insta360One X2 の自撮り棒による棒の長さと撮影映像について


 この記事は先に下記の記事をご覧ください。

 さて、ショート動画で上げさせていただきましたがご覧いただけましたでしょうか?できるだけ同じシチュエーションで長さを変えて、書き出しは背景が大きく歪まない程度に自分全体が写るように書き出しています。

 長さの違いは70cm 120cm 150cmで、使った棒は以下の商品です。
※紹介のリンクはAmazonのものですが私はauPAYマーケットで購入しました。

 純正のインスタ棒も持っていますがこれがちょっとスキーの撮影に向かない点もあり、ちょうど良いものを探していて先日購入しました。動画はそのテストも兼ねています。

長さの違いと周りの歪み

 これは70cmくらい、GoProなどで一般的な伸縮式のもので多く見られる自撮り棒の長さで撮影したものを、少しズームアウトした画像です。この画像を見るとまず気になるのが4隅の黒い何か。これは「ケラレ」と言って、広角なアクションカムではもともと真四角に写すことが難しく、被写体のみを撮影するには良いのですが周りを見せようとするとそのように歪んで出てきてしまいます。また背景も円状に歪み、いわゆる「魚眼レンズ」のような映像になります。

 これはインスタの純正自撮り棒とほぼ同じ長さの120cmです。(実際はそれよりもちょっと長いです)
 インスタの純正自撮り棒はなかなか使い勝手が良いのですが、スキー撮影には少し長さが足りないかな?と感じています。というのも、自分だけを撮影するなが十分な長さなのですが、板まで写そうとすると気持ち短く、後の編集のために動画を広く撮影するのにはギリギリなのです。上の画像も70cmの時程度の被写体の大きさになるよう調整していますが、これよりズームアウトするとケラレがでてしまいます。
※編集せずこのまま見たりする場合なら純正は十分な長さとも思います。しかしその後に編集を考えた場合、周囲の余地が狭いと常に同じ画角で編集がつまらなくなり、歪みもやっぱり気になるものです。

 これがこの自撮り棒の最大延長である150cmの画像。120cmの時と大差なく感じますがズームインもズームアウトも自由度が上がります。編集主体で考えるならこの距離はかなり良さそうですが、さすがに150cmの長い棒を持って滑るのは周囲に気を使いますし、実際危なく感じます。棒自体は意外に重い本体の重さを十分保持できましたが、人の混み合う中で使う場合は気をつけた方が良さそうです。
 それとこの画像を見ると左右で色が違うのがわかるかと思いますが、インスタは180度づつ二つのカメラで撮影した画像を内部的にくっつけています。なので左右のカメラで色が違ってしまっているのですが・・・前はこうならなかったと思うので、ファームウェアのバージョンアップなどで解決してみようと思います。

利点と問題点

 スキーで使う場合、記録としてであれば板まで写す必要も少ないので純正くらいの長さで十分だと思いますが、先ほど述べたように「板全体まで写す」となると編集の時にちょっと短く感じます。現在のカーボンの棒を手に入れるまでは純正棒を使っていましたが、その問題点解決のため末端部に別の頑丈な自撮り棒を繋ぎ、それで長さを稼いで使っていました。※純正棒などは末端部にネジの穴が開いていて自立スタンドなどを接続できるようになっています。
 その点でこのカーボンの棒はちょうど良い長さでよかったのですが、しかしこの150cmという長さがなかなか無いんです。あってもだいたい使えないのです。

 インスタは本体からちょっとでもはみ出たものがあるとそれが写ってしまうのです。なので本体からはみ出さない太さの棒でないとダメなのです。
 GoProなどの棒ならば良い長さのものをありますがGoPro用は付け根にだいたいつまみネジが付いています。これがインスタでは邪魔。気にしないなら気にならないかもですが、手元にずーっとなんか黒いものが写っているのは・・・。
 で見つけたのがこれなのですがこの棒もなかなか独特で、3段のネジ式ロックで、それぞれの段が釣竿のようにただ引っ張って長さを固定するだけのもの。強度に少し不安を覚えます。
 また構造上仕方ないのか一番短くしていると中でかちゃかちゃ音がします。さらに短い状態では純正より少し長いので、いままで使っていた鞄に入らなくなってしまいました。

 さらにいうと、純正は航空機に使われるアルミ製、こちらはカーボンです。カーボンは圧倒的に軽いですが、もし転倒したら折れて一発で使えなくなるだろうと思います。純正も転ぶと結構あっさり曲がりますが、曲がりをちゃんと直さないと縮められないばかりか、変なふうに映り込んでしまったりしました。
※あと細かい点で接続のネジがそのまま剥き出しなので、本体に繋ぐ時に間にゴムワッシャーでも挟まないとダメっぽいです。私は純正の棒からむりやり剥ぎ取って利用することにしましたが微妙に歪んでしまいました。

 とはいえこの軽さは案外良かったです。強度に不安はありますがしばらくは使っていけそうな気がします。

インスタの手振れってどうなの?使い勝手は?

 最後についでなので手振れについて。GoProはその脅威的な手振れ補正機能が魅力ですよね!それで欲しい!と思う方も多いと思います。
 インスタは手振れ無いです。ええ、無いんです。
 というのも、元々こういう超魚眼レンズは手ぶれが影響しにくいそうなのですが、周囲全部撮影しているので全然きにならないし、書き出しでなんとでもなるのです。書き出しという一手間があるので面倒もありますが、同じ撮影でも前や後ろを画として使えるのは魅力ですし、なにより後ろにカメラを持ってセルフ追い取り撮影ができるのはすごいと思います。そして手振れなし。自分の滑りの確認や、普通のカメラでは難しいアングルが簡単に実現できてしまうのはインスタの強みです。
 ただ、YouTubeなどで公開を前提とした場合、撮影で意識しておかないといつも同じアングルの画になってしまいがちです。そういう時に撮影距離を工夫したりするとなかなか良い感じですね!

 そしてインスタを使っていて思うのが、手軽なこと、使いやすいこと、そして雪山でも全然使える強さを持っていること。特にバッテリーは滑る毎に撮影したとしても半日は持ちました。それに北海道並みの寒さを誇る八ヶ岳エリアのゲレンデでの撮影で何も問題はなかったので、群を抜いて良いんじゃ無いかと思います。これについて大容量中華互換バッテリーなどあるそうですが、防水などがちゃんとしない場合があるそうなので、ちょっと高いですがバッテリーは純正をお勧めしますよ。

 ということでインスタについてでした。今後も撮影について何か発見があればまたお伝えしますね!

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