縄文展示は控えめだけど井の頭池は縄文時代からあった?ー武蔵野ふるさと歴史館[JOMOSEUM]
武蔵野市といえば若者に人気の吉祥寺を擁する住宅地で、隣接する西東京市や小金井市、三鷹市を見ると、縄文の遺跡もありそうなのですが、意外と少なく、井の頭公園にある井の頭池付近以外ではほとんど見つかっていないようです。
ただこの井の頭池遺跡群では、旧石器から縄文後期まで幅広く遺物が見つかっているようで、ふるさと歴史館にはこちらの遺物が、数は少ないですが、展示されています。
旧石器時代の石鏃や磨製石斧の質の高さがうかがえます。
土器は、加曽利E式、勝坂式、注口土器の3つがありました、こちらは加曽利E。
井の頭池は湧水池で、縄文時代にもおそらくそうであったと推測できます。なので、周りにも人が住んでいただろうし、掘ったらもっと出てきそう…と思いつつ、こればっかりは調査の機会次第なのでなんともいえず、いまも地中に眠っているであろう縄文人の痕跡に思いを馳せるばかりでした。
武蔵野ふるさと歴史館(HP)
住所:武蔵野市境5-15-5
開館時間:9時30分~17時(金曜、祝日、年末年始休館)
入館料:無料
撮影:可
アクセス:武蔵境駅から徒歩約12分。
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