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授業の様子⑥ グローバルスタディーズ学科

 今週は、グローバルスタディーズ学科(以下、GS学科)の留学プログラムである海外短期フィールドワーク、および全学の留学プログラムである海外ショートプログラム(以下、両者をまとめて留学プログラム)として行われた3週間の韓国留学の様子について紹介したいと思います。

 留学プログラムには総勢13人の学生が参加しました。学生は、日本を発つ前にGS学科教員で韓国出身の申昌浩さん(本プログラムの共同担当者)から韓国語の基礎や韓国の文化について学びました。

イ・ジアンさんのレクチャーによるオリエンテーション(2022年8月撮影)

 仁川国際空港からリムジンバスで揺られること4時間、無事に大邱大学に到着しました。いよいよ3週間の授業のスタートです。初日のオリエンテーションでは、大邱大学国際交流支援部のイ・ジアンさんが、留学中の学習や生活についてレクチャーをしてくれました。イさんは、なんと京都精華大学で学ぶ学生の皆さんの大先輩なのです!交換留学生として、2016年4月から2017年2月まで人文学部文学コースに在籍していました。「京都精華大学といえば、本当に色々な思い出があります。教職員の皆さんは、何から何まで留学生のために力を尽くしてくださいました。木野寮の管理人さんも、とても親切で、まるで親戚のおばあさん・おじいさんのようでした。お陰で京都に愛着を持ち、交換留学が終わってからもワーキングホリデーでさらにもう1年を京都で過ごしました。今度は自分が役に立つ番と思い、大邱大学で日本人留学生の世話係を担当しています」と語ってくれました。

シン・アダ先生の授業(初級1-1組)(2022年8月撮影)

 初日は、オリエンテーションの後で韓国語のテストがありました。このテストの成績でクラス分けを行い、2日目からは毎日4時間、韓国語の授業をみっちりと受けます。また、語学の授業に加えて、韓国の工芸品を自分の手で作るような体験型の授業も用意されています。授業を担当した先生方は、留学プログラムに参加した京都精華大学の学生について、「とても積極的に参加してくれています。最初は発表などの時にあまり声を出していない学生もいましたが、回が進むにつれてどんどん自分の言葉で話してくれるようになりました」(シン・アダ先生)、「真面目です。言語だけでなく、韓国の文化にも興味を持ってくれています。こうした姿を見ると、こちらも講師としてすごくやりがいを感じます」(イ・ヘジン先生)と話してくれました。

イ・ヘジン先生の授業(初級1-2組)(2022年8月撮影)

 留学プログラムに参加したGS学科1年生のチカゲさんは、「最初のテストで自分にあったレベルのクラスに入れてもらえるので、韓国語を全く喋ることが出来ない私でも楽しく授業を受けることが出来ます。授業内では、先生とのコミュニケーションや画像を用いたレクチャーを通して、日本には無い韓国の文化や観光地の情報を得ることが出来ます。また、私は食べることが大好きなのですが、大邱大学の学食のご飯はどれも美味しく、毎日の楽しみとなっています。友達や思い出を多く作ることが出来て、大邱大学に来て良かったと心から思います」と目を輝かしていました。

体験型授業のKorea Culture Experienceで本学の学生が制作した折りたたみ式鏡(2022年8月撮影)

 「語学習得の近道は文化に興味を持つことです」と申さんは言います。様々な体験を通して学生がますます現地のことを好きになり、語学学習へのモチベーションを高めてくれたのであれば、今回の留学プログラムは大成功であったといえるでしょう。

2022年8月27日 
國分圭介(グローバルスタディーズ学科教員)

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