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【実践マーケティング勉強会】有料イベント(Voicyフェス '23)のチケットを売るには?
先月に実践された「マーケティング提案を立案しよう!全2回」で学んだことを活かすため迷いなく勉強会に参加することを決めました。
今回は考える期間が約3週間(前回は4日間)あったため、前回の振り返りと現状分析に時間を充てましたが、余裕があった分時間を掛けすぎてしまいました汗
目標
Voicy FES ’23の参加者10,000人
前提条件
開催期間:2023年10月25日(水) 〜 27日(金)
開催時間:各日14時〜22時(予定)
コンセプト:「聴くから変わる人生がある。」
チケット料金:3,900円(税込)※2ステージ合わせて
(参考)過去のフェス情報
Voicy FES ’22
開催期間:2022年10月27日(金)~29日(土)
開催時間:各日14時〜22時台
コンセプト:「世界を変える、声の祭典」
チケット料金:3,800円(税込)※2ステージ合わせて
出演者:74名
対談数:61
参加者:7,600人
Voicy FES ’21
開催期間:2021年10月27日(水)〜31日(日)
開催時間:19:00〜23:00
コンセプト:「世界を変える、声の祭典」
チケット料金:STAGE A/B(アーカイブ) 各1,500円(税込)
出演者:70名以上
対談数:50以上
参加者:6,600人
制約条件
・Voicyの登録とチケット購入が必要
・開催形式:生放送・アーカイブ放送
(アーカイブ放送は2023年11月末日まで)
・先行販売特典
[第一弾]出演リクエスト投票権つき!チケット先行販売【9月8日(金) 20:00まで】
[第二弾]Voicyフェス オリジナルポスターデータつき!【9月25日(月) 20:00まで】
[第三弾]???
現状と課題
現状
・会員数180万人
・会員MAU30万人
・9月15日(金)時点 参加者:2,500人(目標達成率25%)
課題
既に2,500人の参加者と昨年、一昨年の実績から合計7,000人の申し込みは見込めると仮定したら、残り3,000人の購入者を獲得するための施策を考えました。
ターゲット
メインはVoicy登録済ユーザー
既に登録しているということは参加しやすい環境である。
ただし、状況が異なるためターゲットは細かくする。
プレミアム放送に登録しているパーソナリティがVoicyフェスで対談するユーザー
課金に対して金額的ハードルを感じているユーザー
フォローしているパーソナリティがVoicyフェスに参加しないユーザー
課金したことはあるが利用頻度が低いユーザー
施策案
施策案を「縦軸:効果の大小」「横軸:時間の長短」で考えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1695256288182-5Vb0ia1Nyt.jpg?width=1200)
施策の優先順位
次に
「縦軸:ユーザーのVoicy課金経験」「横軸:ユーザーのVoicy利用頻度」の2×2マトリクスで施策の優先順位付けしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1695306923257-vzbhpNBNqY.jpg?width=1200)
優先順位は施策を実行するまでの時間が短いであろう順番で考えました
優先順位①
(狙い)プレミアム放送に登録しているパーソナリティがVoicyフェスで対談するも、「何かしらの要因でVoicyフェスの購入に至らないユーザー」の獲得
(施策)⇒「昨年、一昨年に対談したパーソナリティ限定」過去のフェス音声をプレミアムリスナーのみ限定で無料配信
【ロイヤルユーザーに価値を感じてもらう施策】
優先順位②
(狙い)フォローしているパーソナリティがVoicyフェスで対談するも、「課金のハードルがあり購入に至らないユーザー」の獲得
(施策)⇒Voicyフェス’22の「厳選対談5本」をお手頃価格(200円程度)で販売[※200円÷5=1対談あたり40円][3,800円÷61対談=約63円より下げる]
【課金ハードルを下げつつ、価値を感じてもらう】
▼厳選対談5本の候補
※9月21日時点で対談が決定しているフォロワーが多いパーソナリティがターゲット
※Voicy施策で1日限定無料配信されていた放送もあるが価値が高いと考える
・竹中平蔵&oishi haru(尾石晴)|次の世代に何を残すか
・後藤達也&DJ Nobby|個人経済メディアがくる!
