【GSMアーカイブ】GSメンバーシップ No.6
こんにちは!早稲田大学GSセンター学生スタッフのばみです!
本日もGSセンターに関する情報をお届けいたします!!!!
第六回目配信は~…学生スタッフ発!読み物のコーナーでございます!!
ようやく配信準備が整ったためイベント情報以外のお届けができます!やったね!
今後も不定期で読み物の配信を行っていきます!この読み物シリーズが皆様の考えるきっかけとなれば幸いです!!
(来月のイベント予告もちょろっとあるよ!)
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【たのしい読み物のコ~ナ~】
先日、アメリカはアラバマ州で、例外のない中絶禁止法が成立し話題になりました。今日は、アメリカの中絶論争について少し紹介します。
アメリカでは1973年のロー判決で中絶を自由に決定する女性の権利が認められました。しかし、当時としては進歩的なその判決が宗教右派の集結を促し、集結した彼らは共和党に票を約束することで政治勢力になりました。以降、アメリカ社会で中絶は大きな政治問題になりました。最初、中絶反対派は中絶を禁止する憲法改正を目指すも挫折したので、最高裁判決を覆すことを目指し始めました。共和党の大統領は中絶に反対する裁判官を送りこみ、ロー判決を覆すことを目論んでいます。これまで何回もロー判決は覆される危機を迎えるも、ギリギリ持ちこたえてきました。しかし、最近のトランプ政権が送り込んだ裁判官により、現在のアメリカ最高裁は中絶反対派が多数派と考えられています。アラバマ州法は、今のところロー判決に抵触する恐れから執行が差し止められていますが、1~2年のうちにその合憲性をめぐりアメリカ連邦最高裁に持ち込まれるでしょう。その時、反対派の悲願であるロー判決を覆す判決が出る可能性があります。アラバマなどの厳格な中絶禁止法はそれを目的とした戦略的な立法なのです。(学生スタッフ しゅんD)
◎もっと知りたい!参考文献◎
・彼女の権利、彼らの決断
https://www.netflix.com/jp/title/80192834
・緒方房子『アメリカの中絶問題出口なき論争』
・Geoffrey.R.Stone 『Sex and the Constitution: Sex, Religion, and Law from America's Origins to the Twenty-first Century』
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~来月のイベント予告~
『所キャンMEET-UP! Part4』
2019/07/09(火)
『(GSセンターでイベントやります!詳細はもう少しお待ちください!)』
2019/07/10(水)
『エンパクに虹をかける LGBTQ入門』
2019/07/15(月)
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ばみこらむ
ばみは気圧にやられがちなので今日は頭が働きません!
ばみこらむは今日はお休み!次回をお楽しみに(??)