ミモトソウマ - リアルグロースハッカー(UX/UI, Data analysis, AARRR)

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単純な算数で、あなたのプロダクトの生死を分ける一因を解説します

こんにちは。グロースハック支援をしているミモトです。今回はプロセスの算数についてお話しします。 私が支援をしたり、相談を受けるときに、このチームは何も支援しなくてもいずれ伸びるな(生存する)、このチームはちょっとのテコ入れではいずれ解散・撤退・縮小のになるな(死に向かう)、と感じることがあります。 では、何がその違いを生じるのか。その一要因を仮のデータをもとに、説明します。 次の図(fig.1)をご覧ください。この図は施策(プラン、機能、実験)のリリース頻度の違いによる

    • データドリブンで顧客獲得や売上を伸ばすポイントを構造的に式で整理してみる(基礎の基礎編)

      前回エントリーでは、PMF前なのかグロース中のなのかを見極めることが大事だと紹介しました。今回は、PMFを意識しないで書いてみようと思います。 MVPでも、Whole Productでも、何でも良いですが、あるサブスク型のプロダクトがあると仮定します。サブスク型なので、ビジネスとしては有料会員数を積み上げていくように設計・運用して伸ばしていきます。 このプロダクトを使うと、何かしらの価値・進歩(※以下、「価値」)を利用者は受け取れるとします。 収益 = 新規有料会員数

      • Growth Hackの前に何から把握すべきかを考える

        私がGrowth Hackのご相談を受ける時に、最も重視することが1つあります。ずばり、PMFしておりグロースフェーズにいるか、です。 事業には成長フェーズが存在していて、俗にPMF(Product Market Fit)と呼ばれる状態を境に戦略が異なります。PMFはスタートアップの人や新規事業部隊の人には馴染みがある概念だと思います。PMF前のプロダクトにGrowth Hack手法を適用しても、ほとんどが効果がありません。 グロースフェーズに入っているプロダクトにデータコ

        • 不確実な世界とどう付き合うか

          最近、気づきが溢れている。 よくVUCAな世の中だと言われる。私は過去、どのようにして不確実性をマネージメントするか、というスタンスでものごとを考えてきた。 けれど、これをそろそろ改める日が来たようだ。 不確実性を脅威と捉えるか、チャンスと捉えるか。そういう二元論は好きではないが、あえてそういう表現をとる。 多くの企業では、合理的な共同体の形式を取るため、リスクを減らす、未来を予測する、行動を管理する、合目的性を持つ、目標を定めて達成する、リソースを集中する、など不確

          人生は楽しい?それは認知の問題だ

          人は偏見の塊だ。 まちがった判断、意思決定をする。 あとから振り返ってみると、その判断・意思決定を正当化する。 経験を積むと、直感力は高まるが、その反動で、間違った判断は無意識のうちに増える。 これをバイアスと呼ぶのだろう。 これに抵抗はできるのだろうか? 答えは「Noでもあり、Yesでもある」 なんだこの答え。 でもこの認識がおそらく正しい。 認知心理学、社会心理学の研究でもこんな具合だと記憶してる。 たとえば、自分自身についていえば、物理学科→獣医学科