・大河内薫&伊藤羊一|私たちで世界を変える
・Madoka Sawa&プチプラのあや|挫折をどう乗り越えたか
・MB&箕輪厚介|これから来る人おわる人
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![](https://assets.st-note.com/img/1695306742082-pESTg215Fy.png?width=1200)
優先順位③
(狙い)初めてフェスに出るパーソナリティの「応援ユーザー」の獲得
(施策)⇒フェス経験者の先輩との対談を10月中旬までに実施してフォロワーへリーチ
![](https://assets.st-note.com/img/1695306072076-8DkksNQRRv.png?width=1200)
優先順位④
(狙い)対談数が多すぎて聴く時間が確保できなさそうと「ネガティブに捉えてしまっているユーザー」の獲得
(施策)⇒特別枠として対談相手をVoicyのパーソナリティ以外でセッティングする(例:緒方社長とPIVOT佐々木社長)
【参加促進施策、音声メディアと動画メディアの現状を知るなどの切り口】
優先順位⑤
(狙い)Voicyを「無料で十分楽しめているユーザー」の獲得
(施策)⇒Voicyフェス’23終了後「対談者同士の振り返り生放送」(アーカイブ有り) 又は対談終了後、そのままXのスペースなどでアフター対談
▼熱量を伝える
【Voicyフェス終了後から2023年11月末日までの獲得施策】
優先順位⑥
(狙い)別プラットフォームでパーソナリティをフォローしているユーザーへリーチ
(施策)⇒Xにてスペースにて対談を実施
・後藤達也さん×ハックさん
・伊藤羊一さん×大手町さん
⇒Instagramにてライブ対談を実施
・まあちさん×Emi-OURHOMEさん
・モンテッソーリ教師あきえさん×中島侑子さん
※出演が決まっていないパーソナリティも入れています
【Voicyを知らないユーザーへのリーチになるため時間を要するが、可能であればやりたいので▲】
![](https://assets.st-note.com/img/1695310484869-LiiQBKOIwF.png?width=1200)
優先順位⑦
(狙い)特定のパーソナリティのみ聴いているリスナーに気付いてもらう
(施策)⇒voicyアプリトップの「今日のあなたへ」は、リスナーが聴くジャンルでフェスに参加するパーソナリティを優先的に出す
【パーソナライズ機能をアップデートさせる必要があるためコストと時間が必要。よって今回は見合わせ】
優先順位⑧
(狙い)「Voicyを知らないユーザー」の獲得
(施策①)⇒「音声ドラマ」クエリにヒットするコンテンツを作成
ランニングアプリとのタイアップ(個人スポーツターゲット)
・学び系を押す
・Voicyのスポーツジャンルにランニングに関するパーソナリティを強化する
(施策②)⇒Schoo(スクー)とのタイアップ企画
・動画メディア×音声メディアの可能性
【長期施策のため今回は見合わせ】
施策による増加参加者
下記合計:3,100名
優先順位① ⇒ 2,000名
9月21日時点で出演しているパーソナリティで且つプレミアムリスナーを実施しているパーソナリティでシミュレーション
・フォロワー×3.0%がプレミアムリスナー総定数と仮定
・上記に対して5.0%の参加を獲得
・合計1,055+これから参加が決定するパーソナリティも約同数と考えた
![](https://assets.st-note.com/img/1695311186241-f2tZVunvkl.png)
優先順位② ⇒ 750名
・Voicy FES ’22のパーソナリティ合計フォロワーが約250万人
⇒10人に1人はフォローが重複していると仮定すると25万人が対象ユーザー
⇒その内、1%が厳選対談5本を購入すると仮定して2,500人
⇒更にそこから30%がフェスのチケットを購入すると想定
優先順位③ ⇒ 200名
・9月21日時点の合計フォロワーが約5万人
⇒これから決まる方も加味すると約10万人が想定対象ユーザー
⇒そこから0.2%がフェスのチケットを購入すると想定(根拠が乏しいため理想)
優先順位④ ⇒ 100名
・会員MAU30万人がメインターゲット
⇒別プラットフォームで活躍している方との対談により、新規ユーザー獲得
緒方社長も対談相手のプラットフォームに出演して双方メリットが出るようにしたい
優先順位⑤ ⇒ 50名
・利用頻度が高いユーザー(DAU)へ熱量を伝えたい
⇒再生ランキングからおおよその1日平均再生数は5,000(複数チャプタ考慮)
⇒そこから1人あたり5チャンネルが重複があると1,000人
⇒0.05%がフェスのチケットを購入すると想定
まとめ
ターゲットを明確にして施策を打たないと効果は出ないだろうと感じました。また、日頃から新規ユーザーを取り込む施策&アクティブユーザーを増やす施策を重ねて母数を増やしていかないとフェスの人数を増やしていくのは厳しいかもしれません。
頭で考えていることをアウトプットすることは少しずつできるようになってきましたが、施策を実行した後の改善やチームを推進する力なども同時に身に付けていかないといけないと強く感じました。