広蔵市場が美味しいグルメと一緒に私にくれたもの┆韓国 ソウル
行きやすいとは聞いていたけど本当に行きやすかった韓国。韓国に行ったら何をするか…?何人かに聞いてみましたが「アイドルの事務所に行く♡」が大多数。た、たしかにそういった楽しみ方もあるのよね…
異国の食文化と建造物にワクワクしたかった私は、自分でとにかく調べまくった。海外初挑戦の夫を背負って絶対楽しい旅にしてみせる!と決意。
そんな2022年10月渡航の記録。
朝ごはんを食べよう。向かった午前9時
10月はちょうどCOVID-19の緩和も広まりつつあった頃。日本で市場という市場を経験したことがなかったから、市場文化が盛んな韓国にはかなり興味があった。
まずは広蔵市場(カンジャンシジャン/광장시장)へ。
9時にはもうすでに開店しているお店もあったけど、中央に位置する屋台のようなお店は準備中のところもあれば現地のお客さんがもうすでに座っている場所もちらほらでお店によるみたい。
そしてまずはご飯物が欲しくて、本場のキンパをいただきに。
📍モニョキムパッ(모녀김밥)
ついでに美味しそうなトッポギも。
日本で食べてきたインスタントのトッポギよりもはるかにお餅の主張すんごい。出てきた時は食べ切れるか心配になったけど、一口食べるとそんな心配はすぐに吹っ飛んでいく。想像では甘いタレかと思いきや、ピリ辛。
これがモッチモチ。噛むときにブチっといやにきれないギリギリの良い弾力。
キンパは海苔の力強さを感じ風味がたまりません。
この旅でヒュンダイソウル(ソウルにある大きなデパート。個人的には東京ミッドタウンのように感じた)のキンパも食べたのですが比較にならないくらい美味しかったです。
キンパを食べたけどまだまだこれから。次は屋台のオカアサンに誘われて
📍不明(市場中央ブース)
モニョキンパから出るとすぐに屋台のおばさまに誘われて、半強制的に着席。
「あれれ、本当にここでよかったんかな。」
そう思っていたけれど初韓国初市場の私からすると、気になっていたけど現地ルールもわからずどうすればいいのかわからなかった屋台に座れたのは結果ラッキーで、食べたいものを頼んでみた。
いや〜、おでんのスープにもピリ辛要素があったのは驚き。
ほんまに韓国ってちゃんと辛いんやな…そう思いながら慣れないモーニング唐辛子にご挨拶。こういう違和感があるから旅ってたまんないですよね。
夫と2人で座ったのですが、どうやら1人1オーダーは必要みたいでチャプチェも一緒に。ヒトクチヒトクチ食べるほどに甘さが際立ちクセになった。
まるで麺料理のようで、私の頭の中でサラダの一員から坦々麺の仲間にグループ分け直し。
いたるところで焼かれているソレを、お持ち帰り
📍市場中央あたり
市場を散歩していると、いたるところでオカアサンたちが丸い何かを揚げていた。玉葱の甘い香りが私を誘うから、かってみたソレはどうやらチヂミ。
日本で食べてきた薄いもちっとしたチヂミとは違う。
分厚くて大きいチヂミは食べ切れる自信がなく、リュックに詰め込んだ。
(その後移動の電車でずっといい香りを解き放っていたので、早めに持って帰ることをお勧めします!)
この辺でコーヒーも楽しみたい。そこで感じた平和の意味
市場はお料理ばかりだと思っていたけど、かっこいいコーヒーショップも待ち構えている。これはちゃんとリサーチ済み。
📍onion
「エスプレッソ、チンチャマシッソヨ!!」
ずっと私の後についてきていた夫が、ついに現地の言葉で伝えた初めての言葉。夫の心を大きく動かしたエスプレッソがここにはあった。
「エスプレッソ、本当に美味しいです」
伝わった時に交わしたonionみなさんとのハイタッチ。
店員さんはみんな可愛い大きな笑顔で、日本から来た私たちを安心させた。
その時、こんなに私たちは平和であるのに、なんで世界はずっと平和を完成できないんだろうと、一瞬寂しくもなった。
日本で感じる【平和】とはまた違った新しい感覚で、環境に対しての平和というより人と人との繋がりを不意に感じ感動した。
まだ経験したことのない食文化を探しに行ったつもりが、広蔵市場で経験したのは平和という意味。
言葉で具体化する必要もないような、ただ感じたその時間が平和なんだということを私に教えてくれた韓国。
あぁ、これだから旅って楽しいんだな。
ガイドブックをいくら読んでも経験できないものが現地にはある。
だからまた私は夫を連れて旅に行こうと思う。
yuka〖ユウカ〗