オリジナル刺繍サービスのススメ
ファッションやものづくりが好きな人なら一度は憧れたことがあるのではないかと思う、オリジナルグッズ。
私もその一人で、着たい服、欲しいバッグがなければないなら作ってしまえばいいじゃない、と思う反面、技術や根気、財力が伴わない。
とはいえ今は便利な世の中で、既存グッズのアレンジくらいなら、気軽にできる。今回はその体験談。
刺繍について思っていたこと
刺繍という技法について、めちゃくちゃ思い入れがあるかと言うとそうではないが、Tシャツのワンポイントでプリントと刺繍があったら刺繍を選びたいなって思うし、刺繍が得意な人が身近にいたりして、可能性の無限大さはすごいなと思っていた。(語彙力)
思い返すと、シンプルなポーチやTシャツに既存の刺繍アップリケをつけてワンポイントにすることがたま~にあった。ファンシー、カントリーな雰囲気じゃなくてポップな感じで。
刺繍、好きか嫌いかといわれると好きだ。いや、なんかでもあんまりうまく言えないんだけど、好きな刺繍とそうじゃない刺繍がある。
たとえば、実家のミシンに刺繍図案は少しあったけど、人畜無害な感じのうさぎとか、カリグラフィーの過ぎたアルファベットとか、試し縫いでしか使ったことないラインとかばっかりで、正直あまりテンションがあがるものではなかった。
オリジナル刺繍①
かなり前(調べたら2013年?)のアメトーーク!。博多華丸大吉の大吉先生が、コンピュータミシンで好きなキャラクターのワンポイント刺繍をポロシャツに施しているというではないか。
さっきの実家ミシンは良くも悪くも「ザ・ハンドメイド」感が出ちゃうけど、大吉先生の紹介しているミシンは、うまく使えば既製品顔負け。めっちゃいい!データさえあれば好きなキャラのグッズ色々作れるじゃん!私もミシン欲しい!!となった。
・・・結構本気で悩んだと思うが、自分の性格上、割とすぐ使わなくなってしまうような気がして、思いとどまった。バリエーションやクオリティを求めるなら当然ミシンの価格も上がり、持ち腐れたらもったいないなと思ってしまった。
けど、なんか刺繍してみたい欲が収まらず調べたら、靴下屋にオリジナル刺繍をしてくれるサービスがあると知る。早速頼むことにした。
いざ靴下屋
そんなにお高くもなく、難しくもなく、フラッと手描きの絵を持っていったらあとは受け取り時に行くだけで、かなりお手軽だった。仕上がりも大満足。
今は閉店した吉祥寺店で、これも8年以上前なので、今は同様のサービスがあるのか不明(探したけど新しめの情報見つからず)。店舗にお問い合わせが確実。少なくとも決まった図案やアルファベットを刺繍するサービスは現役。オンラインでオーダーもできるのでハードル低い~
オリジナル刺繍②
そんなオリジナル刺繍体験を経て、いつかまたやりたいな~と思いつつ、時は流れる。以前たまに行っていた新宿のユニクロにMy UNIQLOというサービスができたのを知っていて、気になってはいた。ただ、気になったまま時は流れる。笑
2年位前今の家に引っ越したのだが、現在の生活圏内に取り扱い店舗があることがわかり、刺繍したい欲がよみがえってきた。よし、今度こそやってみよう。ここで、他店も比較してみる。
無印良品
これはもうメジャーですかね。アイテムの幅が広い。
シシュウブギウギ
雰囲気がすごく好き。ユニクロや無印、靴下屋だと刺繍される側の製品が自社製品に限られるのに対し、そんなことはない。屋号にシシュウとあるくらいなので、こだわり抜いたらクオリティの高いものができそう。いつか利用してみたい。
といっても、オリジナルブランドのデザインが軒並み良くて、これよっぽどスゴいやつじゃないと頼みづらいな、感もある。ちなみに割と欲しくて悩んでるうちに売り切れちまったのがこちら。超クールだろ?笑
今回はバッグにワンポイント刺繍、手描きイラスト、大量ではなく一点というところで、結局料金が分かりやすくてリーズナブルなユニクロに頼むことにした。
下絵準備
まず、相談がてら手描きイラストを持って行ったのだが、イラストをスキャンしたあとに刺繍データを一緒に見て、ここをもっと太く、とか、このガタガタ修正して、とかはできないらしい。まあそりゃそうか。持って行った絵じゃ残念なことになりそうで、これはやり直しだな、とその時は退散した。・・・これが約1年前の話。
絵を描くのは好きだけど、ちゃんとした絵は描けない。鉛筆orシャープペンシルでの落書きか、マッキーの太い方の、使い始めてからしばらく経ったくらいの太さ(伝われ~。おろしたては細すぎ)とか筆ペンとかで太めの線でつくる準落書きが好き。
色塗りは苦手。デジタルお絵描きも、ペイントは使い方なら知ってるけど(これも落書きレベルだが、子どもの頃マウスで器用に描いていた時期はある。)イラレやフォトショ、あるいは類似のソフトを覚えてみたいな~と思いつつフィルターの概念が苦手で手を出したことはなかった。
でも、紙でゆるいイラストとして見れば許容できる線のにじみとかつぶれ、大きいものならまだマシかもしれないが、私の持って行ったサイズだと、とても刺繍にはできそうにない。実は持って行ったものも、何度も何度も描いてできた一番かわいいものだったので少し心が折れそうになったのだが、せっかくだったらちゃんと作りたい。
そっか太いラインは厳しいよな~でも、鉛筆でも線何色にする問題あるよな~面だけであらわすのむずいなー下書きして線消す奴?うーん・・・となって、タブレットのお絵描きアプリにチャレンジすることにした。
そのままたまにトライしつつなかなか重い腰があがらない日々が続き、シンプルな絵で、正味そんなにかかってないのに、下絵が出来上がるまでに約1年かかってしまった。笑
満を持して
前回の靴下から8年、今回の構想から1年、寝かしに寝かして先月やっとユニクロへ。
頼んでからは割と早かった。びっくりしたのが、試し刺繍の確認をした翌日の夜にはバッグに刺繍をしてもらえた。
丁寧に対応してもらい、思っていたより時間もお金もかからず、世界に一つだけのかわいいサコッシュができあがった。
一度作った刺繍データはまた使えるので、他のグッズも作ってみようかな~とワクワクしている。
私はオリジナルイラストでやってみたけど、予めあるデザインだともっと安く気軽にできるし、ギフトにもおすすめ。オリジナル刺繍サービス、どうでしょう。
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