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MP65_うまくいくときの絶妙なバランス

色んな経験や体験を過ぎていく。
自分自身が過ぎてきた道は、個性のあるモノ。

なぜなら、同じ場所・時代に生まれていても、人が違えば違うことをやるし、同じことをしても捉え方が違うから。

その中で、気づき学び成長したりできると思う。
ただ、自分だけではなく、周りの人が経験し体験した話ことを聞くだけでもいろんな気づきがある。

それらは、自分では選択しない道だからとても興味深い。

そんな、自分の選択肢になかった答えを選び体験した友人から学んだことを今日は書いてみた。


大学時代、美人で気さくなMちゃんが話していた体験が印象的だ。

就職活動真っただ中のとある日。
私は将来何をしたいのか考え、模索しながら取り組んでいた。
けれども、いつも将来のことについて考えていたわけではないから、その時期が来た時にとっさに選べないし、わからなかった。モヤモヤした日々だった。

そんな中、Mちゃんは4年生の4月、春休みがあけて授業がはじまり、スーツ姿で登校する私をはじめ、複数の友人の中で、いつも通りかわいい私腹を着ていた。
聞くと、誰もが知ってる大手会社から内定を早々にもらい、就職活動を終えたとのこと。

Mちゃんはヒーローインタビューのように、友人から色んな話をきかれていた。
輪の中の1人に「面接はどんなふうに乗り越えたの?」と聞かれるとこう話していた。

「面接では、体験していないことも言ったよ~!!笑」

恐らくMちゃんは、その場のノリや空気を読んで、そんな感じに話をしたのだと思う。前後の会話に入っていなかったから、どんな流れでそういう言葉を発したのかはわからない。

面接では、嘘をつくのは良くないこと。本当の話をすることがもちろん基本だが、どう伝えるか考えて、自分のことを理解してもらったり、企業によって求めていることに応じて伝えていくことが必要だと思う。

Mちゃんは、嘘といったら大袈裟かもしれないが、会社のこと、職種のこと、その他たくさんのことをイメージし、解釈し、伝わりやすい形に自身の体験とは異なることを【加工して】伝達したんだと思う。

当時の私は、「自分の体験したことで会社が求めているようなことってないなー」と、いつもどんなことを伝えようかと必死に考えていた。なので、体験もしていないことを伝えることは選択肢になかった。

Mちゃんは、本来の自身の体験と異なること=嘘を伝え、早々に内定を勝ち取った。

私は本当のことを伝え、その時点では内定がなかった。

何が違うんだろう???

Mちゃんは、嘘だけど企業に寄り添い、何を求められているか知り、それを体験こそしていないが自分の力で伝えて受け入れられた。

私は、本当のことを伝えたが、企業との出会いを通して、片思いで一方的なやり方でしか理解したり、寄り添ったりすることができていなかった。

この事実から感じたこと。

自分のための中や行動の方向性に、どれだけ他者が重ねられているかが大事なのだと思う。

このバランスが絶妙な時に、うまくいくことが多い。

相手のためだけを思ってやると、うまくいかなかったときに責任を取るのが心理的に難しかったり押しつけがましい。「こんなにやってあげたのに・・・」

自分のためだけを思ってやると、うまくいっても他者から批判されたり後味が悪いことがある。「あなただけうまくいったわね・・・」

意図的にこのバランスをとろうと思ってもなかなかできない。
本当に心から気持ちが向いている方向性にしか、この絶妙なバランスを見つけることができない気がする。

  • 同じ方向性に他者と自分がいること

  • 他者のためにが自分のためになる、この順番の方がスムーズなことが多い気がする

  • ただ最初の動機となるコアな想いは自分のためにのエネルギーが多い方がバランスがとれそう(人によるのかな?)

  • 方向性は、自分で心から望んでいることか見極めること

こんなことを感じている。


この話が私の中でなぜ印象的だったのか、なぜ残っているのかがうまく整理できていなかった。

今回書いたことは氷山の一角で、まだ何か心に触れたり思ったりしたことがあるが、うまく表現できない。

こういうことは、その時に感じたこと、今感じること、将来感じること、自分の経験値が増えていくと何が心の琴線に触れたのか話せるようになるのだと思う。

また、その時々に必要な気づきをくれるから面白い。

今後も、印象的で心に残っていることをnoteに書いてみようと思う。

ご一読ありがとうございました!

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