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2002年生まれは一体なぜグループサウンズにハマったのか

ご挨拶

はじめまして、GS好きな釣り人です。またの名をショーグンとも言います。
これからグループサウンズに関するまとめ記事を作成していこうと思うのですが、筆者がどういう人物かをまずは紹介しておかなければと思い挨拶の記事を作成することといたします。

私の音楽遍歴

私は2002年生まれの2024年現在ピチピチの大学4回生です。いや、もう就活も決まっているのでピチピチとは言えないですが…(笑)
幼少期はウルトラマンマックスやメビウス、仮面ライダー電王あたりをよく見ていました。小学校に入るとイナズマイレブンが流行していました。そんな世代です。
幼稚園の頃一番ハマっていたのはクイズヘキサゴンという島田紳助さんが司会を務めていたクイズ番組内で結成されたグループ「羞恥心」でした。「しゅーちしん、しゅーちしん」というサビがなんとも心地よい曲です。この曲も確か70、80年代アイドルをモチーフにしているみたいなので私が古い曲にハマる下地を作った一曲なのかもしれません。

さて、小学生の頃は意外かもしれませんが関ジャニ∞の曲をよく聞いていました。当時は丸山君が好きでしたね。多分ぬーべーとかバラエティ番組の影響でしょう。それからTOKIOも好きでしたね。
たしかにジャニーズは好きでしたが、sexyzoneとかキスマイあたりには全くハマらなかったのでいかにも男の子という感じでしょうか。玉森君は黄金伝説の影響で好きでしたが。(一か月一万円生活での玉ねぎ生活のイメージが強い)
母親がジャニーズ好きで(キンキキッズやV6、滝翼世代)その影響があったと思います。
でもこうしてみると関ジャニもTOKIOもバンド形式ですね。多分このころからバンドが好きだったんだと思います(笑)

中学生になると塾通いになったので正直そこまで好きなグループというのはありませんでした。強いて言うならニコニコ動画のmad動画とかニコニコ流星群みたいなやつをよく聞いていました。あとは東方のBGMとかでしょうか。でもボカロにはそんなハマっておらず、マトリョシカくらいしか聞いていませんでしたね。
多分ノンボーカルが好きだったんだと思います

高2でレコードプレーヤーを買う


高校1も中学時代と似たような感じでしたが、高2になって転機が訪れます。通販で1万円くらいのレコードプレーヤーを買ったのです。高校時代は軍歌をよく聞いており(小学時代も軍艦行進曲を歌いながら下校したりしてましたが)、色んなバージョンの曲を聞いてみたいとなりレコードを買うことにしました。今の時代だと少ないかもしれませんが、当時は軍歌を三味線で演奏したり様々なテイストで出しているものがありました。他には戦前のレコードを買ってみたりもしました。色んなバリエーションがあると曲に対するイメージというのも深みが増すもので、編曲の大切さを学べるよい機会になったと思います。ちなみに軍歌で好きなのは「さらばラバウル」「暁に祈る」「抜刀隊」「若鷲の歌」あたりでしょうか。
萩原健一主演の226を見た辺りは「青年日本の歌」も好きでしたが、あれは右翼臭が強すぎて歌いづらいですね(笑)

高3でついにグループサウンズに到達するが…

私が高校3年生というと2020年です。そう、あの忌まわしきコロナ渦です。
レコードショップも営業規制がかかって外出自粛みたいな感じになってましたね。さすがに軍歌ばっかり聞いていても飽きるもので、昭和ゴジラのサントラを聞いたり、ドリフ・クレージーキャッツなんかを聞いていました。そんな生活を続けているとYouTubeの関連動画にとある曲が出てきます。

シャープホークス 遠い渚 1966

それがシャープホークスの遠い渚です。この曲がグループサウンズとの初めての出会いでした。ただ、この曲を聴いている当時はグループサウンズブームがあったことなど知らなかったためテンプターズやザタイガースにたどり着けていませんでした。ある意味現代的というか、YouTube的という感じでしょうか。なぜこの曲が最初に出てきたのかは分かりませんが、すぎやまこういち先生作曲というのが大きいと思います。
シャープホークスの曲を色々と聞いているとエレキを使った楽曲にどんどんハマっていきました。これが私にとっての「高3エレキ革命」と名付けてもいいものでしょう。

シャープホークスはマイナーだった…

シャープホークスにはハマったものの、当時の演奏の動画を探してもほとんど見つかりませんでした。遠い渚は確かにヒットしたもののどちらかといえばマイナーな存在です。のちにバラエティやホタテマンなんかで人気になる安岡力也が在籍しているんですが…。
そのため関連動画に出てくるのはザ・ジェノバ、ザ・ビーバーズといった10大GSにかすりもしないマイナー所ばっかりです。中村晃子さんの「虹色の湖」もハマっていましたが、あれはひとりGSと呼ばれるものですね。
ただ、これが功を奏したのか様々なグループの楽曲を堪能できる下地になったように思います。


ブルーシャトウとの出会い

グループサウンズという言葉を知らないままマイナーGS(カルトGS)を聴く生活を続けていたある日、ブルーシャトウという曲が目に入ります。なんともお洒落な雰囲気のタイトルだったので聴いてみた感想はズバリ「完璧だ!」の一言。
ブルーコメッツ最大のヒット曲であるブルーシャトウは発表から60年近く経ったヤングの心を射止めたのです。ジャッキー吉川の力強いドラム、ベースの演奏力の高さ、ハーモニー、どれをとってもこれまで聴いてきたグループとはレベルが違いました(こんなこというと申し訳ないが)。
そのあとは順調にGSの有名どころであるタイガース、テンプターズ、オックス、ヴィレッジシンガーズ、ジャガーズあたりをしっかりと抑えていき大学4回生になってもGSばっかり聞いている今に至るわけです。

思わぬ落とし穴

さて、GSばっかりを聴いて耳を肥やし続ける生活を続けているとどうなったでしょうか。なんと感性が変わってしまって最近流行ってる曲の良さが全く分からなくなってしまったのです。これは実に恐ろしいことです。
正直同期たちとの音楽の好みは全く合わないですし、GSの良い楽曲を見つけたときに喜びを分かち合えないのは残念ではありますね。まぁそのうちGS好きな人とGS談義ができると信じて(元GSの人にお会いしたことはあるけど)我が道を突き通せればと思います。

終わりに

最近若者の間で昭和ブームが起きていると言われていますが、あれは80年代のシティポップブームであったりレトロ風景・インスタ映えブームといった方が正しいように思います。2002年生まれの若者が1960年代を熱狂させたGSにハマっていくという中々貴重な経験をさせてもらえたことも何かの縁だと思うので、GSの魅力を発信していける側に回れれば一番良いかと思います。
今後はグループサウンズの解説記事やおすすめ楽曲、貴重資料やラジオの書き起こしあたりをしていければなと思いますのでぜひフォロー等よろしくお願いします。

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