Saltoro完売(GoodDays'85完売寸前)のお知らせといろいろ

今季リリースのGR新機種Saltoro(SA)とGoodDays'85(GD)ですが、今季の用意分については完売しました。大変たくさんのご予約とご注文ありがとうございました!

 正直申し上げまして…完全に見込みを誤っていました!昨年までの新型コロナによるスキー業界の状況、二機種共にこれまでにないコンセプトの商品だったので日和見な状況かと予想しての生産委託先に注文した春先。が、日に日に増えてくる予約注文とご期待の声に「あれ?これってもしかして少なかった?」と思うも通常販売予定分までは達しないと見ていた夏。

 そして予約締め切り頃、予想の数を超える注文が入り「あれ?これって足りない可能性もある?」と、不安に眠れない日が訪れました。予約が確定した時点で困ったのが、やはり昨今の状況が影響して生産委託先からの納品が大幅に遅れ、出来ている分だけでもと先に納品をお願いしてここからが本番。そう、GR板はプレチューンするのです。

 そうして迎えた師走。販売店舗にも按分を済ませて残った板は両手の二台だけでした。(SA)

 検討していた皆様には大変申し訳ありませんが次に手に入れられる機会は来期になります。と言うことでこの時期から始めるのは業界としても前代未聞かもしれませんが、今週より来期の予約を開始いたします!価格は今季の3月いっぱいまでの価格で、ビンディング付きならばもちろんセット割引対象になります。GRオンラインショップでは調整にもう少しお時間を頂たいですが、取扱店の東京のベイル様、福生市のOFF-1様では昨日より予約のご対応が出来ます!


さて、ここからはいろいろです。長文ですのでご容赦下さい。

 色々と分析してみましたがやはりSAが大人気となったのはみんなこのサイズが欲しかった!と言うことと、デザインが良かった!と言う事だと思いました。スキーボードですがフリースキーにも使えるシェイプ。スキーボードとしては圧倒的な滑走性能と安定感。ご予約頂いたお客様にスキーボーダーだけではなくフリースキーヤーも多くいらっしゃったのも、この板の可能性を現した事だと思います。確かに短いフリースキーはありましたが、多くはジュニアモデルだったりレディースモデルだったりと、出してみたらSAは唯一無二の板だったみたいですね。
 そして喜ばれたのがデザインで、伊藤氏の渾身のグラフィックが醸し出すそれは「かっこいいですねこれ!」と喜んで貰えるものになりました。事情があってグラフィック無しで昨シーズンの試乗モデルは試して頂いていたのでそれも不安でしたが、手にとってもらった皆さんの喜びの声はとても嬉しいものでした。

 GDは圧倒的に多かったのが試乗会で試して頂いた方々からのご予約。ご予約の時に「試乗会でよかったので注文させていただきました!」など書き添えてご予約していただいた方も少なくなく、見た目の長さに隠れた潜在性能の高さに喜んで頂いた結果だと感じました。
 だっと普通85cmであんなに滑れるなんて思わないじゃないですか。短いのに硬いなんてスキーボードは今までのショートサイズに無かったもの、しかもわざと厚く作るなんて普通考えないと思います。
 こちらも伊藤氏のグラフィックが大変好評で、短いのに存在感のあるものが出来たと自負しています。今回SAもGDも初めてグラフィッカーに依頼した結果、GRとしてデザインに新しい印象が生まれたと思っています。

 因みに開発側の裏話としてまずはSAについて。元々GRでは多大に貢献して頂いているフリースキーヤーのケニーさんとの話でシグネチャー作ろう!パークで楽しい板作ろう!とはじまり、ただのパーク板作るなら徹底的に滑るのも楽しい板にしようと目論んだ私の設計が組み合わさり、短いのにパークが楽しくて難解めっちゃ滑りも楽しい板が出来上がりました。前もお伝えしましたがK10のサブネームはケニーのKと私のネットネームCO10を組み合わせたものなんですよ。それがたまたまK10、高峰サルトロカンリの名前と伊藤氏のグラフィックが融合して産まれました。

 GDは前にアンケートなどで「短い板が欲しい!」と言う声と、それまでGRで一番短かったLovin'NEWの後継機として開発が始まりました。LVで問題だった滑走性能の限界の低さを解決すべくより短い板を!と書き始めた設計図。これが大変でした。
※元々女性向けとして開発したため、男性の使用について妥協がありました

 短く、しかも解放式を考慮してのより高い滑走性。とは言え先ずはこの長さを希望する方にグラトリを好まれる方が多かったので、まずはグラトリ性能を重視して…と設計図を書き続け、生産委託先の方とも煮詰めながら出来あがったテストモデル。
 滑ってみると…あれ?これ滑るのもめっちゃイケない?このままで全然楽しいじゃん!となり、設計修正なくそのままリリース出来ちゃいました!コレにはホント設計段階で凄く脳みそが沸騰しましたが、あの苦労が一発で報われたことに凄い喜びを感じました。
 ただ、この時点ではまだ隠された性能に気がついて居なかったのです。クローズドテストでユーザーに試してもらった際に急にスピードアップして滑り始めたユーザー!?何!?マジで!?と暴走したかとあせっていたら「すげー楽しい」とのこと。確かにそういう風に乗ってみると…あ、ヤバいわこれwwwめっちゃ滑れるじゃん!
 その後なぜそうなったか設計図などと検討してみると理由が判り、GRの設計は新たなステージに入ったとガッツポーズでした。
 それが試乗会での評価につながり、予約にもつながっていました。本当にGDのポテンシャルはすごいし、こうしてユーザー側の考え方などで作っていく事に大きな可能性が生まれると実感しました。GRskilifeと言うブランドはアマチュアスタンスを大事にしています。今後もこの考え方は変えずにいきたいと思います。

 そんな二機種ですが来年も変わらず販売します。試乗会などで是非試して頂いてご検討頂ければ嬉しく思います。

 さて、ここまで長文にも関わらず読んで頂いた皆さんに良い機会なのでついでの情報ですが、現在更に次のリリースに向けて大詰めとなっております!もうすぐご案内できますぜひご期待下さいね!

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