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Life Page vol.3「“生き様で揺さぶる”映像クリエイター森脇俊樹さんに迫る」

お久しぶりです!

第3回の「Life Page」は、第1回、2回に引き続いてRYO-ZAN-PAKインターン生Yui:Pと、同じくインターン生のヒデも加わり、インタビュアー2人でお話をお聞きしました!(盛り上がってきましたよ…!!!)

Life Page」では、自分らしく働く大人の姿をお届けしています。

このnoteを通して、今の生き方、働き方に迷いがある方が、自分らしい選択を見いだしていく後押しができれば…!という想いで、いろんな大人の方の人生を書かせていただいております。


今回インタビューさせていただいたのは、映像クリエイターの森脇俊樹さんです。
前回の記事の、デザイナーるかさんにご紹介いただきました!
(前回の記事はコチラ

俊樹さんは物腰柔らかく、あたたかい雰囲気ながらも、内に秘める情熱と、揺るぎない芯を持っていらっしゃる印象でした。

インタビューにお応えくださり、本当にありがとうございました!!!

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森脇俊樹
フリーランスビデオグラファー。活躍するビデオグラファーに心を奪われ、YouTubeを参考に独学で編集を学ぶ。当時は医療従事者として勤務していたが、姉の結婚式の映像制作で、”誰かのために映像の届ける”良さを実感し、フリーランスを目指す。開始3ヶ月で独立し、ハイクオリティな映像表現を届けている。また友人と2年前から高校生キャリア教育事業の広報責任者としても活躍中。

▼ポートフォリオ


俊樹さんは、企業のPR動画の制作や、映像やフリーランスに関する教育といった、映像クリエイターとしての仕事だけでなく、二人の仲間と共に高校生向けキャリア支援雑誌「Zoo」を運営し、マーケティングやPRを担当しているそうなんですが、実は元々、医療関係に勤めていたんです。

医療関係から、なぜ今の仕事を選択したのか。今の俊樹さんを作り上げてきたこれまでの歴史に迫りました。


1. 結果にこだわる

幼少期から好奇心旺盛でいろんなことに飛びついたので、どんなこともオールマイティにできた俊樹さん。
小学校時代は、サッカーしながらバスケするような少年だったといいます。
しかしその反面、常に結果にこだわり、自分軸が強かったため、チームプレイが苦手で、チームを転々としていました。

手段が目的ではない俊樹さんは、幼い頃から自分の強みを把握していました。その強みを活かして勝てるものを選び、常に好成績を残しました。


しかし今は、結果だけでなく、結果のプロセスも見れるようになり、さらには自分のことだけでなく周りも見られるようになったそう。

一体どのようにして俊樹さんの価値観は広がってきたのでしょう?


2. 二度のどん底から学んだこと

中学2年生のとき、学校でいじめに遭い、それが原因で不登校になりました。
その上ちょうど反抗期も重なり、家にいても家族とも口をきかないような状態だったといいます。
だから、その頃入院していた祖父のお見舞いに親から誘われても、ほとんどついて行かなかったといいます。

そんな折、祖父が亡くなりました
俊樹さんは、お見舞いにも行けず、生きている間に祖父の人生を聞けなかった後悔にさいなまれ、まさに人生のどん底でした。
そんなとき、母が「今は無理かもしれないけど、この先、何か行動していくことでおじいちゃんも見てくれる」と声をかけてくれました。
そのことばに後押しされ、俊樹さんは再び学校に通う決意ができ、どん底から這い上がることができたのです。


とはいえ、中2のいじめ以来、自己肯定感が低くなり、常に波のある不安定な状態でした。

その中でも自分の人生で一番のどん底で、同時に自分の生き方を好転させるきっかけとなったのが、うつの経験だったと語ります。

両親が介護士だったことや、資格をとれば安定だと思っていたこともあり、理学療法士の資格を取れる大学に進学したものの、大学1年生で、高校生のときに思い描いていた理想と現実のギャップに苦しみました。
そんな苦しみを抱えながらも、俊樹さんは大学卒業後、大学院に進学し、理学療法士として働き始めました。
しかし、医療従事者として人の死を間近で幾度となく目の当たりにして耐えきれなくなり、このまま自分の人生を不甲斐ない形で終わらしてしまっていいのかという迷いから不安が募り、うつになってしまいました。

そんなどん底の中、救ってくれたのは大学の時に偶然出会った友人でした。
苦しみを抱えていた大学時代から、自分の悩みや想いを打ち明けていたそうなのですが、そこで俊樹さんが話していたことを友人が記事にして雑誌を作り、クラウドファンディングを立ち上げていたのです。
自分が言ったことでこんなことが起こるんだと感動した俊樹さんは、理学療法士を辞める決心がつきました。
そして、俊樹さんをどん底から救ってくれた友人こそが、雑誌を通して高校生へのキャリア支援を行う「Zoo」で今まさに一緒に活動している仲間だったのです。


2つのどん底を経験してきた俊樹さん。
しかしこの経験は俊樹さんにとって決して無駄なものではなく、人生を変え、今の自分を作ってくれたターニングポイントだったのです。
どんなにつらく苦しいことでも、捉え方が変わると、革命が起こるのだと気づくことができたといいます。


