Life Page vol.1「デザイナーSUMIさんの人生に迫る」
RYO-ZAN-PAKでnoteを使った新たな企画が始まりました!
その名も「Life Page by RYO-ZAN-PAK」。
Life PageではRYO-ZAN-PAKメンバーが気になる人にインタビューして、仕事や人生のお話を記事にさせていただきます!記念すべき第1回はインターンのYui:Pが担当します!
今回インタビューさせていただいた方は、フリーランスのデザイナーとして活動されている、OSUMI堂のSUMIさんです!
(※このインタビューは緊急事態宣言の発令以前に行われたものです。)
OSUMI堂 小磯 純奈
関西大学商学部卒。在学中に訪れたバングラデシュで新興国経済や経営に興味を持ち、新卒で戦略系コンサルティングファームに入社。営業職として勤務。退職後、知人らに誘われ、中国・深センに渡るも自身の人生について自問自答する日々が続く。その後紆余曲折を経て帰国を決意。帰国後、デザイナーに転身。
現在は関西を拠点に、デザインや企画運営、企業と人材のマッチングなどを行っている。目標達成に向けた課題解決の提案が強み。
私、Yui:Pが、Twitterで見たSUMIさんの作品に一目惚れして即フォロー。
そして厚かましくも直接インタビューさせていただけないかDMを送ったところ、快く了承くださいました!ありがとうございました!!!(泣)
▲SUMIさんのInstagramより(もっと見る!!)
こんな素敵な作品を作ってらっしゃるSUMIさんですが、実はデザイナー歴は4ヶ月にも満たないとのこと・・・!!!とても驚きました。
SUMIさんの過去から現在に至るまで、そして未来のことに興味を持ち、迫ってみました。
◇デザイナーに至るまで
幼い頃から絵を描くことが大好きだったSUMIさん。
しかし学生時代はデザインを専門に学ぶことはありませんでした。
就職活動でも、絵を仕事にする気はなく、大学で経営に興味を持ったことから、コンサル系の会社に就職しました。
2019年7月に勤めていた会社を退職。以前から現地向けの美容関連事業に関心があり、その開業準備のため、翌8月から中国へ渡航しましたが、様々な人との出会いを通して、人生について自問自答する日々を送りました。
「死ぬときに後悔することは何だろう」
「自分は己の人生を生きているのだろうか」
熟考の末、日本への帰国を決意。
帰国後、この先どうしようかと考えていた矢先、知り合いの社長さんと飲みに行ったときに、デザインの仕事をうけることに。
そこで本当にやらないといけない状況になったことがきっかけとなり、SUMIさんのデザイナー人生が始まりました。
◇なぜフリーランスに?
SUMIさんにはデザイナーになるために3つの選択肢がありました。
・広告系などデザインできるところへ転職
・デザインのスクールに通う
・独立
「デザイナーになろう!」と決意を固め、まず「どうやったらデザイナーになれるのか」数人のデザイナーにDMを送ったところ、どのデザイナーも口をそろえて言ったのが、
「デザイン系で転職ならポートフォリオ(作品集)を作れ」。
そんなこと言われても今までデザイン未経験で作品などないので、転職という選択肢は消えました。スクールに通うという選択肢は、あまり考えられていなかったため、消去法でフリーランスに!!
◇0から始まったデザイナー人生
フリーランスのデザイナーに!!!
