春のゲレンデには水を持って行きましょう【硫安対策】

 自分の水分補給はもちろんですが、春のゲレンデには1リットルくらい水を持って行きましょう。

 理由は硫安対策です。硫安とは農業などに利用される肥料ですが、雪が解けてしまう春のゲレンデでは雪解け対策で利用されます。

 硫安は水に溶ける時に周りの熱を奪います。簡単に言うと、解けそうな時に雪にまくと雪が解けるのを即効的に防げるのです。
 よくリフト乗り場などで塩みたいなものをまいてるの見かけませんか?あれ、だいたい硫安です。

 硫安は肥料なので比較的安価で正しく使えば安全なものです。使いすぎると土壌を侵してしまうこともありますが、大量の雪にまく分には濃度が薄まるので問題ないとされています。

 そんな硫安は人には有用ですが、スキーの板には結構ダメージを与えます。特に影響するのが金属のエッジで、硫安がついたままでほっておくとあっと言う間にエッジが錆びます!
 この錆びがなかなか凄いもので、普通の錆びよりも3倍くらい酷く錆びます!板のエッジ総て錆びてしまうことも珍しくありません!

 なので対策としては水!水道水でも良いので滑走後に水で流して水気を切るだけでもかなり違います!硫安はとても水に溶けやすいのでさっと水をかけるだけでも効果あります!

  ペットボトル一本分でできるお手軽対策なので、是非用意して春のスキーを楽しんで下さいね!

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