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完全招待制コミュニティ「GrowthHub」Day6イベントレポート:講師 THE GROWTH co-founder 北尾昌大さん

現場でつかえるスタートアップマーケティングを学べる場をつくりたい──。

そんな互いの想いに共感し合った山代真啓と大前宏輔が共同で立ち上げた完全招待制コミュニティ「GrowthHub」。全7回シリーズの第6回目が、2025年1月21日(火)に新宿の会場で開催されました。今回の特別ゲストは、株式会社THE GROWTH co-founder / Creative Directorの北尾昌大さん。「グロース戦略とクリエイティブづくり、ブランディングのポイント」をテーマにお話いただきました。

また、新年最初の講義ということで、講師も含めて新年会も行いました!

GrowthHubでは、クローズドな場だからこそ聞けるリアルな話を重視しています。本レポートでは、その一部を特別にご紹介します。

\!GrowthHub 第2期エントリースタート!/


横のつながりの学びを強化。LTをスタート

第3回から始まった受講生によるライトニングトーク(LT)。横の学びの機会を強化し、全員が持ち回りで行うことで、より主体的な参加を促し幅広い学びへとつなげることを目指しています。

実施方法としては、以下のいずれかのテーマで、5分程度のショートプレゼンを行い、その後、会場からのQ&Aに答える形で進行します。テーマは「① うちの勝ちパターン」または「② GrowthHubで学んで実践したこと」。

4回目となる今回は、受講生11名のLTが実施されました。
GrowthHubは、今回も参加者限定の完全オフレコセッションなので、具体的な内容は伏せますが、どんな発表があったか特別にチラ見せいたします!

◆【1】杉山 信弘(コミューン株式会社)

運営サービス:コミュニティサクセスプラットフォーム「Commune(コミューン)」
テーマ:うちの勝ちパターン
→コミュニティという手法を浸透させていくための考え方と具体的に実施されている手法についてお話いただきました。

詳しいサービス概要はこちらをご確認ください。

◆【2】山角 亮介(株式会社TBM)

会社紹介:環境配慮型素材「LIMEX(ライメックス)」の開発や資源循環ビジネスを展開する
テーマ:うちの勝ちパターン
→営業主体の組織の中で、マーケが何をするか / 何ができるのかを社内に周知するために実施した施策についてのお話を中心に、直近でどのようなマーケティング施策を実施されてきたのかお話いただきました。

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◆【3】岡村 聖奈(合同会社DMM.com)

会社紹介:会員数4,507万人(※)を誇る総合サービスサイト「DMM.com」を運営する(※2024年2月時点)
テーマ:うちの勝ちパターン
→「D2C、デジマス、toBを経験した私が気づいた勝ちパターン」として、過去に実施した事例と共に、組織の中でどのような動きをすべきかも合わせてお話いただきました。

詳しい会社概要はこちらをご確認ください。

◆【4】小山 大樹(SHE株式会社)

運営サービス:学ぶから働くまでを支援する女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」
テーマ:うちの勝ちパターン
→スクール事業における勝ちパターンの考え方を共有いただきました。「私でもできるかもしれない」というワクワク感を生み出すために、行き着いたクリエイティブの法則などについてお話いただきました。

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◆【5】長濱 純人(株式会社アンドパッド)

運営サービス:クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」
テーマ:うちの勝ちパターン
→認知獲得〜リード獲得〜MRR計上までの一連の流れを実現するために泥臭くモメンタムを作り続けるマーケティングアクション「モメンタムマーケティング」について、具体的に実施された事例と共にお話いただきました。

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◆【6】齋藤 大斗(MOSH株式会社)

運営サービス:個人がネットで簡単にサービスを販売できるプラットフォーム「MOSH(モッシュ)」
テーマ:うちの勝ちパターン
→センターピンとなる顧客をいかに追求しているかについてお話いただきました。また、クリエイターへのヒアリングを通じて出てきたペインに対してプロダクトに限定しない価値を提供されているお話について共有いただきました。

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◆【7】今瀧 健登(僕と私と株式会社)

会社紹介:SNSネイティブ世代(Z世代)への企画・マーケティングを専門とするZ世代の企画屋
テーマ:うちの勝ちパターン
→価値観のバラバラなこの時代に、サービス・商材⇔消費者だけでなく、消費者⇔消費者の会話(UGC)を演出 / 創出するための「エモマーケティング」に関する根本の考え方や事例をご紹介いただきました。

