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立川崖線から出土した美しい勝坂式土器たちー昭島市郷土資料室・郷土資料展示室
新型コロナウイルスの影響でなかなか博物館に行けない日々が続いていましたが、7月くらいから近場の博物館にちょこちょこ行くようになったので、博物館の情報を更新していきたいと思います。
今回は、昭島市の郷土資料室。昭島市は立川の西隣で、多摩川沿いなので、縄文時代の遺跡もたくさんあります。郷土資料室はアキシマエンシスという2020年3月オープンの施設にあります。
国際協力教養文化棟の図書館内に「郷土資料室」があり、隣の校舎棟に「郷土資料展示室」というのがあります。
郷土資料室の方は目玉の歴史資料を展示するスペースで化石が発見されたアキシマクジラがメインですが、縄文土器を展示するコーナーも有り、選びぬかれた5点が展示されていました。4つが中期の勝坂式で、1つが後期の称名寺式、どれも目を引く造形のものでした。
この郷土資料室でお願いすると校舎棟の方に案内してもらえます。こちらは3室あって2つが民俗資料、1つが旧石器から縄文の資料です。
土器は中期の勝坂式が圧倒的に多く、山梨方面とのつながりを感じます。それでも早期や後期のものもあり、多摩丘陵で暮らした縄文の人たちの生活が伝わってくるようです。
蛇の装飾や顔面把手もあり、土偶も少しありました。
資料展示室であまりに熱心に土器を見ていたせいか、職員さんが「別な場所にも土器がある」と教えてくれて、見せてもらえました。ずっとあるのか一時的なものかはわかりませんが、聞けば見せてもらえるかもしれません。
20点くらいあったでしょうか。文様が独特で面白かったです。
中央線から青梅線沿線は国分寺崖線や立川崖線沿いにたくさんの縄文遺跡があり、遺物もたくさん出土しています。小金井、国分寺、国立、立川、昭島あたりをまとめてみると面白いかもしれませんね。
昭島市郷土資料室・郷土資料展示室(HP)
住所:昭島市つつじが丘3-3-15 アキシマエンシス内
開館時間:郷土資料室:10時~20時(月曜休館、土日祝は18時まで)
郷土資料展示室:10時~17時(月曜休館)
入館料:無料
撮影:可
アクセス:青梅線中神駅から徒歩約9分、昭島駅から徒歩約11分。
縄文の遺物が見られる博物館・郷土資料館情報はこちら
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