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永遠のリハビリ12:推していた箱が急に無くなる日
バンド界隈では、急な解散はよくある。推していたバンドでいうと、SoundgardenはボーカルのChris Cornellの自死により、突然幕を閉じた。Linkin Parkも今年復活はしたが、Chester Beningtonの死により一旦終わりを告げた。お別れの猶予があったのはRushで、ドラムのNeal Peartの健康不安のため、フェアウェルツアーを行い45年のバンド生活に終止符を打った。最近の例でいうと、Aerosmithは昨年、フェアウェルツアーの最中にSteven Tylerが声帯を損傷し、残りの日程をキャンセルしたことで事実上の終了となった。
自分がベテランバンドを好んでいることもあり、今後もさよならを言わなければならない機会が増えてくるだろう。というか、私がおじさんになったら既にいないバンドの方が多いのだ。想像するのは寂しくなるが、いつかそのときを迎えてしまう。
前置きが長くなったが、これらのバンドの大抵は高齢やメンバーの死、健康不安による解散が多い。いわば"充実した活動を長年続け、計画的に/寿命的に終わりを迎える"のである。しかし、今回noteを書かなければならないという気持ちにさせられたグループは、様相が異なる。
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彼らである。旧ジャニーズ事務所のいわゆるジュニアと呼ばれる「未デビュー」のグループたち、HiHi Jets、美 少年、7MEN侍の3組が解散し、それぞれKEY TO LIT(キテレツと読む)、B&ZAI(バンザイと読む)、ACEesに分かれることになった。これは旧ジャニでも起こり得なかった(らしい)ことであり、大きな改革が行われたとファンの間では騒然となっている。
実は自分はにわかではあるがHiHi Jets推し・7MEN侍推しであった。YouTubeのジュニアちゃんねるでの2組の動画は欠かさず観ていたし、彼らのメジャーデビューへの動向は気になっていた。HiHiのガリさん(猪狩蒼弥)はバラエティでもよく見かけるようになっていたし、さっくん(佐久間龍斗)も近日公開の映画で主演を務めるなど、個々の活動が活発になっていて、昨年の優斗(高橋くん)脱退はあったもののそろそろデビューか?と思っていた矢先の出来事。久しぶりに個人的衝撃ニュース。
HiHi Jetsは男の自分からしても魅力的で、個性的で華のあるメンバーが揃っていた。だから隠れ箱推しをしていたのに、いきなりばらばらのグループに配属されてしまった。あの4人だから良かったのにという悲しみの感情が一日中頭の中にあって、仕事の間もずっと考えてしまっていた。。。
にわかの自分でさえ気持ちの整理がつかないのに、ライブに通うほどの3組のファンはどんな気持ちなんだろう。前触れもなく、いきなりグループがなくなり、別のメンバーと新グループ結成。理解が追いつかない。
若い彼らの新グループでの飛躍を願うのみである。