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◆【8】坂木 茜音(株式会社スタジオプレーリー)

運営サービス:スマートフォンにかざすだけで簡単に使えるデジタル名刺「プレーリーカード」
テーマ:うちの勝ちパターン
→周囲を巻き込み、協力を得やすい仕組みをつくるための考え方や、施策を実施する際に過信しないためのABテストを徹底しておこなっているお話などをご紹介いただきました。

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◆【9】関 健悟(株式会社Oh my teeth)

運営サービス:マウスピース矯正ブランド「Oh my teeth」
テーマ:うちの勝ちパターン
→事業戦略の選択と集中を行うために徹底的に情報収集をおこなわれている方法や、良い仲間との出会いのために自ら採用を積極的に行われているお話などをシェアいただきました。

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◆【10】清水 敬大(株式会社ココナラ)

運営サービス:日本最大のスキルマーケット「ココナラ」
テーマ:うちの勝ちパターン
→カテゴリも多く、ユーザーの属性や行動パターンが大きく異なるため、ユーザー解像度が上がりづらく、また、一律の施策も実行しづらい中で、どのようにユーザー解像度を高めているのか、具体的にご紹介いただきました。

詳しいサービス概要はこちらをご確認ください。
https://coconala.com/

◆【11】鈴木 彩(株式会社TERASS)

会社紹介:DXで不動産売買の顧客体験を進化させる不動産テックと、全国 約650名のプロフェッショナルな不動産エージェントによる不動産仲介のコンサルティング・フルサポートを行う
テーマ:うちの勝ちパターン
→ターゲットの狭いエージェント(不動産仲介担当者)をどのように採用していったか、根本の考え方と具体的に実施した動きについてご紹介いただきました。

詳しい会社概要はこちらをご確認ください。

今回の講義で学んでほしいこと

登壇者のお話の前に、GrowthHub発起人のひとりである山代から、Day6のテーマ設定や登壇者をお招きした背景が共有されました。

本日ご登壇いただく北尾さんは、山代と共に株式会社THE GROWTHを創業された方です。セッションでは、ふたりで手掛けたプロジェクトや、北尾さんが電通時代に担当された事例を交えながら、完成したクリエイティブがどのような課題や背景をもとに構築されたのかを振り返り、分析する内容をお話しいただきました。

株式会社THE GROWTH co-founder 北尾昌大さんによる特別講義

北尾さんはクリエイティブ・ディレクターとして、国内外の大手企業の世界キャンペーンから創業間もないスタートアップのブランディングまで、200社以上の広告コミュニケーションに携わってきた経験を持つプロフェッショナルです。これまでに750本以上のTVCMを手掛け、その卓越したクリエイティブ力で数々のプロジェクトを成功へ導いてきました。電通やIncubate Fundを経て独立し、2018年には英国リーズ大学でMBAを取得。企業のクリエイティブ・アドバイザーとしても幅広く活躍されています。

今回は、実際に手掛けられた事例の裏側話がいつも以上に盛り沢山だったため、スライドのチラ見せもNG…!講義の様子だけお伝えいたします。

対談形式で、THE GROWTH co-founderのおふたりが普段どのように考えてクライアントのグロースコンサルをしているかお話いただきました。
豊富な事例の裏側を、オフレコだからこそ語っていただくことができました。
ブランドとは、特にスタートアップにおけるブランドとは何か。について北尾さんなりの答えを投げかけてくださいました。

最後は時間の都合で十分な質疑応答ができませんでしたが、THE GROWTHの具体的な事例とその裏側の考え方やグロースへの考え方、そもそもブランディングとは何か、スタートアップにおけるコミュニケーション / ブランディングとは何かについてたっぷりお話いただきました。

また、講義後に行われた新年会には、北尾さんにも参加いただけたことで、受講生の個別質問にも対応していただく時間をとることができました。

今回は、新年会も兼ねていたためいつもと違う会場での講義実施。そのため、当日にお誕生日をむかえられた受講生のお祝いも行いました!

