スキーボードは装備品
冷静に「スキー」「スノーボード」「スキーボード」をくらべたときにしっくりくる「違い」を考えてみました。
スキーとは「長さ」が違う
スノーボードとは「枚数」が違う
でも、なんか違う。もっと、こう・・・感覚的な違い・・・。
と考えていたら、私はスキーボードは「乗り物」として感じてないと考えました。
スキーは乗るもの。いかに乗りこなすかを追求しているように感じます。だから雪面と自分の間に「一枚」挟まれている意識です。これはボードも同じで、ボードの方が足が両方固定されるので余計にその感覚が多い気がします。
比べてスキーボードですが、滑っていて板を意識することがあまりありません。挟まっている感覚が無いと言うか、体で滑っている感覚というか。
曲がる時、止まる時も特別に何か動きを作らなくても「そうしよう」と意識だけで動けるようになるのがスキーボードのいいところですが、徐々に自分と一体になると言うか、まさに「装備品」な感じになるのがスキーボードな気がします。もちろんスキーなどでもキマってくると履いてる感覚がなくなって絶好調になりますが、スキーボードはそれがすごく近くにある感じ。それに装備品だからスキーボーダーの習性として板を脱がないし、履いたまま色々やろうとするのかもしれませんね。
スキーボードの場合、「板を動かす」とか「板に仕事をさせる」などのスキーなどで後に求められる概念もあんまり必要なくて、他のギアでは発想にもない動きや滑りも可能になっている。これがスキーボードの「開放感」をもたらす要因なのかなと感じます。
この感覚、気持ちいいんですよ。多分一体感って、スキーやボードだと相当乗り込んで、上級者くらいの技術力がないとなかなか感じられない感覚だと思います。それがけっこう簡単に感じられるスキーボードは、だから手軽に「ハマる」のかもしれません。
思い返すと若い頃、スキーボードにハマったきっかけもこの快感がすぐに得られたからかもしれません。そう言う部分で感覚的に、スキーボーダーたちは他のスノーギアの方々よりもひと足先に快感の境地に到達しているのかもしれませんね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?