ヨミノ晴明の裁定をよく読む
免責
ジャッジ資格もない素人が書いた文章なので、こんなものはアテにせずCSではジャッジに聞きましょう。
本noteに誤りを発見した場合、Twitterで晒すのでもコメントで親切に教えてくれるのでもどちらでもよい。
前提
カード画像は公式サイトから引用し、よくある質問のURLを明記して引用する。引用部分が多すぎてレポートとしては落第。
考察
ヨミノ晴明(以下ヨミ)は裁定が難しいことで有名であるが、【赤黒COMPREX】と呼ばれるデッキで結果を残し今や誰もが無視できない存在である。本noteではヨミのよくある質問をよく読み、CSの対面が間違った挙動をした時にジャッジを呼ぶための知識を付けることを目的とする。
「相手がバトルゾーンのカードを選ぶ時、かわりに自分が選ぶ。」
この能力を詳しく考える。
•バトルゾーンのカードのみを対象とする。
効果範囲はバトルゾーンだけであり、無月の門などにより墓地とバトルゾーンの両方を対象とする時、選択権を行使するのはバトルゾーンだけ。
相手はバトルゾーンと墓地からそれぞれ何枚の魔導具を巻き込むか宣言し、バトルゾーンの魔導具に対してのみヨミ側が選択権を行使する。墓地とバトルゾーン、どちらを先に選択するかは相手が決める。
・「選ぶ」と書いてあるなら奪える
ゴッドリンクしたクリーチャーが離れる時の処理は持ち主のカードだけを参照するが「選ぶ」と書かれているためヨミで選択権を奪える。
・「選ぶ」と書かれていないなら奪えない
フレンド・バーストやムゲンクライムのように持ち主のカードにのみ影響を与える能力の多くはカードを選択する効果であっても「選ぶ」とは記載されていない。そのため、ヨミで奪うことはできない。
詳しくは後述する。
・「◯体まで選ぶ」「好きな数選ぶ」などの効果は数字を持ち主が決め、決められた数の対象をヨミ側が選ぶ
不可能な数字を決めることは出来ず、決められた数字には従う必要がある。
・選ぶのはヨミ側なので「選ばれない」などの能力に影響を及ぼす。
ヒャクメ-4などの相手に選ばれると誘発する効果は、ヨミ側が選ぶためどうなるかを状況毎に考える必要がある。
・「選ぶ」効果とそうでない効果の違い
ネメシスの裁定で明らかにされた通り、「選ぶ」と書かれてある能力と書かれていない能力は明確に分けられている。
ネメシス側が使うドゥポイズでは「選ぶ」と書かれていないのでネメシスを破壊できるし、相手側が使うドゥポイズでは「選ぶ」と書かれているのでバトルゾーンがネメシスだけだとしても選ぶことができない。
また、「カードテキストのテンプレート変更のお知らせ」により、「相手のカードを指定の数破壊する効果」と「プレイヤーを問わず、カードを指定の数破壊する効果」についてはカードテキストに「選ぶ」と無くても「選ぶ」があるものとして扱う。
しかし、破壊以外の効果ではこのお知らせは適用されないため、注意が必要。
現在の環境デッキ内カードで、ヨミに選択権を奪われそうだけど奪えない能力
母なる星域のマナ送り効果は「選ぶ」と書いてないためヨミに奪われることはない。
スピードアタッカーを与える効果は「選ぶ」と書いてないため奪われない。しかし、攻撃後アンタップを与える効果は「選ぶ」ため奪われる。金トレジャーが最新テキスト。
ヒメカットやヨービリンリリン等のフレンド・バーストは「選ぶ」と書かれていないため、裁定で示されている通り奪われない。
当然、フレンド・バーストによって打つ呪文には「選ぶ」と書かれているため奪われる。
ブランド-MAXのアンタップ効果にも「選ぶ」と書いてないため奪われない。
ソー=ゾーやクロスファイア、堕牛の一撃にも「選ぶ」と書いてない。赤黒COMPLEXミラーではどの効果が奪われるのかをしっかり認識する必要がある。
封印について
コマンドを出した時、状況起因処理によって封印を1枚墓地に置く。封印の剥がし方について注釈のある最新テキストにも、総合ルールにも「選ぶ」の文字はないため奪われないと思われる。裁定がないためジャッジに確認すべし。
怪しい裁定
たとえばスプラッスイカは「選ぶ」と書かれていないため、「選ばれない」カードをマナ送りに本当にできないのかどうかはジャッジに問い合わせないと分からない。
「選ぶ」と書かれていないテキストでも選んでいる扱いをする裁定があるが、そのカードが破壊のテキストなので前述の「おしらせ」の対象でありこの裁定が意味のないものになっている可能性がある。流石に選べないとは思う。
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