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週末さん歩 『菖蒲園』と『日本民家園』(川崎市)

皆様

こんにちは!
6月最初の日曜日、いかが御過ごしですか?

今週末は台風の影響で各地でえらいことになっておりましたが、皆様大丈夫でしたでしょうか?
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
後片付けなど大変と拝察しますが、どうかお疲れが出ませんように、、、。

さて、私め、今週は川崎市多摩区にある生田緑地にある、『菖蒲園』と『日本民家園』に行ってまいりました。
皆様には週末のひと時、少しでもホッコリしていただけましたら幸甚至極です。

アッシュ拝

先週のさん歩ではまだ開花していなかった花菖蒲ですが、今週、御見事に咲いておりました♪
遠景のみでお花のアップが無くて恐縮ですが、雰囲気だけでもお伝えできれば嬉しいです♪

菖蒲園から、屋根付き木橋を望む
菖蒲園の真ん中に架かる、良い感じの木造橋
花菖蒲の紫のグラデーション。これぞ「和」という感じ♪
木橋を額縁に見立てた景。風情がありますね♪
菖蒲園のすぐ脇を流れる小さな小さな清流と小道。
清流からは絶え間なく涼しげな水音が聞こえてきます。
全国の「苔ニスト(苔愛好家)」の方々へのサービスショット?
紫陽花も咲いておりましたよ♪

それでは、そろそろ菖蒲園を後にして民家園の方へ参りましょうか、、、

ああ、、、風が心地良い♪
『竹コプター』ではなくて、薄紅色の紅葉の種
涼風と共に杉の木立の間を抜けて、、、
今回は『民家園』の裏門(出口)から入場します。
清楚なユキノシタが出迎えてくれました♪

民家園には、日本各地から移築された県や国の重文指定の古民家23棟が小山に上手く配置されており、とても良く出来た見応えのあるテーマパークとなっています。
全部はとても紹介し切れませんので、個人的に印象に残ったものを順次見ていただこうと思います。
ではでは、レッツらゴー!!

『菅原家』

面白い形の高窓がある、菅原さんのお家

18世紀末に山形県に建てられた、「はっぽう」という面白い形の高窓がある御宅です。ここは内部も開放されていて、お家に上がらせて頂けてボランテイアの方からいろいろお話を聞くことができます♪
家族用のリビングダイニングから来客用の囲炉裏と座敷を望む
家族用の囲炉裏の真上に掛けられた木枠。長細いのは瓢箪

家族用の囲炉裏の上には四角い木枠が掛けられていて、囲炉裏の煙と熱で魚の干物や燻製を作ったりしたそうです。(なんて合理的♪)
これを下から撮るために、「失礼しまーす」と寝転んで、、、ボランティアさん達に失笑されてしまいました、、、f(^◇^;)
その節は、大変失礼しました🙇‍♀️

『清宮家』

黄土色の土壁が美しい
太い曲木を梁として上手く利用しています

こちらは17世紀後期に川崎市多摩区登戸に建てられた民家です。(ど地元ですやん!)
曲木の梁などの構造建材は、ほぼ当時のもの。木って本気ゴイスーですね。
日本家屋は風通しを良くするために、開口部が多いのが一般的だと思うのですが、こちらは居室部の3方が土壁で覆われた閉鎖的な作りが印象的です。

『太田家』

17世紀後期〜18世紀後期に茨城県笠間市に建てられたお家。
「分棟型」と呼ばれる様式だそうです。
出っ張った部分が「別棟」として建てられており、作業場や炊事場や厩として利用されていました。
寝起きする居室棟ときっちり分けられています。

順路に植わっていたコウゾ。みんな大好きな『諭吉』の原料の一つ

『広瀬家』

17世紀末に山形県甲州市に建てられたお家。
とにかく「軒」が物凄く低いのが特徴。
身長154㎝の私めでも「低っ!」と思うほど低いです(^◇^;)
どこか南方などの「ロングハウス」を思わせる、エキゾチックな雰囲気を感じます。

『山下家』

19世紀前期、岐阜県白川村に建てられた典型的な「合掌造り」の御宅。
今は、民家園の中でランチタイムのみ「お蕎麦屋さん」として営業されています。
お蕎麦、、、食べたかった、、、(お腹きゅん)

『山田家』

『野原家』

上の2棟は18世紀に富山県に建てられた「合掌造り」の御宅。
合掌造りと言っても地域によって微妙に違うようです。

『水車小屋』

19世紀長野県。みんな大好き「粉もん」も、これあらばこそ♪

『三澤家』

門と「式台」のある玄関

19世期中期、長野県伊那街道の宿場にあった「薬屋さん」。
石置きの板葺き屋根が印象的。
江戸時代に代々「組頭」(いわゆる『五人組』のリーダー)を務めた家柄ゆえに、武家屋敷のような「式台」(玄関に設けられた、籠を乗り降りする為の板敷のスペース)のある玄関と、門を構えることが許された由。

初夏を告げる花の一。ホタルブクロ
名残りのテイカカヅラ

『井岡家』

17世紀末〜18世紀初頭に奈良県の柳生街道沿いに建てられた、平屋の店舗兼住宅。「油屋さん」を営まれていたようですね。

ここらで、ちょいと小咄をおひとつ、、、

井岡さん家のお内儀、何やら朝からボンヤリしてる旦那さんに、ご立腹のご様子、、、

「ちょいと、お前様! この忙しいのに、何をボサッとなすってるんです!?(ムキー!)」
「何をって、、、そりゃあ、お前、決まってるじゃあないか」
「一体全体、なんですのさ!?」

「もちろん『油を売ってる』のさ」

お粗末!🙇‍♀️

『原家』

10畳もある何ともゴージャスな「アガリマ」。
(エントランスホールのようなもの?)から書院を望む
贅を尽くした書院
家族の居間

明治44年、神奈川県川崎市中原区。
完成までに22年を要したという、見るからにゴージャスな御宅です。
今の時代にこれほどの家を作ろうと思っても、まず無理でありましょう。

原家は江戸時代に興り、肥料問屋・材木商・銀行業などを始め手広く事業を営む一方で、多摩川の氾濫に悩まされた近隣の人々のためにたくさんの石橋を架けたことから、屋号を「石橋」と呼ばれ人々から親しまれた由。

おまけ

これは、最初に訪れた『菅原家』でボランティアの方に頂戴した、笹の葉で作られた「バッタ」です♪
どうです、この触角まで再現された見事な作り!(感動)
ボランティアの方々には、重ねて御礼申し上げます✨
感謝のLOVE!!✨

そんなこんなで
皆様には本日も最後までお付き合いくださいまして、誠に有難うございました。
来週が皆様にとって穏やかな良き一週間となりますように✨
いつの日も感謝の✨LOVE✨

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