Z/Xストーリー、アクティベート! 第30回 「青葉千歳編1 未来の姫の旅立ち」
皆さん、こんにちは。GRRRです。
今回からは千歳達の本編での活躍をお話ししていこうと思います。
毎回冒頭でお伝えしていますが、各キャラのストーリーの大まかな流れは、公式HPのおもな登場人物の軌跡を見ればわかりますので、そちらもご参照ください。
そして、これまたおなじみになっていますが、千歳達、第一弾から登場したプレイヤー5人はそれぞれのプロローグであるショートストーリーも掲載されているので、そちらも必見です。
それでは、千歳達の物語をお話ししていきましょう!
1.我武者羅の交響曲(がむしゃらのシンフォニー)
千歳は宮城県の仙台生まれの仙台育ち。
小中高は普通の公立学校に通っていたそうです。
また、前回もお話しましたが、弟が二人いて、彼女の二歳下と三歳下とのこと。
今は高校生なので、飛鳥達と同学年くらいですね。
父が自衛隊であることを除けば、比較的、普通の家庭と言っていいでしょう。
ちなみに、千歳の背が伸びなくなり、今の体形になったのは中学生くらいの頃。
その頃から、小柄な体形はコンプレックスだったようです。
また、学生時代は髪の毛も伸ばしていたそうで、本人曰く、くせっ毛のストレートだったのだとか。
それが今のようなショートカットになったのは、失恋経験の影響です。
高校生の時に憧れの先輩に告白したのですが、あっさりと断られてしまったのです。
その理由は「小さくて可愛いすぎて、恋愛対象にできない」から。
このお断りの言葉のせいで、以降はさらに小柄な自分の体に対するコンプレックスが強くなった上に、可愛い服を着るのが苦手になり、上記の通り髪の毛も女の子らしいロングヘアからボーイッシュなショートカットに変更したのでした。
泣けるぜ……。
さて、千歳達の一家は夏休みや冬休みの頃に、県を跨いで十和田湖周辺によく旅行に行っていたことから、知り合いや思い出の場所も少なくありませんでした。
……ですが、ある時を境に、彼女達は十和田湖の方に向かうことができなくなります。
そのある時とはもちろん、ゼクスの襲来。
緑のブラックポイントが出現したのは、よりにもよってと言うべきか、先述の十和田湖。
ゼクス出現後に十和田湖付近で千歳が見たのは、思い出の場所がプラセクト達と植物によって侵略されつくした姿でした……。
ゼクス達の脅威とその侵攻によって人々の暮らしが、平和が破壊されるのを目の当たりにした千歳。
そんな時、彼女はゼクスに対抗するために多くの人員を募集している自衛隊のポスターを目にします。
現役の自衛隊員の父親の影響もあり、彼女もまた人々を守るために自衛隊に入ることを決意しました。
幸いと言うべきか、自衛隊も少しでも人員が欲しかったため、千歳は割とすんなりと入隊することができました。
自衛隊の任務に耐えうる、持ち前の体力の高さがあったのも大きいのでしょうね。
ですが、ゼクスの脅威に抵抗するには自衛隊の力はまだまだ足りず、現状維持が精いっぱいでした。
そんな自衛隊の後ろ向きな姿勢に反感を覚えた千歳は、ゼクス侵攻から三年経ったある日、基地に配備されていたカードデバイスを密かに持ち出して脱走します。
実はこの脱走劇、カードデバイスを手にしたところを父親に目撃されてしまい、彼から拳骨を叩き込まれたものの、「おまえが信じる正義を俺も信じる」という言葉と共に送り出されました。
この時の父の姿を、後に千歳は「我が親ながらカッコイイ」と感慨深く語っています。
一方で、彼女の父親は自衛隊の東北方面の部隊でも重職についている身。
相応の立場があるにも関わらず、千歳の行いを見逃したことで、父の立場が悪くなっていないか、千歳は心配していました。
そんな千歳の父親ですが、スティールレディバのフレーバーテキストで登場しています。
青葉隊長、と呼ばれているので、部隊長か何かなのでしょうか。
強大なゼクス相手に、生身の人間達が奮戦する様子がわかります。
話を千歳に戻しましょう。
自衛隊の基地から脱走した後、彼女は時折現れるゼクスから身を隠しながら、ある場所へと向かいます。
その場所は十和田湖付近の高台。
かつての思い出の場所を、そして諸悪の権現、ブラックポイントを一望できる場所でした。
どうにかその場所に辿り着いた千歳が目撃したのは、十和田湖を飲み込むどこまでも黒い巨大な球体――緑の世界へと続く門。
