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こんなときだからこそ。【ジョギング】

久しぶりにジョギングを再開した。
コロナウィルスの情報収集で、家にいても気持ちがザワザワして落ち着かない。こんなときはからだを動かすことで、怒りや不安を発散したほうがいいと思い、、、

夕方のジョギングを始めたのは、2002年のこと。雑誌の仕事でスイス行きが決まり、若いスタッフについて行けるように体力増強を図ろうと思ってのことだった。

自己投資も事前準備もなしで始められるのが、ジョギングのメリット。家の近くに、桜並木が続く川沿いの遊歩道があり、格好のジョギングコースになっていた。短い間隔で橋が架かり、その日の体調に合わせて距離を変えることができる点も、「なんちゃってジョガー」には好都合だった。

フリーランスで自宅作業をしていると、3日も家から出ないということもある。外出の用事がない日は走る、気分が乗らないときは走らなくてもOKと決めて、だらだらゆるーく続けてきた。それが2年前に引っ越しをしてから、ほとんどジョギングをしていない。

いま住んでいるところも家のすぐそばに川が流れ、遊歩道があるのだが、橋と橋の間隔が広すぎて、走行距離と体力との関係がうまく合わない。それを理由に、ずるずる易きに流れて今に至っていた。

久しぶりに走ってみた。若者が早足で歩くくらいの速度で、たぶん2kmくらい。
それでも走り終えると軽く汗ばみ、ジョギングの爽快感と、その後のビールのおいしさを身体が思い出した。

世界はいま、経験したことのないウィルスに翻弄されている。
治療方法も確立されていないこの新型ウィルスは、政治、経済、市民生活、人々の感情にまで容赦なく入り込んで、恐怖を植え付け、闘いを挑む。

社会への力を持たない小市民ができることは、地域のコミュニティーを大事にしながら、小さく暮らすことじゃないかな、と思う。

もうすぐカンレキだけど、小さな暮らしと体力維持のために、ジョギングを再開しよう。

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