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土偶もたそがれる東北縄文文化の交差点ー遠野まちなか・ドキ・土器館[JOMOSEUM]

遠野物語で有名な岩手県遠野市は、三陸海岸と北上川流域の平野部に挟まれた山間にあります。遠野市の中心部は猿ヶ石川と早瀬川が合流する盆地にあり、ここに遠野市立博物館と遠野まちなか・ドキ・土器館があります。

遠野まちなか・ドキ・土器館は、地域活性化施設として整備され、展示ギャラリー兼交流サロンになっています。展示ギャラリーでは考古資料を中心に展示していて、ほぼ縄文です。行ったときは企画展をやっていたので、展示内容は少し違うかもしれません。

目玉は「たそがれ土偶」、しゃがむ土偶の一種ですが、首を傾げた表情などからその名がつけられました。

これ以外にも土偶があったり

土器も色々あります。大木式のバリエーションが豊富でしょうか。企画展のため面白いキャプションが付いていますがお気になさらず。

大雑把に東北文化圏の特徴を備えている印象ですが、東北の中でも文化的なグラデーションがあり、遠野は北と南の文化、海と山の文化の交差点なのかもしれないという印象を受けました。もっと細かく変化を追えれば面白いんでしょうねぇ。

近くに遠野市立博物館もありますが、縄文の遺物を見るなら、こちらのほうがおすすめです。

遠野まちなか・ドキ・土器館HP
住所:遠野市新町5-3 
開館時間:10時~16時(月曜休館)
入館料:無料
撮影:可
アクセス:遠野駅から徒歩約10分。

縄文の遺物が見られる博物館・郷土資料館情報はこちら


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