その威容を再び目の当たりにし、そして、そこから次々と飛び出してきた異形の怪物達が町を、人を、世界を蹂躙したのを思い出し、千歳の心に恐怖と絶望が浮かび上がります。
どうにもならないなら、いっそこの思い出の場所で――そんな弱い考えに囚われそうになったその時、誰かの叫び声が千歳の耳に届きました。
隠れて様子を窺う千歳は、鹿の頭を持つ人間―ライカンスロープの子供が、薔薇と融合した巨大な虫、プラセクトに襲われている姿を目撃します。
例え、子供でもゼクスはゼクス、人間の敵。助ける理由なんてない――。
そう頭ではわかっていたのですが、反射的に千歳は、ライカンスロープの子供を救うべく、プラセクトの注意を引き付けます。
プラセクトはすぐさま千歳を目標に定め、彼女へと向かって突撃します。
「あー、もう! 何で先に手が出ちゃうかなぁ… あたしは」
思わずそんな言葉が千歳の口から漏れてしまいますが、同時に彼女は自身の信念を思い出させてくれたライカンスロープの子供に感謝していました。
どんな姿をしていようと、誰かを助けるために生きていこうという決意を。
ですが、そんな彼女にプラセクトが迫ります。
適当にかざしたカードデバイスは何の反応も示さず、千歳が死を覚悟したその時――。
そんな言葉と共に、何者かが彼女の前に降り立ち、プラセクトの攻撃から千歳を守りました。
突如、千歳の前に降り立ったその人物も、やはりゼクスでした。
赤髪の合間から2本の角のようなものを生やしたそのゼクスは、千歳に問いかけます。
なぜ、ゼクスを助けたのか、と。
その問いに千歳はすぐさま答えます。
「誰であろうと、困っている人は見捨てられない!」
その言葉に、そのゼクスは笑みを浮かべて千歳の頭を撫でてから、再び襲い掛かるプラセクトの方に向き直り、堂々と名乗りを上げました。
「我が名は龍膽。拙者、その志を徹す刃とならん!」
思わぬ言葉に戸惑う千歳と、新たな主を守るべく刀を振るう龍膽。
これが二人の戦いの始まりです。
これが本編世界での千歳と龍膽の出会いですが、初代漫画版や初代アニメ版でもその時の様子は描かれており、多少経緯は違うものの、おおまかな流れはほぼほぼ同じでした。
おそらく、reunion世界(今ならば第五星界と言うべきでしょうか)でもそうなのでしょうね。
2.仮面罵倒会 side 千歳
危ういところを龍膽に助けられ、彼をパートナーゼクスとした千歳。
彼女は龍膽の案内を受けて、緑の世界のゼクスである獣人達、ライカンスロープが作った里の一つを訪れます。
ゼクス達のことをより詳しく知るためでもあったのでしょうね。
そこで彼女は、思わぬ相手と再会します。
その人物の名は剣淵相馬。
千歳にとっては、自衛隊の同期である青年です。
ちなみに自衛隊にいた頃の彼と千歳との関係は、何度か会ったことがある程度の間柄だったそうです
相馬の隣には、彼に懐くライカンスロープの少女、フィーユの姿もありました。
さて、そんなこんなで相馬やフィーユ達と共にライカンスロープの里で過ごす千歳――ちなみに、フィーユとはすぐに仲良くなったそうです――ですが、不吉な噂が彼女の耳に届きます。
最近、女性ゼクスや子供ゼクスが頻繁に行方不明になっているというのです。
早速、千歳達は調査を開始します。
しばらくの調査の末、千歳達は女性達の誘拐事件の犯人である黒の世界の魔人、サエウムを発見します。
サエウムは自分の前に立ちはだかった千歳達一行を見て、小柄な千歳を蔑む一方、女性らしい体つきのフィーユに興味を持ち、彼女も浚おうとします。
当然、そんな彼を千歳達が許すはずもなく、戦闘が始まります。
ちなみにこの時、サエウムの千歳に対する反応に、相馬と龍膽が反論したのですが、結果的に彼らも千歳の傷に塩を塗ることになってしまい、二人纏めて後で吹っ飛ばされる羽目に……。
是非もなし。
ですが、サエウムは千歳達の攻撃をかわして首尾よくフィーユを連れ去ってしまいます。
最終的に、サエウムの隙をついたフィーユが彼を引っ掻き逃げ出したことで、フィーユは無事に帰ってきたのですが、結局サエウムをとっちめることはできませんでした……。
この後、相馬はフィーユと共にライカンスロープの集落を離れ、どこかへ旅立ってしまいます。
……ところで皆さん、ここまでの解説を見て、「あれ?」と思いませんでしたか?
