タルタリアを殺せ
この記事は原神のネタバレを含みます。
スネージナヤの愚人衆の第十一位である「公子」タルタリアがプレイアブルキャラクターとして実装されました。
個人的に、タルタリアの実装は全く納得できないので、駄文を弾かせて頂きます。検索避けと、私の信条として「名前を間違えるという行為が最も失礼な行為」だと考えているのでタルタリアと記載しています。
なんであんな極悪人が実装されるの?
まずは、彼が璃月で何をやろうとしたかを記載します。
岩神の亡骸から「神の心」を強奪する。
「神の心」を持っていると疑わしき人物(主人公)を本気で殺しにかかる。
岩神を出現させるために、璃月の全市民を危険に晒す。
1.岩神の亡骸から「神の心」を強奪する。
公子は主人公達や鍾離先生の会話の中から、璃月七星が隠した岩神の亡骸を推理し、亡骸が保管されている黄金屋にて、「神の心」を強奪しようとします。他国の神の亡骸を漁るという、他国への敬意の欠片も無い下卑た行為だと考えます。
2.「神の心」を持っていると疑わしき人物(主人公)を本気で殺しにかかる。
黄金屋の亡骸に「神の心」が存在しないとなると、疑わしい人物である主人公に対して、全ての力を開放して襲いかかります。プレイヤーの中には実際に殺されてしまった人もいるように、本気の殺意をぶつけてきています。ストーリーの進行として、主人公は公子の戦闘時間を耐え抜きましたが、勘違いとは言え、憶測で自分を殺しにかかる人間を信頼するのは、普通の感性を持っていればできないと思います。ちなみに、ここで公子が間違った推理で行動した、というのは重要なポイントです。
3.岩神を出現させるために、璃月の全市民を危険に晒す。
戦闘不能になった公子は、魔神オセロの封印を解除する愚行を行いました。あの岩神を持ってさえ海中に封印することしかできなかった魔神を、璃月の市民(滞在中のファデュイを含む)が皆殺しにされる危険性を認識しながら、復活させるのです。もし、あなたが璃月出身のキャラクターを使っているならば、タルタリアにとって彼らは死んでもいい塵芥も同然なのです。
大事なのは、何を経験したかではなく、その経験をどう理解したかだ。
3はともかく、1や2をやったからタルタリアを実装してほしくないと言っているのではありません。
何も反省していないし、何も学んでいない。
なんだこいつは?旅人を殺そうとして、璃月全市民を殺そうとして、公子はその結果から何も学んでいない。みなさんには思い出してほしい。2で公子は「自分勝手に推理し間違った推理で行動」していました。その直後、3で全く同じ「自分勝手に推理し間違った推理で行動」をしているのです。たまたまストーリー上では2の推理が間違っていて3の推理が正答していたから何事もなく終わったものの、3の推理も間違っていた場合、つまり本当に岩神が死んでいた場合のことが全く考えられていないのです。今後も彼はこのエゴイズムと浅慮な思い込みで、璃月を不安に落とし込むと思うと不安で夜も眠れません。
行った悪事に対して罰が軽すぎる。
ストーリーを進めながら、私はこう考えていました。「流石に璃月全土を危険に晒して、岩神への不敬を働いたこのタルタリアとかいう男、市中引き回しの刑にあった後、四肢をもがれて、市民から石を投げつけられるのだろう」。しかし、実際は何も罰も無く、北国銀行に出入りする姿を確認できます。さすがにおかしいだろ。何も反省していない何も学んでいない極悪人が何の罰も受けずに璃月でまだ企みを行っている。送仙儀式の最中に魔神オセロを呼び起こしたのは公子であると噂している民がいたように、彼らも誰が悪事を働いていたかよく分かっているのです。なのに、璃月七星も岩神も誰もファデュイに手を出せない。挙句の果てに、運営さえも公子をプレイアブルキャラクターとして実装させている。どれだけの国力を持っているんだ、スネージナヤ。
最後に。
どうか、どうか思い出してほしい。愚人衆がこれまでに行った非道の数々を。かつてモンドに厄災を落とした博士、旅人の友達である風神バルバトスを腹を蹴り無理やり「神の心」を強奪した淑女、璃月全土が破壊されるような危険を持ち込んだ公子。愚人衆は他の国でも同じように悪事を働いているはずです。絶対に彼らは許しちゃいけない。全員皆殺しにしなきゃいけない。なのに、旅人の立場ではどうしてもそんなことができない・・・。外交で街にいるファデュイを殺してしまうと、旅人が行ったことがない国でファデュイ達が旅人の噂を広め、誰も旅人に協力してくれない、もしくは、国にさえ入国させてくれない、ことになるかもしれない。
最後には絶対に全てのファトゥスを八つ裂きにする心を燃やしながら、今は耐え忍ぶしかないのである。