Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第三百七十二回「大安売り」
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Re:372回「経済回せ!大安売り」
大安売りはBOSにて登場したロイヤルスペル。ジョラゴン・リロード。
1コストスペルで効果は1捨て1ドロー。さらに歴戦の武具1枚をハンドインする。
歴戦の武具は2コスアミュレット。CD2で相手ターン終了時にナイト召喚。相手ターン終了時なので実質疾走みたいなもん。不穏なる闇の街でチョイスできる夜の襲来と同じ。また、場にロイヤルフォロワーがいる場合は2種のカードから1つ選んでプレイできる。1つ目の選択肢は堅牢なる盾。CD1で、効果は出た時の自分の場のロイヤルフォロワー1体+0/+1とラスワシールドガーディアン(1/1守護)召喚。2つ目の選択肢は鋭利なる剣、同じくCD1で、効果は出た時のロイヤルフォロワー+1/+0とラスワヘヴィーナイト(1/2バニラ)召喚。どちらもロイヤルフォロワーのバフ+フォロワー展開効果を持っており、盾が受け、剣が攻め寄りになっている。
まず最初に歴戦の武具から話すが、このカードは弱い。素プレイの夜の襲来効果はそこそこ強いがチョイス先2種は弱い。剣はCLC出身のパレスフェンサーとどっこいどっこいだし、盾は体力バフの時点でかなりどうしようもない。それにしても盾が守護出すのに剣が1/2バニラ出すの納得行かなすぎ。クイブレ出せよ。
ただ武具の弱さはこのカードの弱さとイコールではない。なんせこのカードは武具を抜きにしても1コス1捨て1ドロー。山札を雑に掘れる。非覚醒砕石竜、契りと同等。そして、砕石契りと比べると武具をハンドインするため、質はともかく手札の量を減らさずに済む。凄いぞ!
ただ、このカードがロイヤルカードというのが問題。ロイヤルは面展開を主とし、小賢しい事をあまりしないクラスなのだ。そのために山札を1コスト払って掘削するスペルという概念がそもそも合っていない。手札が減らないルーターという特徴は、それこそディスカドラゴンなら間違いなく拾った武具を捨てて更に山を掘るみたいに活かすことができただろうが、ロイヤルでは基本的に活かせない。
そんなわけでローテーションでは大した活躍を見せることはできなかった。
しかし、アンリミだと話は別。
そのデッキがスパルタクスロイヤルである。こちら、死神のカードを勝利のカードに変身させるスパルタクスを出した後に山札を掘りきって特殊勝利するデッキである。
このデッキにおいて大安売りは雑にコンボパーツを探せるカードとして採用されている。手札を捨てるにも関わらず手札が減らないという性質が、光の道筋新たなる運命アルヤスカらと相性が良い。エルネスタイルミスナといった手札を捨てるカードが他にも採用されているので、運命前でも武具の扱いに困らなくて良い。正味、武具使わんので光の道筋捨てる時以外はただの知恵の光のが強いんだけど他に候補もないしまぁ採用される。
このカードが登場してからかなり後、ETAにてトークンとして再登場。発生源はストーンマーチャントである。4/3/3兵士で出た時大安売り2枚をハンドインする。昔のカードを雑にトークンにするシリーズのやつであり、その例に漏れず雑に弱い。2pickならある程度強いけど、まぁ…
エルネスタイルミスナも手札捨てドロー効果を持っていることから、ロイヤルにおける手札を捨ててドローするという効果は物物間の取引をイメージして作られているのだと思われる。ヴァローナディーラー、グレートシーフなど今でもこの取引文脈は続いている。
大安売りってカード名、おもろい。それで加わるカードが「歴戦」の武具なのも面白い。歴戦の武具を大安売りするなよ。
歴戦の武具、めちゃめちゃ傷ついてんのかな…
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