ライ太が亡くなりました。
どうも、がーすーです。
ライ太の体調が7/31から急激に悪くなり8/14の朝息を引き取りました。以前からたまに調子を崩して点滴していたり、そもそも肝機能が良くならず定期通院をしていたのでお別れは早いのかも…とたまに思っていたもののまさかこんなに早いとは。享年6歳。早すぎるよ。
それにしても、急激に悪くなったのがお盆休み中で我々夫婦の仕事に大きな影響も与えず、ちゃんと向き合う時間も作ってくれてオマケに亡くなった当日に霊園で丁寧に葬儀を行えるなんて君はどれだけ気遣いできる良い子なんだろうね。忘れたくないのでいろんなところに記憶を残しておこうと思います。
最後の2週間くらい辛そうな姿を長時間みていたせいで元気いっぱいな時の記憶が薄れている気がしています。なので覚えていることをとりとめもなく書いていきます。
ライ太との出会い
ライ太とは 2017年10月21日に保護猫団体の譲渡会で出会いました。ケージのなかにひもまると2匹でいて「親は違うけれど仲良しなので一緒に迎えてほしい」という団体の想いと「共働き夫婦だけど寂しい思いはさせたくない」という我々の考えがマッチして2匹一緒に引き取ろうと決意。
11月25日からトライアル開始となりました。楽しみすぎて正式譲渡前でケージから出すのも数日経ってからだと言われていたのに高知での学会土産にねこのおやつ買っていったなぁ。トライアル期間には暴れニャンズに心を折られかけたもののいつしか慣れて正式に家族になってもらいました。この選択をして本当に良かった。
ライ太とひもまるという名前の由来は以前に記事を書いていました。
改めていい名前だったなと思っています(動物病院の先生からも唯一無二のネーミングセンスと褒められ?ました)。本当は奥さんがフィンランド語の可愛い名前を考えていてくれたみたいだけど、、、
今、覚えていること
ひもまるとライ太は本当に仲良しでよくくっついて寝ていたなあ。どちらかといえばライ太がひもまるラブな感じでよく甘えてました。
キャラを一言でいうとごはん大好きライ太とジャイアニズムひもまる。ひもまるが食べている最中にお皿に手を突っ込んで自分側にひっぱるライ太。落ち着いて寝ているライ太を追い出してその場所にどっかと座り「お前の場所は俺の場所」と言わんばかりにすやすや眠るひもまる。という光景が日常茶飯事でした。絶妙なパワーバランスで日々楽しかったです。
ライ太はちゅ~るを持っている我々の手ごと食べる勢いだったのでCMみたいにあげられなかったなあとか、食べたい食べたい!と迫るくせに選り好みしてムダになったごはんは数しれず(特にウェットの好みは結構うるさかった)だったなあとか、我々がお刺身を食べようものならゼロ距離で「あおーん!」と鳴き、おすそ分けをしつこくせがんできたなとかご飯系の思い出はしっかり残っていました。笑
noteも書いていたりして、もっと色々残しておくべきだったな。
他にも、おもちゃで遊ぶ時は確実に根本をキャッチするハンターっぷりやお尻ぽんぽん好きで「もっともっと!」とおしりを上げておねだりしすぎて椅子の上から落ちそうになるドジっぷりもかわいかったね。 寒い時期は2匹とも僕の股の間でよく寝てくれてたな、あれ腰が痛くなるんですよね。笑
調子が悪くなってからのこと
忘れもしない2020年1月5日。プロレスの大会2日目を見に行こうと思った朝にライ太が何度も吐いたので観戦をキャンセルし病院を受診しました。
そこで肝機能障害を指摘され、原因ははっきりしないまま定期的な受診が始まりました。だいたい2週間から1ヶ月毎に受診しては採血検査などをしていて、最終的には3年半くらいで54回もやっていました(点滴や注射だけの時も合わせるともっと多い)。大変だったね、チクチク刺されて。でも、ライ太は先生や看護師さんに噛み付いたことは一度もありませんでした。一度だけ痛い注射をされた時に威嚇するような声をあげましたが、その日病院から帰ったあとは「あんな声を出しちゃった…」としょんぼりしていたくらい。本当にいいヤツだったね。
今振り返ると長い通院期間でしたが、体調が落ち着いている時は普通に過ごしていたので我々としては通院していた期間がずっと大変だったわけじゃなかったな。動物病院の先生もライ太のこと好きっぽかったし先生との会話は我々夫婦も楽しんだりしていたし。
通っていた病院はここ。
お近くにお住まいの方はぜひ利用してもらいたいです。専門家としてはっきり言うことは言ってくれるし、分からないものはわからないと言いながら「僕だったらこうします」を意見をくれる院長先生は信頼できたし、診てもらってよかったです。
今回のこと
7月の最後くらいから「いつもより食べない?」と感じ、もともとやや太りめだった体重も減っていることに気づきました。状態は落ち着いていたのでこの数ヶ月は1ヶ月毎に受診と薬をもらうだけというのを交互にしていて、次回は薬だけの予定だったのをライ太を連れていき診察してもらうことにしました。
