュエーションのミライ」を開催しました。このイベントでは、VUCA時代の金融業界に求められる革新的な意思決定プロセスを探るための提案を行いました。
8.今後の展望
GuardTech検討コミュニティは、今後も組込型保険インキュベーションプログラムの開発など、保険業界のエコシステム醸成に向けた活動を積極的に展開していく予定です。