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Stating Over

はじめまして。I.D.D.WORKSに中途入社した中條です。
大町市出身の26歳で、I.D.DWORKSでは唯一の「エンジニア出身」です。
私の経歴を簡単に示します。
 長野高専(電気電子工学科)@長野市
⇒長野高専専攻科(電気情報システム専攻)@長野市
⇒日新電機株式会社(電力機器事業部/開発部)@京都市、前橋市
経歴からもわかる通り、まさにTHE工学の道を歩んできた人間です。
そんな人間がなぜ畑違いの分野に転職した理由は後程説明するとして、高専時代の思い出を二つ、前職での思い出を一つ語らせてください。

学生編①カーボンとの出逢い、マクドナルドへの恐怖

そうです。
原子番号6番の「炭素(カーボン)」です。皆さん脱臭炭を使ってますか?あれもカーボンです。炭の特長を聞かれたら皆さんなんと答えますか?
ぱっと思い浮かぶのは空隙の多さだと思います。炭は空隙に臭いを吸着するため、脱臭できるのです。
そんなカーボンを私は研究テーマにしてました。液体のりの主成分であるポリビニルアルコールからカーボンファイバーを生成し、電池やコンデンサに活用するものです。そういったカーボンファイバーのテーマで国際学会に行きました。場所はペンシルベニア州立大学です。これが私の初海外となりました、広大なキャンパス、キラキラ自信に満ち溢れた人たち・・・とても刺激的でした。

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発表も終わり、帰国前日。お土産にビールを購入し、マクドナルドへ入店しました。アメリカンサイズを堪能したかったからです。急に学生5人が近づいて来ました。そして囲まれました。エマワトソン似の女性が何やら叫んでます。付け焼刃で英語を学び、乗り込んだため、ほとんど聞き取れませんでした。店外に連行されました。煙草を加えた白髭の男がいました。冷や汗をかきました。ジェスチャーで段々言いたいことが分かってきました。
    「店内にアルコール類(ビール)を持ち込んではならない」
・・・そんなことで良かった。「私がこのビールを見張ってるから行っておいで」エマワトソンは言ってくれました。謝謝。その時買ったビックバーガーは今までで一番美味しく感じました。

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学生編②祭の末に

長野高専には祭りが二つあります。一つは学校全体の「工嶺祭」、もう一つは寮生主体の「寮祭」。後者で私は実行委員長を務めました。毎日、より良い祭を創り上げるためにはどうすればいいか私の部屋で議論しました。
※滝澤はこのメンバーで、私の次の実行委員長です。

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結果、大成功に終わりました。この出来事は今回の転職を決意したきっかけになります。②はこれが言いたいだけなので以上にします。

仕事編①Chinaでの戦友たち

前職では受変電設備の一つである「計器用変圧器・変流器」の開発に三年半従事し、国内外の新製品をいくつか開発してきました。特に印象に残っているのは中国の子会社とコラボレーションした開発プロジェクトです。とにもかくにもハードで楽しかったこの経験が一人前になる・グローバルで働くベースを作ってくれました。
海外での仕事は特にコミュニケーションを多くとり、私はあなたに興味を持っていると認識させることが重要です。ツールは何でもいいんです。お酒・たばこもそうです(私は両方を駆使しました)。そうすると自然と仲良くなり、仕事も円滑に進んでいくようになります。

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写真は私以外中国人です。開発担当の人もいれば、製造の人もいる、そして運転手の人もいる。職種に限らず、大切な戦友です。


思い出はこれくらいにして、

なぜ転職?

この数か月で100回は聞かれてます。理由は以下に書きます。
※前提として私自身長野県が大好きです。
①大企業の安定志向と不自由さから脱却したかった。
 前職はいわゆる重電メーカーに属し、顧客の主は電力会社でした。
 また、連結5,000人のそれなりに大きな会社であったため、とにかく
 「安定志向」。あまりチャレンジングではないのです。そのため、
 とにかく実績重視。「実績がこうだから」で大抵かたづいてしまう。
 そうなると考えることをしなくなってしまい、そんな風潮に違和感を
 感じました。
 また、今年の3月にこんな話がありました。
 「VISION2020の目標達成のために売上の上がらない開発はすべて辞めろ」
 トップダウンで既に決まったことでした。
 利益を追求する組織としてこの決断が仕方がないとは思いつつ、その先
 10年、20年先を見据えた開発なのになぜだと思いました。こういった
 どうしようもない、自分では全く抗うこともできない(コロナもそうです
 が)状況に置かれたときに「不自由さ」を感じました。じゃあいっその事
 やることを自分で決めて、その時のニーズに合わせて形を変え、その選択
 権を自分で握りたい。その思いで会社を辞める決意を固めました。
②三橋さん・滝澤と共にチャレンジをしたいと思った。
 実は転職の話をもらう前から二人とは関りはありました。
 はじめはエンジニアとして働きながら、この地域事業に関わっていく形で
 したが、今年の3月に完全に転職して、関わってほしいと話を頂きまし
 た。その際に
 「重要なのはすることに対して人が集まるのではなく、人が集まり何かを
 する」といわれました。非常に共感しました。
 そうすることで何がいいか・・・。私は「アウトプットが良質になる」と
 考えています。
 学生編②はまさにそれを表したものでした。仲間を集めて何かをして成功
 したいい経験でした。実はこの時「滝澤と会社をやったら間違いなく面白
 い」と感じたことを思い出しました。高3の自分に言ってあげたいです。
 10年もしないうちにそうなるって。

一日生きることは一歩進むことでありたい

これは湯川秀樹さんの言葉で私が一番大事にしていることです。
これから色んな人に会って、色んな経験をする中で私自身が日々GROWΘしていきたいと思っております。

以上、長くなったので、次回は自分自身のありたい姿、目標をかけたらと思います。




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