新人プログラマーに向けたオリエンテーション 2021版
就活にも就職1年後にも押さえておくべきことなので、ぜひあなたのお役立ち情報に
私とも、長い間に教科書やネット上で色々探していたんですが、なかなか自分が気に入る情報がなくて…ならば、自分で書いておこう。
自分も2004年に大学を卒業した前後、C言語の基礎ぐらいほんの少ししか分からずに、面接にももちろん、就職後2年までも方向性やスキルに自信がなくて、すごく悩んでいた時期はありました…
2021年現在15年超の職歴からこそ、情報システム学科の後輩たち、そしてこれからプログラマーになりたい人にぜひ伝授したいです。
普段の教科書からこのように全体イメージを紹介することはほとんどないと思います。
アプリケーションの形態
応用アプリケーション
代表的なもの(ほぼ毎日誰でも手放せない):
MSのOfficeシリーズ、各種ブラウザ、チャットツール(LINEなど)
Webサイト(静的)/アプリ(動的)
※両方ともほとんどブラウザでWebサイトの形で存在
Webサイト(静的):通常のHP、見た目の表現だけ
Webアプリ(動的):各種ECサイト、SNS、動画サイト、データベースからのデータをサイトに表示させ、ユーザログインなどインタラクティブ発生
デスクトップアプリ
旅行会社や不動産、お客様は対面でチケット購入、物件を尋ねる際にスタッフは操作しているアプリ(画面)です。
(もちろん、今の時代ではデスクトップだけではなく、スマホアプリやWebアプリの形式も多くなっている)
スマホアプリ
今の時代で誰でも分かるでしょうか。割愛させてください
組み込みアプリ
家電製品、スマホそのもの自体、ATMなど機器、ICカード
バッチ(処理)アプリ
新人にとって難しいですが、よくあるのは、例えば昼間のレジ精算や改札通過など、夜間バッチで処理して翌日はユーザー専用のサイトでご自身の利用履歴が確認できるような仕組みになります。
プラグイン・サービス・API系
プラグインは、例えばExcelの内蔵機能以外、人事処理や経費処理など機能がVBAという言語で開発してExcelを離れなくてもそのまま利用可能
サービス/APIは、例えば、ツイッターの投稿を取得して、自分のブログに埋め込んだり、自分が開発したスマホアプリに取込んだりするのが可能
システムの種類
アプリケーションとシステムの違いは?
★システム ≧ アプリケーション★
すぐに理解するのは難しいだと思いますので、
新人にとって両者はイコールだと思っていただいても構いません。
管理情報システム
比較的に純粋な目的
人事管理、在庫管理、図書管理、ブログ
業務向けシステム
業務フローに中心
経理、販売、物流、不動産、工場/生産
専門業種システム
言わば、暮らし中のインフラ、そして、軍事や先端技術
金融/医療、電気/ガス/水道、建設、交通、ロケット/衛星/地上局
技術分野
データ
データベース:SQL/NoSQL
代表的な製品:MySQL、Oracle、SQLServer、DB2、Sybase
データストレージ:PDF、画像などファイル
フロントエンド
Web:Html/Javascript/CSS
デスクトップ(PC/Mac):VB,C#/Java (Swing・JavaFX)
スマホ:Objective-C, Swift/Java, Kotlin
バックエンド
いわゆる『サーバー』
形式:①フロントエンドと分離(主流)②フロントエンドと一体化
代表的例:①スマホアプリ、②WordPress
セキュリティ
①不正アクセス防止、②システム破壊 ※2つに限らない
代表的例:①LINEなどアカウントが乗っ取られる、②Webサイトダウン
テスト
単体テスト、統合テスト、システムテスト...
会社または参画プロジェクトによって、だいぶ違っています。
特に、アジャイル(流行)とウォーターフォールは別々の取り組み
バージョン管理
VSS:時代が去った(レガシーシステムにはまだ残っている)
SVN:余命宣言はまだまだ
GIT:代表的な製品はGitHub(人材不足のため古い会社なら使わない)
可用範囲
社内(内部)限定
人事、経理、在庫
一般公開
ECサイト、各種SNS、動画サイト、ブログ
各種ツール
開発専用
IDE(VSCode、Eclipse)、SQLクエリツール、Git(GitHub、GitLab)
補助系
差分(WinMerge)、エディター(さくら、秀丸)、変換(CSV⇔Excel)
Office
Word、Excel(★)、PowerPointなど
技術者として、Excelが設計書作成やデータ変換などに定番
その他
新人にとっては難しい用語ばかりですが、一応書いておきました。
上のイメージはある程度関連性は整理できているでしょうか
クラウド
見覚えあるかと思いますが、下記領域はあります:
IaaS、PaaS、SaaS、MaaS、DaaS、CaaS、FaaS…
Wikipedia へ
ビッグデータ
利用者全員は改札通過した記録、コンビニレジの利用記録、あらゆるデータが集まってきたら膨大なデータ量あり、そこからビッグデータとして活用できるようになります。
BI
※ビジネスインテリジェンスの略
例えば、不動産屋の顧客データ、販売データ、諸々揃えたえう、何かルールを見つけて、そこから生まれた業務効率のための仕組みはBIとも言います。
AI
よく言われている用語でしょうか。割愛させてください
あと、Blockchain、IoTなどは今の時代の先端技術であり、まだまだ流行っていないので、きっと新人の諸君に未来のつながりになるでしょうか。
以上、ご参考になれば幸いです。
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