思考力向上委員会 ケース問題③
問:早朝のラジオ体操への参加者を増やす方法を考えてください。
思考の前提条件を整理していきたい。
状況としては、小学校の夏休みにやっているラジオ体操、というようなものを想定する。※地元の運動場などで行われるおじいちゃんおばあちゃんメインの奴は結構口コミとかで簡単に集客ができそうで、あまり悩んでいないケースが多いと思うので、そうではないパターンを考える。
フェルミ的に考えてみたい。
まず、小学校の夏休みのラジオ体操の場合は、
参加人数=小学校に通っている小学生の数×ご家族・知人数×参加率
と大枠は定義できると思う。
一番の問題は参加率の部分で、今回はその改善要望を受けている形だろう。
参加率が低い要因をいくつか考えてみる。
そもそも参加周知がされていない
周知はされていても、行こうと思っていない
行こうと思っていてもいけない(旅行などの用事)
特に2あたりはまだ分解できそうである。
なぜ行こうと思わないのか。
「めんどくさい」が答えだと思うが、その背景には「もっと寝たい」とか「楽しくない」とか、めんどくさいに打ち勝つほどのものがないことが一番大きな要因だろう。
大きな方向性として
①半強制的に来てもらう(親を巻き込むなど)
②自主的に来てもらう
が考えられる。
親を巻き込む系は結構筋がよさそうか。親が行かせたいと思うようなインセンティブだったり行きたいと思うような設計をしてあげればいい。例えば、体育の科目としての評価に影響するとか、あとは子供がラジオ体操している間に進路相談をするとか。将来の相談をするとか。。ちょっと弱いかもしれないが、そんなやり方はありそうである。
自主的に来てもらうようにするのであれば、やっぱり子供は子供同士の遊びが一番楽しい。何か「コンテンツ・遊び・ゲーム」化することで行きたいと思う仕掛けが必要である。スタンプラリー的な要素とか、ご褒美的な要素はわかりやすければわかりやすいほどいいかもしれない。でも一番の楽しみはそこで友達と会えることだと思うので、それをいかにして最初に作るか。友達どうしできたらポイント2倍、的な要素を入れるといいかも??
ちょっとおおざっぱではあるが、こんな感じで成果を出していくことはできるのではないか。。
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