見出し画像

帰国子女の葛藤

前回のブログに4時間ほど費やしてしまったことを弊害に、勉強の時間を削ってしまいました。今、私の最優先事項は間違いなく苦戦している人類学のテスト勉強なのに本日もブログを先に取り掛かっています。

今後、できる限り継続して書いていくためにも時間を取らずにスラスラとかけること、あとは自分の思っていることを言語化する能力を上げていきたいと思っています。2回目にして何もしていないより絶対にためになると確信しています。タイピングの速さも変わってきたり、ワードチョイスなども洗練された文章に書くたびに近づいていけるといいなと思っております!

ということで今回のブログを書き終える目標は1時間!


感覚的英語の形成

5歳の記憶や思いであるかと言われたら覚えてることって、正直そこまでないですよね。僕は脳内であの頃を思い出して、映像として出てくる思い出がいくつかある程度です。

僕の家族に当時のことを聞くとみんな口を揃えて「苦労した。」と言います。特に言語の壁でしょう。僕の兄でいうと小学3年生、大体8歳あたり、姉でいうと小学6年生、大体11歳ぐらいで移り住みました。

ただそれでいうと、僕はそんなに苦労したという感覚がなくて、とにかく楽しかった思い出しかなかったんです。英語も最初はもちろん喋れないですし、何も聞き取れなかった。

でも数ヶ月ぐらいだったのかな、気づいたら喋ってたんですよ。いつのタイミングで何を掴んだかはわからない。ただ一つ言えることは見様見真似でとにかく聞こえた発音を覚えてその通りにやるということを意図的にではなく感覚的にやってたんです。

幼少期に異国に移り住んで違う言語に触れることの最大のメリットとも言っていいのが、発音だと思います。今ではアメリカでウーバーに乗っては一言二言交えるだけで、「君アメリカンかい?」と40%で聞かれます。

それは幸か不幸か、どうしても上がってしまうハードルに少し苦労しています。


帰国子女はつらいよ

発音がいいとは言っても、実は知っている単語の量は日本の大学生よりも少ないと自分で踏んでいます。それも日本に帰ったのも9歳で、アメリカの学校ではそろそろ難しい単語にも入ってくるような時期だったのです。

そんな僕は日本の市立小学校に転校するわけなんですが、そこから英語が嫌いになり、兄弟間でも英語を使っていたのにいつからか英語を一切使わなくなったのです。

これが帰国子女の一番辛いところだと思います。アメリカでは本当に楽しく過ごしていたし、学校も最高潮に楽しかった。全て一変して、逆に日本でカルチャーショックを受けたような感覚がありました。「英語喋ってみてよ。」とか、悪気はないんだろうけどたくさん言われました。当時の僕はそういうリクエストをどうにかして交わして生きてきたんです。

僕は日本の小学生は本能で生きていると思っていて、人と違うところを見つけ出してそれを話のネタにしたり馬鹿にしたりするのが好きな文化なのかなと考えさせられることもありました。もちろん全員がそうと言っているわけではありません。ある一定数、そういう人がいるよねっていう事です。人と違うことは悪いことじゃなくて立派な個性であると強く主張したい。



喋れた英語を8年間封印

結局そのままその文化的な風潮は高校まで続き、引き続き英語を封印していました。大学に入って休学をしたタイミングで、姉が通っていたアメリカの大学で行われる英語プログラムに参加しました。

そしたらまーびっくり、英語を喋れなくなってました。

それはそうですよね、8年間も封印してたらそうなりますわ。僕自身の感覚では「喋れるっしょ。」みたいな感じでいたんです。そしたら言葉が出てこなかったんです。あれは本当に不思議な感覚で今でも覚えてます。「あれ、こんなに喋れないんだっけ?前はあんなに喋れたのに…」という自問自答を繰り返してました。

ここまで責任転嫁をするようなことばっかり書いていますが、結局日本に帰ってきたタイミングからその後の環境の中で「英語を使いたくない。」という気持ちから英語を喋らない選択をしたのは自分自身ですので、今ではもったいない時間にしてしまったと後悔しています。

そんなこんなで今はこうして英語を利用して生活しているわけですが、取り戻すのは幼少期の経験と感覚もあってそこそこ早かったと思います。


若干脱線した気もするがまとめ

簡単に今回のブログをまとめると、多様性ってよく聞きますけど具体的な意味って何?とか、どういう行動が多様性を尊重しているのとかを教えていく、そしてそう言った個性を認め合える社会になればいいなと思うんです。見た目とかはもちろんのこと、日本社会に焦点を当てると考え方ですね。いろんな考え方があるはずなのに、答えがあるかのように誰かに押し付けられて、気づかないうちに失っていた感性が絶対にあるんです。

本当にデータ云々抜きにして書いてしまっているから僕自身が間違っていることももちろんあると思います。読者の皆様には温かくひとりの若造の意見としてこれからもお読み頂ければと思います。






いいなと思ったら応援しよう!