【開催報告】カミングアウトについて話そう!(2020/10/14)
はじめまして!
9月から新たに学生スタッフの仲間入りをした、ちぃです!ジェンダー、セクシュアリティに関してはまだまだ勉強中ではありますが、温かく見守っていただけると嬉しいです!
さて、皆さんは秋学期、いかがお過ごしでしょうか?
GSセンターでは、10/14に、秋学期初のイベント・「カミングアウトについて話そう!」を開催しました!今回の記事では、その様子を、少しだけお届けしたいと思います!!!
<企画趣旨とは……?>
さてさて、ここで問題です!!!
10/11は、何の日でしょうか……???
答えは「国際カミングアウトデー!!」
その名の通り、セクシュアルマイノリティの方々が人に自分のセクシュアリティを打ち明ける・「カミングアウト」をした人たちをお祝いする日です!!!
この記念日が生まれるきっかけとなる出来事が起きたのは、1987年10月11日。「レズビアンとゲイの権利のためのワシントンマーチ(Second National March on Washington for Lesbian and Gay Rights)」が、ワシントンDCにて開催されたことです。その翌年、この出来事を記念して、アメリカの心理学者のロバート・アイヒベルク(Robert Eichberg)とLGBT活動家のジーン・オリーリ(Jean O’Leary)が制定したのが、国際カミングアウトデーなのです!!
つまり、国際カミングアウトデーとは、「LGBTQコミュニティの記念日」とも言えます。
しかし、ひとくちにカミングアウトといっても、相手が友人か家族か知人か、といったことによって、その困難さは違うもの。その方法はマニュアル化などされているわけでもなく、難しいものです。
ということで今回は、残念ながらカミングアウトデーはやや過ぎてしまいましたが、「カミングアウトデーに関するトーク会」をコンセプトに、カミングアウトの難しさや、カミングアウトのコツなどについて、みんなでざっくばらんにお話をすることにしました!
事前に用意したテーマは、こんな感じ!もちろん、ここにないような独自のテーマについておしゃべりしてもOK!!!
なんだか悩ましいような話もありますね……。
どんな話が出たのか、その一部をお見せします!!
<さまざまな声があったよ!ざっくばらんなトーク会!!>
トークの中では、カミングアウトに関して、こんな意見が寄せられました!
・LGBTのどれかではないけど、初めて自分のことを聞きたいと言ってくれた人がいた。1人でも理解してくれると違うなと思った。
・母親にカミングアウトして、母親が受け入れてくれた
・家族には言えないけど、大学では少しずつ話せるようになってきている
・最近気づいた。ようやく身近な同じ境遇の人と話せて感動した
うんうん、首がもげそうになるくらい頷ける話が満載ですね!!
また、中には、自分のセクシュアリティについて向き合う気になれないというような、自分自身へのカミングアウトの難しさをお話してくださる方もいらっしゃいました。
「自分へのカミングアウト」これは、牧村朝子さん著・「百合のリアル」で出てきた言葉なのですが、とても大切なことだと思います。
そして、そのような「自分へのカミングアウト」をして、セクシュアリティを理解し、受け入れていくために必要なこととして、「知識や言葉」を挙げる人が多かったのも印象的でした。しかし、そういったものを、「ジェンダー論の授業」などを通じて身につけていっても、なかなか自分の核心にアプローチするのが難しいのも事実だったりもするようです。中には、4年くらいかかる人もいたりします。やっぱり、自分と向き合うのは難しいものですよね……。
<カミングアウトの「コツ」とは……?トーク後半戦も大盛り上がり!!>
それぞれの話で大盛り上がりの中、今回の主題である「カミングアウトのコツ」に関する話も話題に登場しました!
ざっくりまとめると、こんなものが挙げられていました。
・社会問題に向き合っていそうな人相手だとしても、成功するとは限らない。肩書ではなく、まなざしやふるまいといった人間性で判断している。普段の発言を否定する人にはあまり言わない方がいいかも?
・人間性を探って、勇気を出して言う!
・自分が、LGBT以外の、いわゆる「社会に浸透していないセクシュアリティ」だったら、情報提供をすることを大事にしている。
・カミングアウトできそうな時は、とてもナチュラルに言う!
なるほどなるほど……勉強になりますね!
そして、そのままクロージングへ!
「カミングアウト」というセンシティブな問題を扱いつつも、参加者の皆さんは積極的に話をしてくださり、とても嬉しかったです!!
<学生スタッフ後記>
今回私は、初めてGSセンターのイベント運営に携わりました。参加者側としてイベントに参加したことはあっても、運営は初めてで難しいことも多かったですが、皆さんに楽しんでいただけたようで、よかったです。参加してくれた皆さん、ありがとうございました!
以上、イベント報告でした!!ぜひまた、イベント等でお会いしましょう!!
ちぃ