第1回フクシマ部スタディープログラムとみおかワインドメーヌでのボランティアレポート
皆さんこんにちは!
グローバルシェイパーズ横浜ハブの石川あやかです。
第1回フクシマ部スタディープログラム初日に訪問した、「とみおかワインドメーヌ」でのボランティアの様子についてレポートいたします!
とみおかワインドメーヌとは
今回訪問した小浜圃場入り口
とみおかワインドメーヌに新たに建てられた展望休憩所
とみおかワインドメーヌさんは、富岡町民有志10名弱の方々が2016年に始めたワイン造り拠点です。
富岡町は福島県沿岸部に位置し、東日本大震災および原子力災害では、震災翌日の12日に全町避難を余儀なくされるなど、地震・津波・原発事故の影響を大きく受けた町です。町の一部は今でも帰還困難区域に指定されています。
展望休憩所からの眺め。太平洋とワイン畑が一望できます。奥に見えるのは2F(二エフ、福島第二原子力発電所の略称)
そんな富岡町で、福島県浜通り・富岡町の明るい未来を切り開く1つのカギとなるよう、ワインを核としたまちづくりをテーマとしてスタートしたのが富岡ワイン葡萄栽培(現在は富岡町内の小浜、下千里、駅東の3カ所)。
ワインと地元の海・川・山の食材のマリアージュ(ワインと料理の相性の良さ)、並びに何度でも訪れたくなる美しい緑豊かな環境形成(テロワール:葡萄園の土壌・地形・気候・風土など、ブドウの生育環境の総称)の両立を目指されています。
ワイン畑のメルロー。9月の収穫までにもう少し大きくなるそうです。
県内外から多くのボランティア受け入れ
とみおかワインドメーヌさんでは、「交流人口の増加」も大きな目的の1つとしており、苗植え、除草などの作業に参加するボランティア、企業CSR活動を積極的に募集されています。
ということでフクシマ部のメンバーもボランティアに参加!
ワイン畑でのボランティアの様子
短い滞在時間ではありましたが、日米学生会議の方々と一緒に、芽かき作業(たくさんでてきた新芽のうち、不要な芽を取り除き、貯蔵養分の無駄な浪費を防いだり育ちの強さを揃えたりすることで、高品質で、全ての房の品質が均等化されたぶどうを作るための作業)をお手伝いさせていただきました。
新芽の見定めがなかなか難しく、真剣に芽かき作業しました…!
今回ボランティア指導をしてくださった栽培クラブの方は、毎週のように東京から通ってお手伝いをされているとのこと。県外の方でもワイン造りに関われるなんて、魅力的すぎます(そして海を一望できるロケーションが最高…雰囲気はまるでイタリアのワイナリーのようです笑)。
2018年からCSR活動の一環でボランティア活動をしているジョンソン・エンド・ジョンソンさんが作成された、一般社団法人とみおかワインドメーヌ 代表理事 遠藤秀文さんのインタビュー動画もぜひご覧ください。
海を一望できるとみおかのワイン畑をハブとして、県内外から様々な人が集まり、交流の拠点になる。
フクシマ部の理念でもある、『「福島のために」だけではなく、自分自身のために、福島を知り楽しむ、そして福島を軸に人と人がパズルのように繋がるコミュニティーを目指す』ということを体現されているようなとみおかワインブドウ栽培クラブの取り組み。私たちも末永くお付き合いさせていただきたいと思います!(栽培クラブの会員になり、出来上がったワイン飲みながら畑横でBBQをする…というのが今後の夢であり目標です\(^o^)/笑)
ボランティアに参加したフクシマ部メンバーたち
9月の収穫ボランティアにも出来れば参加したいな…と思う筆者でした。富岡町を訪れた際はぜひ気軽に立ち寄ってみてください(*^^*)
今後もフクシマ部による福島ツアーやプログラム企画していきますので、ぜひご注目を★☆
ご一読ありがとうございました!
■関連リンク:
・とみおかワインドメーヌ公式HP
・2020年12月までクラウドファンディングを実施されていました
・とみおかワイン葡萄栽培クラブ Facebookページ