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Photo by
ithem_noramoyo
春の 木漏れ日が 街を 優しく包む
見慣れている いつもの風景
何か足りないよ それは あなたの姿
風の中で 揺れてる陽炎
通りを 行き交う人 君の 影を 探す
君影草 その鈴 鳴らして
あの人へ 想いを 届けて
たとえ 離ればなれ だとしても 心に あなたがいるの
君影草 どうか 咲いていて
変わりそう な 心 繋いで
いつか 互いの道 交わる その日を信じて
歩いてく
ベンチに 腰かけて 開く 読みかけの本
それは君が 大好きだった ストーリー
にわか雨 降りだしたら 傘の花 咲いていくよ
街の色 変わっていくけど 君の色 どうかそのままで
季節は 巡るのに 愛おしい想いは 「あの日」のままで
君影草 どうか 枯れないで
その鈴を 鳴らし続けてよ
遥か 遠くの街 あなたは今 どこで何を しているの