察しのいい方、当時からゼクスをプレイしている方ならもうお気づきかと思います。
この黒の世界の魔人達の襲撃――仮面罵倒会事件はこれで終わりではありません。
最近、行方不明になっているのは「女性ゼクス」と「子供ゼクス」。
サエウムは女性ゼクスには興味津々でしたが、小柄な千歳には興味を全く示しませんでした。
つまり、子どもゼクスが行方不明になっている原因はサエウムではない、ということ……。
そう、緑の世界に入り込んでいた魔人はサエウムだけではありませんでした。
このもう一つの仮面罵倒会とその顛末は、また後程お伝えしようと思います。
時系列を整理すると、おそらくこちらの方の戦いはもう少し後の時間になるので。
3.小さな守護者
さて、再びライカンスロープ達の集落に戻った千歳達。
そんな彼女達に、今度は別の世界のゼクス達の脅威が伝えられます。
青の世界の大規模な軍勢が、緑の世界の領域に進軍してきた、と。
それを聞いた千歳と龍膽は、すぐさま現地である新潟と山形の県境付近へと急行します。
果たして彼女達が到着したとき、山形の県境付近に作られたライカンスロープの村が戦いに巻き込まれようとしているところでした。
逃げ遅れたライカンスロープーーウェアアントラーの子供達を千歳達は間一髪で救出します。
千歳の言葉に頷いた龍膽は、非戦闘員相手でも無慈悲に攻撃を行おうとするキラーマシンや、誰彼構わず暴れまわるプラセクト達を次々と切り伏せていきます。
千歳達の活躍で、戦いは互いに最小限の被害で収まることとなりました。
このように戦いが穏便に終わったのは、青の世界側のゼクス達の中心だったゼクス使い、各務原あづみが千歳の説得に応じたのも大きな理由の一つです。
しかし、事態が平和的に解決し、全員がホッと息をついたその時、突然あづみは倒れてしまいます。
倒れたパートナーを必死に介抱するリゲルから事情――あづみはリソースに弱い体質で重度のリソース症候群を発症する――を聞いた千歳達は、彼女達をホウライの里へと案内します。
その後、ホウライ達の里に向かった千歳達は、ホウライ達のリーダー、八大龍王の一角である徳叉迦(タクシャカ)にコンタクトを取り、彼の力であづみの発作は一時的に収まりました。
そして、徳叉迦はあづみの病気を完全に治療するには高千穂にあるという神木、モウギが必要だと千歳達に告げます。
その話を聞いたリゲルはあづみと共に高千穂に向かうことを決意し、千歳もまた彼女達を放っておけないと同行することを決めました。
少女達の長い旅が始まります。
……この時の徳叉迦の真意は以前に説明した通り。
モウギにはあづみの病気を治す力はなく、彼らにとって必要なものであるモウギを手に入れるためにあづみ達を利用しただけでした。
より正確に言うと、いずれ自分達の邪魔になるであろう千歳達を遠ざけるためにあづみを利用したようです。
さて、そんな徳叉迦の思惑はつゆ知らず、高千穂へ向かう準備を進める千歳達の前に別の八大龍王が現れました。
その名は優鉢羅(ウッパラカ)。
千歳達が高千穂へと向かうと聞きつけた彼女は、千歳達の旅を助けるべく自身の武器、七星剣を龍膽に貸し与えます。
旅の準備を整えた千歳達四人は、いよいよ九州の高千穂へと向けて旅立ちます。
4.仮面罵倒会 side ウェアアントラー
ここからは高千穂への旅路についてお話――する前に、千歳達とは直接の関係はないのですが、同時期に起こったある出来事についてお話しようと思います。
その出来事とはもう一つの仮面罵倒会。
千歳とも知り合いであるウェアアントラーの親子の危機についてお話しようと思います。
