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リンちゃんが代行権限剥奪されたのが納得いかない

 みなさん、こんにちは。ブルーアーカイブ最終編楽しんでいますか。私はめちゃくちゃ楽しんでいます。
 ただ、最終編のストーリーを読んでいて、少し気になった場所があるので、ちょっとだけ文字を書こうと思います。文字を紡ぐことで、自分の頭も整理されるので・・・。

リンちゃんの代行剥奪理由って妥当なの?

 最終編1章6話にて、全学校の代表を連邦生徒会に招集しようとしたリンちゃんですが、財務室長のアオイによって、リンちゃんが代行として行った行動の不審点を挙げられてしまいます。「代行」の権限を振りかざし、度を超えた活動を行っていると・・・。

最終編1章6話
最終編1章6話

ここで挙げられているリンの不審点は以下の3つ

  • サンクトゥムタワーの行政権の喪失

  • SRT特殊学園の閉鎖の決定

  • 「シャーレ」という正体不明の組織の認可

ん?でも、これって全部リンちゃんの責任じゃないよね?ちょっとストーリーを再確認してみます。

サンクトゥムタワーの行政権の喪失

 これは、プロローグで語られた件ですね。

プロローグ1話

「サンクトゥムタワーの行政権の喪失」の原因はサンクトゥムタワーの最終管理者が居なくなったためです。では、サンクトゥムタワーの最終管理者は誰だったでしょうか。

プロローグ1話

もちろん、連邦生徒会長です。「サンクトゥムタワーの行政権の喪失」の原因は「連邦生徒会長が行方不明になったこと」であるのに、一行政官であるリンちゃんの行動不審点として挙げられるのは不適切ではないでしょうか。
 担当者が不在になったときに円滑に行政を行うためのリスクヘッジとして、次点のサンクトゥムタワーの行政権を誰かに付与しておくべきだったのでは?という意見もあると思いますが、シッテムの箱は先生以外に起動できないという説明もあったように、行政権の委譲は出来ないのではないでしょうか。いえば、本責任の所在は、連邦生徒会長自身もしくは連邦生徒会全体ということに落ち着くと考えています。決してリンちゃんの責任はでないです。ましてや、不審点もありません。

SRT特殊学園の閉鎖の決定

 これはカルバノグの兎編で語られた件ですね。

1章4話 別側面の事情

SRT特殊学園は連邦生徒会長の責任で自由に動く権限が与えられていました。

1章4話 別側面の事情
1章4話 別側面の事情
1章4話 別側面の事情

だからこそ、連邦生徒会長が居なくなった今、SRT特殊学園の行動責任をとれる者がおらず、存在価値を失ってしまったのです。
もし、この状態のままであれば、SRT特殊学園はとりあえずは無害な学園であるとして、閉鎖する必要はなかったかもしれません。実際、この時点での連邦生徒会の会議では、SRT特殊学園の存続を提唱する声もありました。

1章4話 別側面の事情

ただ、この後、SRT特殊学園は、連邦生徒会に対してあまりにも大きな危害を加えたのです。

1章4話 別側面の事情1章4話 別側面の事情
1章4話 別側面の事情
1章4話 別側面の事情
1章4話 別側面の事情

このキヴォトスの世界観は、銃で撃たれただけではイタッで済む程度のやべー世界です。そのような世界観で、生徒に入院するレベルの怪我を追わせる武闘派学園が野放しになっており、誰も責任を取ることが出来ないという状況は学園閉鎖の十分な理由になるのでしょう。

それでも、この時点でリンちゃんはSRT特殊学園を存続させる為の努力を行っていました。

1章4話 別側面の事情

しかし・・・

1章4話 別側面の事情
1章4話 別側面の事情

SRT特殊学園の他の部活動もまた、連邦生徒会に楯突いてしまい、それによって連邦生徒会の信頼を大きく失ってしまいました。

ここで整理すべきは以下の2点です。

  • SRT特殊学園の存続については、連邦生徒会の会議にて議論されており、リンちゃんの独断で決定した訳では無い

  • SRT特殊学園は、連邦生徒会によって閉鎖される十分な理由を持っていた

上記2点から、SRT特殊学園の閉鎖は連邦生徒会としての結論であり、リンちゃんが独断で不審にSRT特殊学園の閉鎖を行ったことではないのは明らかです。つまり、この件についてもリンちゃんには不審点はありません
 何故、SRT特殊学園は連邦生徒会の行動を嗅ぎつけたのか、そして、何故、連邦生徒会に銃を向けたのか。そのあたりはカヤが色々暗躍していたのだと思いますが、カルバノグの兎編2章などで明かされるのでしょう。

「シャーレ」という正体不明の組織の認可

 これもプロローグの話ですね。

プロローグ1話
プロローグ1話
プロローグ1話
プロローグ1話

この話でも分かるように「シャーレ」は連邦生徒会長の立ち上げた組織です。分かりやすくすると以下のような流れになると思います。

  1. 連邦生徒会長が「シャーレ」を考案し、「先生」をキヴォトスに呼ぶ。

  2. 連邦生徒会長が「シャーレ」の認可依頼をリンちゃんに依頼する。

  3. 連邦生徒会長が行方不明になる。

  4. 「先生」が着任し、リンちゃんにより「シャーレ」が認可される。

ここで思い出してほしいのは、アオイのこの発言です。

最終編1章6話

前後を端折っており分かりづらいですが、つまりは、こういうことです。
「リンちゃんが勝手に決めたのなら問題だけど、連邦生徒会長が決定したのであれば、問題ない。」

この理論で行くと、「シャーレ」を考案・執行したのは連邦生徒会長なので、何の問題もないですよね。言ってしまえば、リンちゃんは承認のハンコ押しただけなので。

結論

 アオイがリンちゃんの不審点を3点上げましたが、どれもリンちゃんの不審点というにはあまりにも的外れな内容でしかありません。
 何故こんな理由でリンちゃんは代行権限を剥奪されてしまったのか。連邦生徒会には、カヤ以外にもキナ臭い何かがあるということなのでしょうか。そして、それはこの最終編のどこかで語られるのでしょうか。