・・・とはいえ0からのスタート。デザインの勉強には主にGoogleを用い、あとはデザイナーさんのnoteやブログ、書籍から学んでいました。
また、昔から動画学習スタイルと相性の良かったSUMIさんは、
「習うより慣れろ!」と言わんばかりに、2倍速でYouTubeを流して、なんとなく掴んだら即実践、を繰り返すという独自のスタイルで、驚異のスピードでスキルを磨いてきました。すさまじい。
今年の1月に独立したSUMIさんは、bosyu(SNSで気軽に募集ができるサービス)を使い、無料で絵を描いてほしい人を募集。すると応募が数件。その中で、プロフィール画像を描いて気に入ってくれた大学生から、お金を出すからヘッダーも描いてほしいと依頼があり、それがデザイナーとしての初めての仕事でした。
2月にも再びbosyuをしたところ、20を超える応募が。
※bosyuの無料企画は現在は行っていません。
最近は週に2日はヒアリングの日にしているそうで、依頼者のほとんどがオンラインからの問い合わせや紹介から来てくださるそうです。
デザイナーになってから実はまだ4ヶ月も経っていないなんて本当に信じられませんでしたが、SUMIさんの人気の秘密は2つの強みにありました。
◇SUMIさんの2つの強み
SUMIさんにはデザイナーとして2つの強みがあります。
①作業スピードの速さ
インプットとアウトプットの回転数が大事だとおっしゃっていました。インプットしたものをすぐに試したい!と思っても即行動に移すことって意外と難しい。私、Yui:Pは、インプットしてなるほど・・・!って感動してもそのまま放置してしまうことが多々・・・。
SUMIさんはその回転数が多いため、成長スピードが速く、その結果、ひとつの作品にかける時間も短縮できる。それによって依頼者からの信頼にも繋げることができるのは強いと感じました。
②ヒアリングを大事にしている
作品を作っていると、その人らしいデザインのテイストが出てくることが多々あるそうなんですが、SUMIさんの場合は「SUMIさん=○○」といった決まったスタイルがないとユーザーさんからよく言われるそうです。
いや、本当に、同じデザイナーが作った作品とは思えない・・・。
この振れ幅を可能にしているのは、依頼者への丁寧なヒアリング。依頼者の抱える問題をデザインでどう解決するかを考え、依頼者の目線にあった提案をします。
自分本位のデザインにはせず、あくまでユーザー本位だから、どんな要望にも幅広く対応できるのがSUMIさんの強みです。
◇3つの原動力
デザインを0から始めたSUMIさんの原動力は3つあります。
1つ目は、自分が作ることによって、人に喜んでもらえること。依頼者に「宝物にします」と言ってもらえたときは、完成までの大変だった過程も全て忘れるほど嬉しかったと言います。
2つ目は、自分が作りたいと思ったものが形になる楽しさ。この楽しさによって「次も作りたい!」という思いに駆られるそう。
これによって生まれるのが、3つ目の探究心。SUMIさんいわく、好きなことを楽しくやっているから、仕事をしているという感覚はない。
「こういうのも、ああいうのも作りたいなぁ・・・!」いう探究心を持っており、終わりのないRPGゲームをしている感覚でデザインをしているそう。楽しそう・・・!
以上の3つがSUMIさんの原動力となって、驚異のスピード感でデザイナーとしてのスキルを磨いているのです。すさまじい。
◇SUMIさんのこれから
現在フリーランスで活動しているSUMIさんですが、将来的には法人化を目指しており、企業と技術力の高いデザイナーを繋げるプラットフォームづくりや、経営視点をもつデザイナーの育成を考えているそうです。
また今はグラフィックデザイナーとして活動していますが、今後はWeb制作関係の事業も開始する予定です。
さらには、プロモーション動画といった(撮影、音声、デザイン、編集などの)多くの工程を踏んで制作されるようなコンテンツに関しても、SUMIさんのヨコのつながりを活かして、協働して取り組んでいくことを考えています。
◇まとめ
好きなことを仕事にするのってぶっちゃけ、どうなんだろう・・・と思っていましたが、まさに「好きこそものの上手なれ」を体現したお方。
SUMIさんは好奇心や探究心を大切にされている印象でした。興味を持ち、「なんで?」「どうすれば?」を突き詰め、「他の人にも伝えたい!」という気持ちが生まれると、それは趣味の域を越え、仕事になる。そして、その対象がSUMIさんは「デザイン」だったのです。
インタビューを通して、私は一人の就活生として勇気をいただきました。
この先の人生において、迷いの多いこの時期。まず、自分の興味の向いている方向を知ること。そしてそれを深掘った先に、何か見えるものがあるんじゃないかと思いました。
SUMIさんの魅力、ほんの少しでもお伝えできていたら嬉しいです・・・!
これからもSUMIさんのご活躍から目が離せません!!
▽投稿者プロフィール
Yui:P(RYO-ZAN-PAKインターン生)
立命館大学4回生。「変化を楽しむ」がモットー。RYO-ZAN-PAKでの出会いや経験を成長の原動力にし、未来を模索しています。「Life Page」を通して、様々な人の働き方や生き方に触れ、感じたことを発信していきます。
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