初級実践
今年最大の挑戦と言っても良いかもしれないほど、かなり大変だった日本語教師養成講座の初級実践。
今回は、初級実践で実際に日本語学校に通う外国人学習者を対象に、初級の授業をしてみて感じたこと、指摘された改善点、自己評価について述べていくこととします。
使用テキスト
今回、初級実践で使用したテキストは、できる日本語。
担当箇所
できる日本語 12課『病気・けが』のST3(スモール・トピック3)
『〜前に』
実施日
2023年9月3日(日)9:30〜
感想
30分の持ち時間のなかで、練習では時間が足らず、『どうしよう』という焦りがあったが、本番では時間が10分も余ってしまい、すぐに授業を終わらせるのではなく、余った時間を使って、有効活用すれば良かった点と
緊張しすぎて、学生から『もう少しスピードを落としたほうが良い』とアドバイスを頂き、自分の授業を振り返りながら感じるのは、色々とまだまだ経験の浅さが出た授業でした。
指摘された改善点
指摘された改善点は、多数あるため、今回は、そのなかでも共通して指摘されたことについて述べます。
・できる日本語の使い方
◎『言ってみよう』
◎状況イラスト・コマイラストの使い方
・目線
◎学生よりもパワポに視線が行きがち
・一方的
◎教師が先に言ってしまい、学生に言わせることが出来ていない。
・指示の出し方:学生が混乱
◎パワポに書かれているスライドと、教科書に書かれているものが違い、学生が『今、どこやっているの?』と混乱してしまうため、『教科書を閉じてください。パワーポイントを見てください。』のような明確な指示を出せていない。
・ポイントの強調
◎『ここ大事!』『ここ大切です!』などの何が重要なのかが明確に出来ていない
・目標文型
◎目標文型を言わせる形になってしまい、自分で考えさせることが出来ていない
・授業のスピードが速い
◎ゆっくり話しながら、学習者の理解を確認することが出来ていない
・修正
◎途中で間違えた際に、瞬時に修正できなかったこと
・余った時間の有効活用
◎10分余ったから終わりではなく、そこで復習を入れたり、余った時間で活動をするプランを立てておくことが出来ていない
・機能の説明が不十分
◎1時間前に
ご飯を食べる前に
食事の前に
『〜前に』でも、何が違うのか?という機能的な説明が不十分だったこと。
良かった点
・イラストを使いながら『10時は11時の1時間前』を説明できていたこと
・声が大きかったこと
自己評価
自分自身に100点満点で点数をつけるなら3点と言えるぐらい悲惨な形になってしまいましたが
この日を教訓に、一歩ずつ自分の日本語教師としての指導力を磨き、数年後に振り返った際に笑い話に出来るように、
ここから失敗を成長に生かしていきたいと思います。
次は、来年1月下旬から日本語教師養成講座として最後の壁、中上級の実践があるため、引き続き、日本語ボランティアを頑張りながら、チャレンジしていきます。
今日は以上です。
最後まで読んで頂き有難う御座いました。
今後とも宜しくお願いします。