【ゲレンデで】ウォッシャー液に気をつけましょう【出なくなります】
車の冬の準備って、タイヤ交換ぐらいですよね。
ディーゼルの車乗ってる方だと、入れる軽油も気になりますよね。
意外と知られていない冬の準備に「ウォッシャー液」があります。車のフロントガラスが汚れたらプシャっと吹き付けて綺麗にするあれです。
あのウォッシャー液、買う時に結構値段がピンキリなのは気がついているかと思います。基本的にはアルコール類に水が混ざったもので、その混ぜている倍率だったり、特別に混ぜている成分で値段が変わります。
ここで注意!ウォッシャー液はアルコール類とお伝えしましたがこれは飲用ではありません!絶対に飲んだらダメです!飲むと下手したら失明したり死にます!
アル中の人がウォッシャー液を代用で飲んで失明したなんて話もあったりします。アルコール類と言っても工業用アルコールだったりエチレングリコールだったり、メタノールだったりします。特にこれからお伝えするものにはメタノールが多く含まれているのでガチで飲んだらダメです!
気になる人は「メタノール 飲む」で検索するとヤバさがわかるかと。
さて、普通のウォッシャー液は適度にアルコール類が混ざった水で、その濃度は10%くらいです。洗浄効果は水に近づくほど弱くなるので濃い方がいい?と思いきや、濃すぎると今度は高くなるし、塗装やコーティングを冒してしまう可能性もあるので、だいたい10%ぐらいがちょうど適度な濃さなのですが、この濃度では氷点下になるとなんと凍ってしまいます。
それを防ぐ方法としては濃いめのものを使う事で、濃度20%になればマイナス10度くらいまでは凍らなくなります。
ですが、マイナス10度なんてスキー場ではむしろベストコンディションの朝、という気温。なので、もっと凍りにくいウォッシャー液を使わないと余裕で凍ります。
凍らなくてもべたっと張り付くんですよね。そして冷え切ったフロントウィンドウでさらに凍って一瞬で前が見えなくなったり。恐ろしい・・・。
なので、冬に使えるウォッシャー液には特にメタノールが多く含まれたアルコール類が高い濃度で混ぜられています。ラベルをよく見ると「マイナス◯度まで」などと記載されています。そしてどの程度水と混ぜると何度まで凍らないということも書かれています。
それを参考に追加して入れれば凍りにくくなります。元々たくさん入っている場合はできるだけ濃いのを追加して、すこしづつ濃度を上げてあげれば大丈夫です。
トラブルが無い最低温度は-20度くらいでしょうか。ただ標高の高いゲレンデの場合、例えば野辺山とか志賀高原は-20度以下になることも稀にあります。標高が低いゲレンデならば大丈夫ですが、標高の高いゲレンデに行く時は原液を追加しておいた方が安心かもしれませんね。
それと地味に気にするとすれば、できれば別のものを混ぜない方がいいです。撥水剤だったり、塩カルを溶かす成分が入っているものだと微妙な違いがあるので、気にして損はしないでしょう。
もし凍ってしまった場合、無理に使おうとしてもポンプを壊してしまうので、エンジンかけてそのまま暖気で自然に解けるのを待ちましょう。で、解けてもし原液を持っていれば追加で入れるか、最寄りのGSなどで冬用のウォッシャー液を入れてもらいましょう。
先ほど少し書きましたが、いくら解けて出るようになってもフロントウィンドウが強烈に冷えているとかかった瞬間に凍ります!もし車を動かすならばフロントウィンドウも十分に温めて、十分気をつけて運転して追加してくださいね。