おしゃ家にあこがれて
最近「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」というドラマを見ている。友達から、テレ東で、また攻めたやつやるってよ的なタレコミ。
うんうんうん、好きなにおい。
おしゃ部屋作りに挫折した自分
思えば、大学生になって東京で一人暮らしを始める時、かっこいい部屋にするんだ!と最初は意気込んでいたように思う。例えば洗濯物まわりなら、針金ハンガーとプラスチックのピンチハンガーや生活感のある洗濯ばさみはNGで、黒のハンガー(クリーニング屋でもらったものもあり。形できれば揃えたいけど実際バラバラ。謎ポイント)や銀色のピンチハンガー、無印の半透明な洗濯ばさみにした。ごみ箱は置かなかった。(これらは約一年前にルームシェアするようになるまで続いていた。)近くの100円ショップを知らなかったし、そもそも当初は100円ショップで揃えるという概念もなく、池袋の東急ハンズでいろいろ買い揃えた。CDラック、姿見、テーブル、机・・・。ほとんど今でも使っているし、そこそこいい買い物をしたとは思っているが、当時、「あれ、お金一瞬でなくなる」と思って、すぐアルバイトを探したのを覚えている。おまけに夏にはフジロックデビューのためザックやら長靴やらキャンプ道具一式買ったら10万くらいふっとんでた。なかなか破天荒でいいぞ当時の自分。
で、その時も小さな妥協は少しずつあった。お風呂の椅子と洗面器は、透明なアクリルのものがダントツにかっこよかったんだけど、どうしても高く感じてしまって、安めの白いやつにしてしまった。あとは、バーカウンターみたいな高めのテーブルとスツールを割と本気で検討してたんだけど確か金銭面でやめた気がする。※別にバータイムを演出する気はさらさらなく、単純にかっこいいと思ったから。大体の雑貨に関しては、後に比較的近くに100円ショップがあると知り、あれもこれもここで買えたなあ・・・と複雑な気持ちになる。
卵が先かみたいな感覚だけど、そもそも人を家に招くこともあまり好きではないと気付いてから、尚更インテリアにこだわることは減った。雑誌に載っているおしゃれ部屋を見れば見るほど、「素敵!・・・だけど自分にはこういうの向いてない・・・。まず財力がないし次に何が正解かわからない」ファッションやアートに興味があり、おしゃれ部屋は作れる!と思ってた私なのにできない。今思えば過剰な自己評価は長引く中二病の症状かなと思うんだけど、おしゃれへの敗北である。セルフネグレクト傾向があり、共用部の整理整頓にはこだわるくせに自分の部屋はなかなか片付けられないことも後に知る。ちなみに上京時の反動か、最近100円が楽しくてしょうがない。パラダイス。おしゃ子を語る上でとても褒められた行動ではないが。
あと、ずっと人より服が多い自覚はあるんだけど、服はインテリアや家具に比べると購入のハードルが低いからそれも納得。さすがにテーブル三つも置こうと思わないけど、服だったら、違う自分を演出するために気軽に買えちゃう。物が増えるとは言え、家具に比べるとたかが知れている。最近のミニマリストおしゃれさんはこのへんがうまいんだろうなーと思いながら、やっぱり定期的に出番のない服を買ってしまう。素敵な絵を見ても、家具を見ても、だいたい素敵~!で終わるのに、服だと手に入れたくなってしまう怖さ。・・・服の話になってきたので時を戻そう。
おしゃ子の名ツッコミたち
ネタばれあるよ!
さておしゃ子さん、たとえばドラマ第1話に出てくるような、わかりやすいモテ(意識)部屋にツッコむくらいならまだかわいいが、無印にまで物申してしまうんだからかっこいい。禁忌じゃん。あとで原作者の家の写真みたらおしゃれエリートで納得。レジーナクリニックのCMも今までとは違って見える。
・レコードだけアナログにこだわる輩のおしゃクイズ・・・これはもう、ほんとそれ。ファッションアナログレコード野郎には重税を課していいんでは
・ルームフレグランス・・・昔、「お香」って言ったら「ルームフレ・・グラ・・ンス(甘噛み)だよ!」って言ってたやついたな
・サスティナボーサスティナボー・・・最近もう聞き飽きた。全然サステインしてほしくない
・TOKIOのリーダーに謝れ・・・㈱TOKIOできるみたいですしね、農業有識者ポジションですしね、さかなクンと組んでほしいですね(何で
・ブラウンライスのTKG・・・個人的にはそんなにTKGの良さがわからないのでより突っ込みたくなった
あと、ちょいちょい出てくるメンズのモノローグもリアルで笑えるし、あのちっちゃい鞄にマイスリッパはすごいなとか東京R不動産ほんとにあるし「やりすぎ!」ってカテゴリ自分らで作ってるしビーサン履いてもサードウェーブ系に見えてたし・・・!
見てないとなんのこっちゃだと思うけど、とにかく気持ちがよい。男性の同僚に紹介したので、どこかしら当てはまってグサッときてるんじゃないかと思う。