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神々しさを感じる自然と建造物。知る人ぞ知るみどり市の穴場スポット

■絶景とスリルを味わえる「けさかけ橋」
 
群馬県の東部に位置するみどり市には、自然と歴史が生み出した神秘的なスポットがたくさんあります。全国でも珍しい階段状の吊り橋「けさかけ橋」もその一つ。駐車場から10分ほど遊歩道を歩くと、小さなトンネルを抜けた先に真っ赤な橋が現れます。油断すると滑り落ちてしまいそうな急傾斜で、最大傾斜はなんと44%。揺れは少ないですが、スリル満点です。渡りきった先には展望台があり、最大落差96mと群馬県最大級の大きさを誇る「小中大滝(こなかおおたき)」の姿を望むことができます。 

■生命力溢れる樹齢500年の巨木「シャロムの木」
 
渡良瀬渓谷の奥地に、「シャロムの樹」と呼ばれる関東屈指の巨大なカツラの樹がそびえ立っています。樹齢は推定約500年。高さ約40m、幹周りは10m以上あり、周囲の木々とは一線を画す圧倒的な存在感を放っています。何本もの支幹が根元で一つにつながり、大地にしっかりと根を張る立ち姿は荘厳で神秘的。自然渓流の管理釣り場として人気の「シャロムの森」の山林内にあり、入り口から山道を40分程歩いたところに立っています。私有林のため訪問する場合は事前に予約を。 

■数々の伝説が残る巨岩「坂東太郎岩」
 
渡良瀬川沿いに鎮座する巨大な御影石「坂東太郎岩」。高さ14m、幅24mもあり、「人間に姿を変えて伊勢参りに出かけた」「年々上流に上っている」など数々の伝説が残っています。国道122号からは見ることができず、辿り着くまでには険しい山の斜面を下り、足場の悪い河原を歩く必要があります(要予約)。安全のため、観光ガイド付きの見学がおすすめ。お問い合わせはみどり市産業観光部観光課まで。 

■国鉄足尾線の面影を残す「琴平トンネル」
 
「琴平トンネル」は旧国鉄足尾線で利用されていた廃線トンネル。1973年に草木ダムの建設に伴って廃線となり、現在は遊歩道として整備されています。線路は撤去されていますが、長さ59mのトンネル内には蒸気機関車の黒い煤の跡があり、現役時代の面影を残しています。トンネルの北側口にある断崖を支える高さ30mの石積みも必見。トンネルを抜けると草木ダムまで遊歩道が続き、渡良瀬川にかかる「わらべ橋」からは、渓谷の絶景が楽しめます。

問い合わせ先
みどり市産業観光部観光課
0277-76-1270


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