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クマ形土製品がとにかくかわいいー花巻市石鳥谷歴史民俗資料館[JOMOSEUM]

花巻市の北部、旧石鳥谷町の郷土資料館に当たるのが石鳥谷歴史民俗資料館です。旧石鳥谷町のいわゆる民俗資料館です。縄文の展示はそれなりに充実していて、入ってすぐに巨大な遮光器土偶のオブジェがあったりします。

なんと言っても目玉は、中空のクマ形土製品。珍しいのもそうですが、非常に丁寧に作られていて、愛嬌のある可愛さがとても目を引きます。月の輪がくっきり表現されているのも面白いです。

文様でいうと、4本の足が3本線で背中を通して繋げられて円を描いているのもなにか意味があるのではないかと思わされます。

このクマ以外の展示は大木式や大洞式の土器があったり、土偶の一部があったり、石棒があったりという感じ。あまり数は多くないので、合併後に花巻市の博物館総合文化財センターに移されたのかもしれません。

朱が残っている異形土器も目を引きます。何かの植物のようにも見えます。

縄文とは関係ないですが、石鳥谷は南部杜氏の発祥の地らしく、日本酒関係の展示も充実していました。そちらがお好きな方もぜひ。

石鳥谷歴史民俗資料館HP
住所:花巻市石鳥谷町中寺林第7地割7番地1
開館時間:8時30分~16時30分(年末年始休館)
入館料:250円
撮影:可
アクセス:石鳥谷駅から徒歩約20分。

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