ゲレンデの音楽について
先日のブログでゲレンデで音楽を楽しみながら滑ってる方が増えてきているなどのブログをかいたのですが、新潟のアライリゾートのTwitterアカウントにて興味深いtweetがありました。
https://twitter.com/snow_arai/status/1298128180117557248?s=19
アライリゾートと言えば日本屈指のビッグゲレンデで、その特徴は見える範囲がほぼ滑れること。良くあるスキー場のコースとコースの間も解放されていて、自己責任ではありますがナチュラルなスキーを楽しむことが出来ます。通常こうしたスキーは板を担ぎ自力で登って滑る「バックカントリー」になるのですが、アライほどの規模で解放しているのは日本でもそう多くありません。
※未圧雪コースの滑走はスキー場管理範囲内であってもローカルルールとマナーを十分に尊守し、自ら危険な滑走をしている自覚をもって滑らなければなりません。また一般の上級者にあたるスキーヤーであっても滑ることが出来なかったり危険に陥る事がありますので、安易な判断で経験する事はお控え下さい。このようなゲレンデで滑走する場合、万全の装備と道具を用い、必ず経験者と組になって楽しまれることを強く進めます。なお通常の滑走路とは異なり、命を守る最低限の雪中装備(防寒着や非常食など)も必要です。
私も二度こちらで滑った経験がありますが、コースとコースの境が無いのでうっかり行きたい方向を見失う事が多々ありました。方向感覚を失い、雪やガスで視界を失う。そんなときに頼りになるのは「音」だけです。音さえ聞こえていれば捜索範囲も絞る事ができますし、何より自分が安心できます。
スキー場でない立山で登山してバックカントリースキーを楽しんだとき。周囲には何も音がありませんでした。それは非常に新鮮でしたが、今回のツイートを見て考えが改まる事ができました。
ゲレンデの音はうるさく感じる方もいらっしゃるかもですが、安全のためにきちんと意味があって流していることもある。まだまだスキーの事について学ばせて頂けることが多いと感じた出来事でした。