3. 映像クリエイターの道を拓く

理学療法士を辞め、「Zoo」の一員として高校生支援を始めた俊樹さんが、映像クリエイターを志したきっかけは、姉に結婚式のムービーを頼まれたことだったそう。
俊樹さんは、実際にムービーを作ってみて、それで自分自身がどう感じるかで、映像を専門に学ぶかどうか決めようと考えました。
そして、結婚式当日。
俊樹さんは自分が作ったムービーで、姉や見てくれた人が喜んでくれる姿を目の当たりにしました。
今まで、仕事の対価はお金だと思っていましたが、人に喜びや感動を与える、人の心を揺さぶる体験をして、はじめて仕事の本質を知ったと言います。
そんな経験をして、映像クリエイターになることを心に決め、去年9月からほぼ独学で本格的に動画の勉強をし、今年1月、フリーランスとして独立しました。

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4. 俊樹さんの未来

現在、映像を作ることをメインにしている俊樹さんですが、今後は、その仕組み作りもしていきたいといいます。

そのひとつとして、今考えているのが「」について。
あまり良いイメージのない「終活」を、ポジティブに伝えていくための仕組み作りをしようと思っています。
動画のいいところは、その人の仕草や声など、視覚と聴覚を使えることです。
遺言では故人の想いは伝わりません。
だから、生前からその人の人生を動画にして残していき、亡くなったときに、その人のご家族に届けることで、故人のことを鮮明に思い出すことができる、そんな仕組みを作っていきます。

俊樹さんの理念は「生き様で揺さぶる」。終活に留まらず、生き様で揺さぶるサービスをこれからも色々と作っていくそうです。



また、動画を作るだけではなく、教えることにも注力している俊樹さんは、『フリカレ』という長年フリーランス支援を手掛ける(株)CreativeUniverseが立ち上げたスクールの動画編集に特化したオンラインスクール『ビデオクエスト』の講師に抜擢され、本格的に始動するそう。

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動画編集のノウハウはもちろん、フリーランスになるためのことなども教え、クリエイターを増やしていきたいといいます。

フリカレについて質問等も受け付けているそうなので、映像に興味のある学生さんは、ぜひ俊樹さんに詳しい情報をお聞きしてみてください♪


5. おわりに

やりたいことがない学生や社会人に向けて、俊樹さんからこんな言葉をいただきました。
好きな断片を拾う作業をする
どんな人でもやりたいことはすぐには見つからないもの。
だから、たとえば行動している人の話を聞きに行くのも一つで、自分が好きなこと、気になることをたくさん拾っていく。
そうしていくと、自分の軸が見えてくるといいます。

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実は私自身もやりたいことがない学生の一人だったのですが、有り難いことにこのインタビュー企画を通して、尊敬できる大人の方々の、いろんな生き方や考え方に触れてきて、少しずつ自分の方針が見えてきているんです。

常に目的意識を持って行動されてきた俊樹さんの生き様をお聴きしたときは、自分の中の仕事に対する固定観念が崩された感覚がしました。

「仕事」を考える上で、「何をやるか」にとらわれてすぎていましたが、大切なのは「何のためにやるか」という目的や想い。「何をやるか」はそれらを体現するための手段にすぎないのです。
つまり、自分の中で目的や想いがあれば、それを叶えるための手段はいくつでも挑戦してみればいいし、仕事も別に一つに絞って働く必要もない。
いろんな働き方があっていいんだと、気づかされました。

俊樹さんはご自身の人生のお話で、私の価値観に影響を与えてくださいましたが、この瞬間もまさに、俊樹さんが大切にしている想い「生き様で揺さぶる」を体現していたのです。

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▼インタビュアープロフィール

ヒデ(RYO-ZAN-PAKインターン生)
京都産業大学4回生。
「誰もが自然と笑顔になる空間を創りたい」
そんなホテルをつくるため、空間提供をコワーキングスペースRYO-ZAN-PAKで勉強中。多くの人と出会い、未来の選択肢を見つけていきます。
RYO-ZAN-PAKらしい新しい就活をしています。

Twitter→ @hidetaka3hide


Yui:P(RYO-ZAN-PAKインターン生)
立命館大学4回生。「変化を楽しむ」がモットー。
コワーキングスペースRYO-ZAN-PAKでの出会いや経験を成長の原動力にし、未来を模索しています。「Life Page」を通して、様々な人の働き方や生き方に触れ、感じたことを発信していきます。
インタビューにお応えくださる方、人生のお話を記事にさせてくださる方がいらっしゃいましたら、是非DMにてご連絡ください!

Twitter→ @_yui2020


▼イノベーションラウンジRYO-ZAN-PAKのご案内
大阪福島駅から徒歩5分のコワーキングスペース・イベントスペースになります。「成長・共創・つながり」を基軸とした場作りに挑戦しております。人は出会いによって、成長する。RYO-ZAN-PAKでの学び・出会いから、成長する楽しみを。ドロップイン無料のコワーキングスペースですので、ぜひお気軽にお越しくださいませ。

Twitter→ @RZPK2019

文責:Yui:P





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