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【開催報告】 「Ally道場 入門編」(2024/12/2)

こんにちは!学スタのえりです。

今日は、2024年12月2日 (月) に実施した「Ally道場 入門編」の報告記事をお届けしたいと思います!

えりはこれが初めての大規模イベントだった(かつ、一応リーダーだった)ためとても不安でしたが、参加者の皆さんや準備・当日運営に関わってくれたすべての皆さんのおかげで無事にイベントを終えることができ達成感を感じています。

参加できなかった皆さんもぜひ以下で内容を確認してください!

(内容報告の中に一部差別的な発言を含むパートがあります)


「Ally道場」って??

WASEDA LGBTQ+ ALLY WEEKS 2024 のうちの一イベントとして行われた「Ally道場 入門編」ですが、実はAlly道場は去年や一昨年のWASEDA ALLY WEEKS および WASEDA LGBTQ+ ALLY WEEKS でも開催されたイベントです。今年は去年とは内容を変えた部分が多く、ジェンダーやセクシュアリティについてまだあまり知らない人を対象とした、より入門的なイベントとして準備しました!

GSセンターでは、LGBTQ+のAllyとは、「自らの特権を自覚したうえで、その特権を進んでリソースとしてLGBTQ+とその関連コミュニティの公正に向けた運動に活用し、これらの活動を支援する人」のことを指すと考えています。

ジェンダーやセクシュアリティに関する基礎知識を学んだり、グループワークで具体的な事例について話し合ったりすることを通して、「Allyを志す」ことについて自分なりの考えを持ってもらうことを趣旨としました。

また、GSセンターについて知ってもらうことも目的の一つでした。これを読んでいるあなた、もしまだGSセンターに来たことがなければぜひ来てみてくださいね~!

実施内容

大まかには

イベント説明・アイスブレーク

基礎知識の説明

専門職員への質問タイム

グループワーク・おしゃべりタイム

クロージング

の流れで進みました。

〇イベント説明・アイスブレーク

上記でも紹介したイベントの趣旨について説明したり、学スタや専門職員・職員の方の紹介をしたりしました。今回は私を含め計5人の学スタと専門職員2人が運営に入るという強力な体制だったため、イベントの円滑な運営においてすごく助かりました!

〇基礎知識の説明

Part1では人の性のあり方を構成する要素について、性的指向、恋愛的指向、性自認、性別表現、出生時に割り当てられた性別、ジェンダー、セクシュアリティという言葉を紹介しました。Part2ではLGBTQ+という言葉とそれに関連する概念を紹介した後、性のあり方そのものではなく、性のあり方に関連した概念もいくつか紹介しました。

〇専門職員への質問タイム

専門職員の経歴やAllyとしてのアクションについてなど、参加者の方から質問をいただきました。専門職員のあかねさんが提案していた「可能ならばLGBTQ+支援団体に寄付してみる」「自分にできることならばSNSのプロフィール欄に自分が興味を持っていることや自分が使う代名詞を書いてみる」というのは、私個人にとっては結構気軽に始められるアクションだなと思いました!

〇グループワーク・おしゃべりタイム

事前に準備した、日常生活で出くわしうる2つのシーンについて、グループごとに考えてもらう時間をとりました。

・友達同士の会話で、AさんがBさんに「ねえねえ、Bは彼氏とかいないの?」と聞いている。Bさんは答えるのに困っている。(Bさんがどんなジェンダー・セクシュアリティであるかはわからない)

・授業中に教員が、授業に参加していたDさんの方を見ながら「男性の意見が続いたので女性の意見も聞きたいですね。そこのあなた、どうですか?」と聞いている。Dさんは自分のことを女性であると認識しておらず、何も答えられずにいる。

「そもそも性愛者であったとしても、恋愛の話をしたくない人もいるし、交際したいと思わない人もいる」「恋バナを振ってくる人は自分が話したいだけの場合もあるから、逆に質問すると自分の話を始めるかも」だったり、「2つ目のシーンの教員には、性別によって考え方が変わるという先入観がある。自分がその場にいたら、Dさんの代わりに答えるかも。直接言うのが難しければ、学部事務所やGSセンター、コンプラに行く」など多様な意見が出ました。

〇クロージング

当初の予定からいくつか変更点はあったものの、無事イベントを終えることができました。

今回のイベントはたくさんの方のおかげで実行することができました。

参加してくださった皆さん、チームメンバーのがっきーさん、Ally道場担当の職員の方、専門職員のお二人、当日スタッフに入ってくれた学スタの皆さんなど、関わってくださったすべての方に感謝します。

参加者の皆さんからのコメントをいくつか紹介させていただきます↓

アットホームな雰囲気でお話ができて良かったです!

入門として分かりやすく、とても良いイベントでした!このようなイベントをもっと頻繁に行ってくれると少し垣根が低くなるかと思います

LGBTQ + やAllyについてじっくりと考える機会となって、とても有意義な時間を過ごすことができました。頭が固くて、まだまだ理解が追いつかないので、また機会があれば参加したいです。ありがとうございます

最初は意識を張り巡らせて「この言葉は使えるか?使ったら相手はどう思う?」という時期があっても、続けていけば自然に、疲れすぎることなく、当たり前に、寛容に、やさしく、配慮の効いた人間になれるなと思いました。やっていきます!


GSセンターでは今後も、ジェンダー・セクシュアリティに関する様々なイベントを実施していく予定です。こんなイベントを実施してほしい!というアイデアがあればぜひお気軽にGSセンター学生スタッフに教えてください!