受診時の採血結果は結構悪くなっていたので点滴が開始され、以降毎日通院しては点滴や注射をするという日々でしたが状態はジリジリと悪くなっていきました。
いろんなご飯を買ってどれかひとつでも食べてくれればと思ったけど駄目で、水もほぼ飲まなくなってしまったので、8/7からは朝イチで病院にお預けして1日病院で点滴など治療してもらい夕方に引取る、という対応を休診日以外毎日していました。これも8/7に動物病院に電話をかけ相談して、本来は外来時間ではないタイミングで院長先生が診てくれて、こちらの事情(共働きで日中見れない+入院はライ太のストレスになる)を知ったうえで預かり対応をオファーしてくれました。このために、僕はテレワークを増やして始業時間を後ろ倒すなど業務調整をしまくって朝イチのお預け対応をやりました。それが出来る会社で本当にありがたかった。ありがとうございました。
8/12(亡くなる前々日)の採血ではデータが更に悪化していて家でも飲まず食わずの状態が続いていたので、8/13の引取り時に今後の治療方針(入院で鼻からチューブを入れて給餌するかどうか)について相談されました。「入院するとそのまま帰ってこられなくなるかも」とか「少しでも良くなる可能性があるのならやった方がいいのでは」とか「一旦良くなってもその後苦しいのはどうなんだろう」とかぐるぐると思いが巡り、先生からの促しもあったため一晩家で検討することにしました。と同時に「今日連れ帰ったあとに、急変してしまうかもしれない」とシビアなことも言われたので奥さんと治療についてお互いの考えを共有しつつ、ライ太の状態を見ていると改善がかなり難しいと感じたので何かあってもいいようにその夜は交代しながらずっと近くにいることにしました。
夜には更に状態が悪くなっていき足元もおぼつかず、立ち上がって一歩歩くとバタンと倒れてしまう様な状態だったけど、頑張って歩いて僕の足にくっついてきてくれた時は昔の添い寝感を久しぶりに味わわせてくれたんだなと思い「ありがとう」と「もういってしまうの…?」が同時に浮かんですごく辛かったな。苦しそうに鳴く姿や気持ち悪くて吐く時に「意地でも寝ている場所では吐かない!」とフラフラと場所を移動する姿は今も頭から離れません。ただこの夜は一緒に過ごしたこれまでを振り返る時間になったので、今思えば「翌日は休みだし、娘の対応もお義母さんが来てくれてなんとかなるから夜通し一緒にいていいよ」とライ太が配慮してくれたのかなと感じてしまいます。
8/14の朝もかなり悪く、動かして病院に連れていけるのかわからない状態でした。それでも辛さを少しでも抑えてあげたいと先生に電話で相談(この時点で入院治療は選択肢にありませんでした)。 その結果、症状緩和の吐き気止めだけ打ってもらうために病院へ向かうことになりましたが、向かう途中からほぼ意識がないような状態だった気がします。
そんなことになってしまったけど、3年以上の付き合いのある先生に最後に会ってもらってよかったなと思いました(我々夫婦のエゴかもしれないけど)。先生からは「この状態ではもうすぐなので何もしない方がいい」と言われキャリーケースから出して、調子が悪くなってからはできなかった抱っこを奥さんがして車に乗り帰宅。帰りの車内ではほとんど息をしていなかったけどギリギリひもまるに挨拶してから旅立てたんじゃないかな。時間としては10:10に息を引き取りました。
その後、勝手は分からないがやらなければならないのですぐに何件かのペット葬儀屋さんへ電話をして、当日13:30から個別葬ができる霊園へバタバタと準備して向かいました。霊園の職員の皆様は電話応対から葬儀までとても丁寧に接してくださり、心がやすらぎました。そして最後のお別れと拾骨を済ませて自宅に戻りました。あまり言うべきことではないですが、ペットにもしものことがあった時はこちらの霊園は安心できます。
これからのこと
今もとても悲しいしこれから自分がどうなっていくのか正直検討もつきませんが、亡くなる前日に夜通し一緒にいられたこと、つらい2週間を自分なりに頑張って対応できたこと、葬儀でしっかり時間をとってお別れできたことなどは本当にライ太の気遣いの賜物でこれからも大事にしていきたいです。
もちろん「もっとこれをしていれば」とか「これからあんなことしたかったな」とか後悔や喪失感は強いけれど、この思いを今いる娘やひもまるに活かしていかなければと思います。でももう少し大きくなった娘とひもまるライ太が遊んでいる場面は本当に見たかった。
後日談として、本当に急だったので亡くなった翌日も病院受診するものと思い、事前に予約していたタイムズレンタカーをすっかり忘れていてお金だけ取られたり、ライ太の思い出や写真がこれから増えないだけでなく、ライ太×ひもまるの思い出も増えていかないことに気づいて悲しくなったりといろいろありますがなんとかやっていきます。