【レース用シンタード】Raver's01の何が凄いのかって・・・【PRD11GW】
注文していたビンディングがようやく届き、GRskilifeの10周年記念モデルRaver's01は完全体の姿を表しました!
話の前にRaver's01とはなんぞや?という事で、動画とスペックをご覧頂きましょう。
こちらのRaver's01は限定記念モデルです。たった30台だけの特別なスキーボードです。GRskilifeが10周年を記念してリリースするモデルで、昨シーズンの試乗会でも皆さんに乗って頂きました。
あれが完全体ではなかったんですよ。実は用意する予定のビンディングが今シーズンにモデルチェンジすることになっていて、試乗会時点では手配が間に合わずPR11GWというチロリアのビンディングでご試乗頂きました。もちろんこのビンディングでも十分な性能というか、その時点でスキーボードが選べるレール式ビンディングとしては最上位だったものですが、それがPRD11GWとして、特にヒール側の構造が変わって最新のものになり、願うべく完全な状態になりました。
かっこいい。正直。板の差し色の白と対比色の赤、それと同じく黒基調で白と赤がデザインされたPRD11GWがとても馴染む。正直、PR11GWはマットの黒一色で地味に見えてデザインに気持ち妥協があったのですが、完全に払拭されましたね。 これぞ、記念にふさわしい!Raver's01はこのビンディングとの組み合わせを基本としていますので、ビンディング付きでご注文のみなさまにはこちらがご用意されます。 地味にブレーキの仕組みも進化しているんですよ。跳ね上げ式だったPR11GWから、PRD11GW折りたたみ式になったので、どんだけ板を傾けてカービング切ってもブレーキが接触するリスクがありません!
ビンディングの性能の判断に解放値がありますが、解放値も11まで調整可能。レール式のビンディングとしては最高クラスに位置します。これ以上のビンディングとなるともはや純競技用しかなく、一般の方にそれは必要のないもの。必要な範囲で特にスキーボード用として見た時、このPRD11GWは最も強いビンディングと言って差し支えないでしょう。
※解放値が高いからと言って性能が高いとは言えませんが、調整の範囲について高い解放値が必要な競技嗜好な方にも十分な範囲で調整可能という意味です。一般的に解放値はS-B-Bシステムによる算出の数値でお使いいただくのが最もリスクがありませんので、設定の際には認定技術者に十分ご相談下さい
元々予約時点でのアナウンスで、ビンディングはその時点で最良と思われるモデルに変更になりますとお伝えしておりましたが、お伝えした通りビンディングも吟味されたものになりました!
そして、前からお伝えしている通り板の方はもっとすごいです。
まずRaver's01は滑る事に特化したスキーボードです。もちろんスキーボードらしい動きができるのは動画でご覧の通りですが、いざ滑る!という時に気持ちよく滑れるもの、それを実現したのがRaver's01です。
スキーボードは遊びだけ?と思われがちですが、滑るのだって結構得意。長板と同じスピード域でカービングターンする事だってできますが、実際はここまで気持ちよく滑ることを主体に作られたものは存在していなかったでしょう。
まず滑走面。Raver's01の滑走面は、普通はレジャースキーのジャンルの板には採用しない、競技用の板で採用される滑走面が選ばれています。レーシングブラックシンタードの真っ黒な滑走面は、なんと平昌五輪の女子ハーフパイプで金メダルを取ったキャシー・シャープの板と同じものが採用されています!
GRではSaltoroやKleshaにハイスペックなシンタードの滑走面を採用していますがこの滑走面はそれを遥かに超えます。
その滑走面を生かすべく開発された板はKleshaと同じロングノーズ形状。Kleshaの滑走性の良さは皆さんにも体感していただいていますが、Raver's01の滑走性の方向はKleshaとは違います。ちなみにKleshaはRaver's01の廉価版ではありません、Kleshaを滑走に全振りしたのがRaver's01の位置付けです。
なのでKleshaとRaver's01は全く違う板です。
その核たる部分が、Raver's01は、板の内部にカーボンが内蔵されています。ウッドコアのしなやかさにカーボンの強さを内蔵することで、高い滑走スピードでもスキーボードとして異次元の安定性をもたらします。対してKleshaはスキーボードの取り回しの良さを持ち、なんでも得意になれそうな雰囲気、Raver's01はガンガンスピードを出して楽しみたい、そんな違いがはっきりと分かれます。
Raver's01ではカーボンがしっかり仕事するので、短い板特有のターン途中で板が耐えられなくなる事がなく、むしろ推進力を得られます。試乗した皆さんが「この板、速い!」と言っていたのは、他のスキーボードにない推進力、そしてスピードを維持する板の設計、そして滑走を高めるレーシングシンタードの効果によるものだったのです!
それだけじゃない。ここまで突き詰めてこの部分に手を入れないなんて勿体無い!
それはチューニングです!GRskilifeのスキーボードの最大の特徴は、エントリーから全てのモデルでプレチューンし、エッジの研磨、ワックスなどしっかり仕上げて販売している事です。が、Raver's01に与えられたプレチューンはプレチューンの枠のものではありません!最初からフルチューンです!しかもそのチューンスペックはエッジの角度までこだわってレース板同様。あまりにレース向けのチューニングなので、この板に限っては「アフターチューニングサポート」として、購入後に1度だけですが、送料のみのご負担で好みにチューニングをするサービスまで行います!
そのまま使って気持ちよければそのままでよし。
滑ってみてエッジをもう少しマイルドに使いたいなら仕立て直してお渡ししますし、
よりスキーボードらしい性格に変えたいならばそれも可能。なのでご安心ください!
基本仕様のチューニングは試乗会でも皆さん驚いてましたよね。一歩目から違うって!
かといってエッジギンギンの油断もならないチューンではなく、面では使いやすくずらせるのにエッジを立てるとしっかり効く、そんな仕上げになっています。でないとグラトリとかできませんし。この辺にはRaver's01に持たせているロッカー構造もいい感じで効いているので、思ったよりも幅広いシチュエーションで楽しめるチューニングに仕上がっています。
ワックスもバッチリ入っています。先日販売開始したGRWAXの魔法の塊、LPリキッドブースターも仕上げにちゃんと使っています。
正直、ワックスに不慣れな方でもRaver's01を楽しんで滑ってメンテして欲しい気持ちもあってGRWAXの販売をここに合わせました。せっかくの最高の滑走面もワックスが切れたら勿体無い!かと言って本格的なワックスなんて大変だし、近くに頼れるチューナーもいない。
じゃ、これ使ってください!って事でGRWAXなんですよ
と、このようにこだわりまくったのが今回のこの30台。30台だけだからできた事でもあるのですが、実はすでに半分以上が予約になっています。
欲しいと思っても買えないなんて・・・
大丈夫です。一部は一般販売用に残しています。この11月中に一般販売でご用意し、わずかになってしまうと思いますがシーズン中にも販売します。シーズン中の販売は現状では抽選販売形式にさせて頂くことも検討していますので、これについては後日改めてご案内します。
スキーボードとしてはビンディング付きで9万超えと、とても高額なモデルになりますが、ここまでこだわり抜いたものは他にないと思います。体感したい!という方は冷やかしでも構いません!ぜひGRの試乗会にお越しください!
GRが10年考えて作り上げた一つの究極「01(ゼロワン)」をぜひ!
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