そもそもフースラーメソードとは何か
皆さんおはこんばんにちは、ササキケントです。
今回はフースラーメソードってなんだ、というものです。
結構かいつまんで書きます、ツッコミありましたらコメントなり個人的に言ってくるなりで今後の書物はすべてアップデートしていきますのでよろしくお願いします。
始まりはフレデリックフースラーさん、この人の書いたSingenー歌うこと、という日本語訳(2018年には完全翻訳版の新しいバージョンも出ている)も出ている本書は発声学の聖典とも言われたそうで次のマニフェストを基にしています。
古代人の喉を現代に蘇らせよう!
なんのこっちゃという感じでしょうか、これを具体的にしていくと
あらゆる音色(クリーントーン、ノイズを問わず)を長時間発声し
音量は0から120dB以上の範囲で自由に扱え
音域に制限は無く
どんな動き(ビブラートやスタッカート、呼気吸気等々)でもやってのける
これらを現代に蘇らせようという思想の基、作られています。
ただ本というのが独り歩きした結果、フースラー自身の思想や細かい教え等が伝わらなかったり、或いは近代的メソードの観点から理解しようとしたためかなり誤って伝わったようです。
そこに日本で原理原則を取り出しそこにフースラーが気づかなかった事(彼は武田梵声氏曰く西洋音楽的美学から抜け出せていなかった為)を加え、教え広めたのが武田梵声さんです。現在著書3冊出されていらっしゃいますが白い本が一番わかり易いように思います。
このフースラーメソードの根幹はこんがらかった喉の神経支配をアンザッツという生理的に偏った声7種によって整え、その中心にある声帯筋の動きを解放するというのが基本です。
なのでまずは声区分離を徹底し声区を確立させ、それを強化し融合させていきます。
こうすることにより上記のような喉になるとフースラーは考えたわけです。
以上がフースラーメソードとはなんぞやというものになります。
ではまた〜