ウェアアントラー。
Z/Xを初期の初期……一番最初のフリーペーパー時代からやっている人達にとっては忘れられないゼクスの一体でしょう。
バニラゆえの高いパワー、それこそフリーペーパー時代では最高のパワーを持っていた彼をPスクエアに立てた時の安心感は相当なものでした。
そして、その頼もしい姿はストーリー上でも同じでした。
パック版のイラストには彼の子供達の姿が描かれています。
彼は二児の父として子供達を育て、守りながら、農業で一家を支える大黒柱だったのです
余談ですが、子供達がいる以上、ウェアアントラーにも妻がいるはずなのですが、本編では登場していません。
初代漫画版ではウェアラビットが彼の妻として登場しているのですが、本編の寂しがりやな少女らしい性格とは異なり、強気のお母さん、といった性格になっていました。
本編に話を戻しましょう。
先程述べたように、実際のゲームでも存在感が大きかったためか、ウェアアントラーは本編のストーリーの初期に何度か登場していました。
ただ、どちらかというとウェアアントラーのお父さんが戦う場面よりも子供達が襲われる場面が目立っていました。
その場面は、ここまでの千歳の物語の中で何度か取り上げてましたね。
最初にウェアアントラーの子供が危機に陥っていたのはワイルドローズに襲われている場面。
そこを咄嗟に千歳が助けて、さらにその千歳を龍膽が助けました。
千歳&龍膽タッグ誕生の重要な場面です。
そして二度目の登場はリトルガーディアンの時。
今度は青の世界との戦いに巻き込まれ、逃げ遅れかけたところをまたしても千歳達に助けられました。
初代リトルガーディアンで、ウェアアントラーの子供達を守る千歳の姿がしっかりと描かれています。
このリトルガーディアン事件の時、お父さんのウェアアントラーは姿を見せませんでした。
森の中で窮地に陥ったワイルドローズの時はともかく、集落が襲われていた時にお父さんは何をしていたのか?
実はこの戦いの時、彼は集落に不在だった可能性があります。
千歳達がライカンスロープの里を守るために戦った姿が描かれたのは英雄達の戦記 第一章の東北編。
東北同様に各地で開催されたこの英雄達の戦記、その大半が今回のように主人公であるゼクス使い達同士の戦い(東北なら千歳達とあづみ達)の様子が描かれたのですが、関東編だけ違いました。
関東編では強力な魔人オディウムの降臨を止めるために他世界のゼクス達が共闘する、という内容であり、それに参加した緑の世界の軍勢の中にウェアアントラーの姿もあったのでした。
奇しくも新世界の情勢に似てますね。
ですが、ウェアアントラー達の奮闘も空しく、オディウムは完全に復活。
多色連合は敗走を余儀なくされました。
英雄達の戦記の結果を描いたカード、ジ・アビスのイラストの後方には、他の色のゼクス達諸共オディウムにやられるアントラーお父さんの姿が見えます。
とまあ、この地点でも何かと苦労続きのウェアアントラー親子ですが、この後、彼ら一家に最大の危機が訪れます。
黒の世界の魔人による連続ゼクス誘拐事件、仮面罵倒会。
そのうち、女性達を狙ったサエウムは千歳達との戦い以降は緑の世界から手を引きました。
ですが、もう片方――子供達を狙う魔人はいまだに緑の世界の住人を狙っていました。
その名は野蛮の魔人 バルバルス。
バルバルスはウェアアントラーの子供達を見つけると、彼らを自らの領土に連れ去ろうとします。
その時、子供達の悲鳴を聞きつけたウェアアントラーが駆けつけました。
彼は背中の籠に子供達を乗せると、鍬に仕込んだ刀を抜き、凶悪な魔人と相対します。
