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モラハラだった元カレ~お別れ編~

noteは「タメになる」事がなんと多いことか。
しかし、私のnoteに関しては、タメになるかならないかでいうと
ならないことが多いと思います。
それでも目を通してくださった方、スキをくださった方
どうもありがとうございます。

こちら、前編は以下の記事になります。

モラハラ元カレと別れる直前、私にとって決定打となった事が
2つありました。

1つは「料理を捨てたこと」
休日に会った時、彼の家に行くときは1食は毎回私が作っていた。
しかし、この日の休日に「君には火を任せられない」と彼に言われて
仕込みを私、味と火入れを彼にやってもらった。

しかし、普段料理していない彼の味も火入れもなんか危なっかしくて
なんとか私のアドバイスを聞きいれてほしかったので
「この料理の時って、これを炒めるのが先だっけ?」といった風な感じで
質問形式で聞きながら、先回りして誘導した。

今思えばあまりにも「機嫌よく成功させる方法」をとることに必死だった。
それは相手への思いやりではなく、彼の行動ひとつで嫌な気持ちになりたくない自己保身だった。

さて、私の配慮?むなしく、最後の味付けの工程で彼は失敗する。
彼が仕上げの工程で強行突破で追加で調味料を入れ、味が違うものが出来上がる。不味くはないんだけど、おいしくもなくて、ちょっと違和感な味…。

それでも私は彼が料理したのは初めてだったから、嬉しかったし
「さぁ!昼にしようか」と後ろを向いた瞬間キッチンにて彼が大声で叫ぶ。え?と思い振り返ったら、今できあがったばかりの料理をシンク内に
ぶちまけた・・・。

この時、私 心の中で「マジ?」って思った。
せっかく二人で作った料理、捨てるってどういうこと・・?

食べる事が大好きで大事にしてきた私にとって、手料理は思いやりであり
愛という意識が強くあったから、それがどうしても許せないことの一つになった。

彼とは将来を考えない方が良いと思うように…。

そして、2つめの決定打。
ほぼ同じくらいのタイミングで性的コミュニケーションにおいて
「やめてほしい」といった事を全く理解してくれなくなってくる。

・外で人の性的部分を触ろうとする
・痛いから頻繁にはやめてほしい と言った部分的な行為に関して
 納得しない
・寝てる時でも行為をしたくなったら無理にすすめる

これらは根気よく「やめてほしい」と伝えても
「どうして?自分はそうしたいのに」といった発言が目立つようになる。
相手を痛めつけたり傷つけてもそれは通したい事か?と聞いても
『同じように君がそれをNoと言えば自分が傷ついてる』と言ってくる。

私は全てをゼロにしてとは言っていない、
時と場合とを尊重してほしいだけと伝えても理解されない。
彼の要望は「欲望をぶつけたい、受け入れてくれないのは愛じゃない」と
いう我儘だ。

この2つがほぼ同じ時期にあってから、彼はとうてい凡人には理解できない
屈折した何かがあり、きっと私の思い描く平和な家庭像にはならないのではと思いはじめる。

そのころ、ちょうど姉妹の恋愛話を聞いていて
姉妹がお付き合いしている彼氏から尊重されていない…と感じる話が
あった。
その話を聞いて、私はどうしようもない怒りが湧いてきて
「私にとって大事な姉妹をぞんざいな扱いをするその男が許せない」と
心底思う。そして当人にも伝える。
そしてその話を聞いたあと、ふと気づく。
『あれ?これって家族から見た私へも同じ気持ちになるかも・・』と。

「自分の大事な人をぞんざいに扱われること」を通して自分を俯瞰できた。
自分もきっと家族にとっては大事な存在であり、自分が親だったり
姉妹ならそんな男と別れてほしいって思うだろうなと思う…。

そこからはハッと目が覚めた という感じ。
何度丁寧にやめてほしいといった話をしても継続してくる彼は
変わらないし変わるつもりもない。好きだのなんだのいうわりに
常に優先順位は自分のこと、自分のわがままな気持だ。
それならお別れしよう・・と思い計画をすすめていく。

彼が私に対する評価として「恋愛的には好きだけど、結婚としては
この人で決定でいいか分からない」というのがあったのは知っていた。
だから「結婚」を表に出すことで、彼が困りだしていく。
そして最終的には「好きだけど結婚に迷いがあるなら、別れた方が良い」と
いう結論にまで持っていかせた。

おかげで彼ときたら「お互い好きなのに離れないといけない」とわんわん泣いていた。こちらは「おー、自分に酔ってんな」と苦笑いである。

そんなわけで、モラハラ元カレとは自分としては約3年もつきあったくせに
目が覚めてからはあっさりきっぱりと別れた。
自分を俯瞰して見れたこと、これが離れるきっかけになれたと今でも思う。

モラハラにあってる人をどう助けるか
これはたぶん依存であったり、本人の被害者度合いでは大分難しい。
私もこのあと、友人でモラハラにあってる人を見てきたけど
自分の経験を通して伝えても、すぐに離れるといった決断にはならなかった。
そして逆もしかり。私も友人にかれのことをさんざん愚痴っておきながら
友人が彼を否定すると「まぁ、良い所もあるんだ」と返事していた。
あの時の友達には、感謝とともに申し訳なさでいっぱいである。

ただモラハラ元カレを通しておもったことがある。
「モラハラ自体が治る」という考えではいない方が良いと思っている。
治るモラハラがあるとしたとして、たぶんそれは「当人」がモラハラを
自覚しなければならないし、専門家も必要で時間も必要。
ナチュラルに人を見下す人に、そもそも他人の言葉を浸透させることが
難しい。
そして、他人がそれに付き合うにしては人生は短いのかなと思う。
自分の楽しいと思う時間を優先したほうがきっと人生は幸せになる。


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