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大形石棒と顔面把手、多摩川のハケを味わうーくにたち郷土文化館[JOMOSEUM]

立川市と国分寺市に挟まれた国立市は、多摩川左岸の河岸段丘を要し、縄文時代にも多く人々が住んでいたであろう地域。多摩川左岸は上流から、昭島市、立川市、国立市と並んでいて、どこも豊かな縄文文化が感じられます。

その国立市の歴史資料が展示されているのが、くにたち郷土文化館。縄文の遺物もかなりありますが、展示室内の撮影は禁止なので、画像は「ポケット学芸員」というアプリのスクリーンショットでお届けします。

なんと言っても目玉は国指定重要文化財の大形石棒、4本もの1メートルを超える見事な石棒がほぼ完全な状態で並べ置かれた状態で出土したといいます。

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もう一つの目玉は顔面把手付土器。顔面把手といえば山梨や長野のものが知られていますが、同じくらい見事な土器がこちらでも出土しています。ただ、この土器は顔が外を向いていてそこが違っています。

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その他にもそれなりの数の土器や土偶があり、特に土器は興味深いものがいくつかあって、縄文時代の多摩川流域と中部高地との交流に思いを馳せることができたりします。

昭島、立川と一緒に巡ってみるとこの地域の特徴が見えてくるのではないでしょうか。

くにたち郷土文化館HP
住所:国立市谷保6231
開館時間:9時~17時(第2・第4木曜休館)
入館料:無料
撮影:不可
アクセス:矢川駅から徒歩10分、または国立駅からバスで約15分、くにたち郷土文化館から徒歩2分。

縄文の遺物が見られる博物館・郷土資料館情報はこちら


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