参加した受講生の声

GrowthHubでは、インプットをインプットのままで終わらせず、明日からの業務にいかに活かしていくか、という観点からの振り返りを大事にしています。
講義が終わって早速、参加した受講生たちから、得た気づきや感想、明日からどう行動を変化させていくかについてのシェアが、コミュニティSlack内に続々と投稿されていきました。

自らの学びと、それに付随する実践することを整理する受講生も。
講師陣による学びとそれを自分自身に向けたときの考えを言語化する受講生も。
前回の講義から実施したアクション報告も交えて振り返りを実施する受講生もいました。

具体的な学びや気付きはオフレコ部分を含むため、受講生の感想だけを一部ピックアップしてご紹介します。

【受講生の振り返り】
◆代理店提案のクリエイティブがブランド的にNGなんだけど「効果でるからやりましょ!」と言われて揺れていたが、北尾さんの獲得そのものがブランディング、という言葉で原点に還れました

◆ちょうどこれからクリエイティブを作るフェーズになるので、クリエイティブジャンプをしそうになってしまっていました。ぼくたちの競合は「既存の習慣」という認識を持って、自社商品に当てはめて取り組みます。

◆沢山の事例とともに意思決定の背景やクリエイティブの狙いを具体的に見ることができて、とても有意義な時間でした。

◆昨日のお話を伺った中では、①誰よりもブランドのありたい姿を深く想像し言語化し強く意思を持つこと、②組織の意思決定として会社全体に浸透させ全社が前を向くモメンタムを作ること(祭り)、など、経営者が求められることとしては戦略的な部分以外の最後の意思や巻き込みの部分が大きいのかなと振り返りました。

◆今の自分が持っている論点にタイムリーで、すごく学び多く、何より終始楽しい時間でした。Growth Hubに来る前はへとへとなんですが、おわったあとはいつもすがすがしいです。ラスト1回も楽しみます!

◆マス広告の経験がないため、どういう意図・狙いでどういうことをやっていたのかなどを具体例を共有いただきながら、学ぶことができたので、非常に参考になりました!

◆広告クリエイティブについては関わることが少なかった領域であったのですが、実は今考えないといけないことに近しいことに気づきとても衝撃を受けました。

◆「コミュニケーションのHowのプロである(という自覚を持つこと)」。ここに自覚を持って、そこにシンプルに脳と思考を集中させることが大事だとおもった。
北尾さんから冒頭結果主義という強いお言葉があったが、綺麗なものかっこいいものではなく、伝えたい顧客にシンプルに届くかどうか を磨くことが必要であると感じた。

Day6では、過去実施回に引き続き、受講生によるライトニングトークが開催され、オフレコだからこそ紹介できる「勝ちパターン」をお話いただき、共に成長を加速させていく時間となりました。

また、北尾さんによる特別セッションでは、スタートアップの成長に寄与する「クリエイティブ」と「マーケティング」の重要な役割について、数々の具体例を交えながら非常に示唆に富むお話が展開されました。単なる表現を超えて「成果に直結する商品ど真ん中クリエイティブ」の重要性、そして経営レイヤーまで巻き込んだグロースの伴走体制についても学び、多くの参加者が「商品価値をどうユーザーに届けるべきか」についての新たな視座を得られたのではないでしょうか。

従来の戦い方にとらわれず、スタートアップならではの柔軟なアプローチで新たな市場を切り開くためには、単なる広告やプロモーションではなく、経営戦略やコミュニケーションを一体化させた施策が必要不可欠であることが強調されました。

受講生から寄せられたフィードバックも非常に鋭く、事業グロースへの熱意が伝わってきました。これからのクリエイティブとマーケティングの可能性に期待しつつ、今回得た知見を活かしてさらに多くのスタートアップが飛躍していくことでしょう。

ゲストプロフィール

◎北尾昌大

クリエーティブ・ディレクターとして日本を代表する企業の世界キャンペーンから、創業間もないスタートアップ企業のブランディングまで、これまで200社以上の企業の広告コミュニケーションに従事。750本以上のTVCMを製作。電通、Incubate Fundを経て、設立。2018年英Leeds大学にてMBA取得。企業クリエイティブ・アドバイザーなどを歴任。

\!GrowthHub 第2期エントリースタート!/
グロースに向き合う若手のための完全招待制コミュニティ「GrowthHub」。豪華講師陣による、ここでしか聞けないオフレコ話や受講生同士のリアルな学びが得られる場です。詳細は下記サイトをご確認ください。


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