こんなときだからこそ。【マスクを作る】
新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない。
PCR検査の保険適用で感染者数はますます増えるのだろう。
緊急事態宣言が発令される可能性も現実味を帯びてきた。
日本中がぴりぴりしている。
電車でマスクをせずに咳をしようものなら、非難の目が一斉に飛んでくる。感染ルートの調査は犯人捜しのようでもあり、感染して「悪者」にならないように、みんなびくびくしている。
感染したくないし、感染源にもなりたくない。でも今の日本に、ここだけは安心という場所はない。収束の見通しもまったく立たない。
不安や心配がどんどん膨らむ一方で、こんなときだからこそ、できること、見直すこともあるんじゃないかと思う。
オバサンは、先週からマスクを作り始めた。
マスクのウィルス防御効果は信用していないけど、狭い空間で突然咳が出ても、白い目で見られないように。予防というより、他人に迷惑をかけないために、この時期はマスクを着けたほうがいいと思う。
とはいえ、開店前に並んだり、高額の使い捨てマスクを買う気にはならない。だから作ることにした。
思い起こせば、
オバサンが子どものころ、マスクはガーゼと決まっていた。マスクが使い捨てになったのは、安い不織布マスクが出回るようになってからだ。
と考えれば、
新型コロナウィルス騒動は、大量生産大量消費の「使い捨て文化」に警鐘をならしているともいえる。
また、業務の効率化やコスト削減から安易に海外アウトソーシングを続けてきたことへのツケが回ってきたとも。
近い将来の経済危機も大いに懸念されることだけど、もう発展とかグローバル化を目指さない方がいいのかもしれない。30年くらい時代をさかのぼって、国内生産+国内雇用+国内消費。
少しの不自由とゆとりの時間を取り戻すほうに舵取りをするのがいいんじゃないかと、オバサンは思い始めた。
だって、いつまでも成長を続けるなんてことは、たぶん、絶対にないから。
※オバサンが参考にしている手作りマスクの型紙はこちら
https://www.cottontimemagazine.com/page/10
この立体マスクは、口元のスペースに余裕があるので息苦しさがなく、メガネも曇りにくい。おすすめです!