大切な子供達を守るため奮戦するウェアアントラー。
しかし、バルバルスはその強大な力でアントラーを圧倒すると、一瞬の隙をついて子供達を奪い黒の世界へと飛び立ちます。
残虐な笑みを浮かべ飛び去る魔人を、その手の中で怯える子供達を、アントラーは愕然と見つめる事しかできませんでした。
この事件はソトゥ子の部屋の千歳編でも取り上げられており、千歳達も後からウェアアントラーに聞かされたようです。
彼女達の話を見るに、どうやら千歳達が高千穂に向けて出発する直前の出来事だったようです。
協力を申し出る千歳達の提案を、しかしウェアアントラーは断ります。
「お前たちにはお前たちの為すべきことがあるのだろう?」
そんな言葉と共に千歳達を送り出すと、ウェアアントラーもまた旅支度と武器の準備を整え、集落から出立します。
全ては愛する家族を魔人の手から救い出すために。
果たして、黒の世界の領域でバルバルスに追い付いたウェアアントラーは魔人にリベンジマッチを挑みます。
死力を尽くした激闘の果て、遂にバルバルスを撃破したウェアアントラーは無事に救出できた子供達を抱きしめたのでした。
こうして、無事に子供達を救出し、緑の世界の領域に戻ってきたウェアアントラーですが、以降はピンポイントでトラブルに巻き込まれるようなことはなくなったようです。
子供達も健やかに成長していました。
ウェアディクディクはフレーバーテキストを見るに、少し成長した子供達の姿です。
このウェアディクディクも含め、真神降臨編の辺りで、『ウェアアントラー親子の日常』というシリーズのフレーバーテキストが書かれたカードがいくつか登場しており、この頃のウェアアントラー親子の日常を窺い知ることができます。
このように、戦禍が起こる中でも久々に平穏な日々を過ごしていたウェアアントラー親子たち。
ですが、これからしばらく経った後のカードで……。
自身の畑に(さほど害のない)悪戯をしにやってきたリーファーのバジルへと向けたウェアアントラーのこの言葉。
素直に読み取るなら、上記のウェアアントラーの日常からこのバジルのカードが登場するまでの間に、ウェアアントラーの子供たちが何らかの事件に巻き込まれて亡くなったとみるべきでしょう。
なんということだ……。
しかも悲しいことに、そんな事件に心当たりもあります。
詳しく話すとこの先の千歳達の物語のネタバレになってしまうので、今回はここまでで説明を終えておきます。
また、新世界でのウェアアントラー親子がどうなっているかは現状不明です。
ですが、あづみ編で少し触れたように、こちらでも千年國が壊滅しているのでそれにウェアアントラー親子が巻き込まれた可能性があるのですよね。
無事だといいのですが……。
一方、Z/Xの本編の世界とはまた別の世界、第三星界では他の獣人達と共にウェアアントラーの親子達が登場しており、あちらの世界の緑の国の主人公、コレットの保護者として登場しています。
もちろん、子供たちも健在です。
こちらの世界もなかなかにきな臭い情報がちらほらと見えますが、あちらではどうか幸福に過ごしてしてほしいものです……。
5.次回に続きます
ここまででだいたい第1弾から第4弾くらいまでの千歳達の物語となります。
序盤の彼女達の物語に加えて、ウェアアントラー一家の話も含めた結果、最新のネクスト・フロンティアの話まで含むことになってしまいましたね。
コレット達も含めて、これからの第三星界の話の展開も楽しみなところです。
次回からは改めて千歳達の物語の続き――つまり高千穂までの旅路を今度は千歳達の視点からお伝えしていこうと思います。
それでは、また次回!