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「職種」を知る〜就活編#2〜

みなさんこんにちは。
「26卒」という言葉が増えてきていよいよ就活始まってんだなぁ、と焦っております。
大学3年生の大杉と申します。

さてさて今日は、就活編深掘りパートです。

「職種」について触れていきます。

職種

そもそも職種とは、企業に実際に入社した際に担当する仕事の内容です。
ちょっと細かい分野じゃないかと思う人もいるかもしれませんが、自分のやりたいことができる役職か、本当に自分のやりたいことに直結できるか、そういったところが実際に企業に入ると大事になります。
もし自分のやりたいことができる会社に入っても、それができる業種がないと意味がありません。
そういった意味では、業種を知っておくことはとても重要なのです。

というわけで、ここからはその業種にはどんなものがあるか、簡単に見ていきたいと思います。


事務・管理系

全ての業種のあらゆる企業に共通して存在する職種です。
さらに細かく分割すると、

  • 総務

  • 人事・教育・労務

  • 経理・財務・会計

  • 法務・特許・審査

  • 貿易・海外事務

  • 物流・在庫管理

  • 秘書

  • 受付

  • 一般事務・営業事務・アシスタント

この辺りになります。

採用・教育研修・経費処理などなど会社を運営していく上で必要不可欠な職種です。
場合によっては、資格が必要となってくる場合もあります。

いくつかをさらに細かく見ていきましょう。

人事・教育・労務

社員の採用や研修、賃金体系など各制度の設計、労務管理を行う仕事です。
高い事務処理能力や環境改善などの能力が必要となり、会社の経営方針によっては先見性・積極性を活かした判断を行うこともあります。

一般事務・営業事務・アシスタント

電話対応や書類整理が一般的な事務のイメージですが、それだけではなく計算業務・物品購入や福利厚生に関わる庶務業務もあります。
営業議事務では、営業担当者をサポートすることが主で、コミュニケーション能力が必要となってくる。
他にも電話の受け答えの中で、ビジネスマナーは最低限必要です。

そしてここでは、経理の知識や事務的な技能が必要となる場合があります。
そのための資格として、日商簿記検定や秘書技能検定、国際秘書検定などがあり、実際にあると重宝されます。

企画・マーケティング


さまざまな調査やデータ情報・経験に基づき、課題解決のためのアイデアを立案・実行する仕事です。
さらに詳しくいくと、このように分かれます。

  • 宣伝・広報

  • 調査研究・マーケティング

  • 経営企画

  • 企画・商品開発 など

またいくつか細かく見ていきましょう。

調査研究・マーケティング

マーケット調査を行なって、その結果を販売・開発に反映させる仕事です。
マーケティングや統計学の知識、広い視野が必要となってきます。
加えて、調査結果のデータ集計・加工が必要になるためPCスキルがあるとなお良いです。

経営企画

社長や役員などのトップマネジメントをサポートする仕事です。

経営面・事業面での課題を洗い出し、それをどのような方向で、どんなステップを踏んで解決するかの具体的な策略を策定します。

経営知識や論理的思考力・分析力・提案力などが必要であり、加えてそれを伝えるプレゼンテーション力なども重要です。

営業

自社のサービスや商品を広め、販売する仕事です。
顧客の課題解決にいかに繋げるか、その提案をいかに行えるかが必要となります。

営業にもさまざまな分類があります。

  • 法人向け営業

  • 個人向け営業

  • 海外営業

  • 営業推進・販売促進

ここは特に上二つについて見ていきましょう。

法人向け営業

ここでも、さらに二つ分かれます。
既存顧客向け、新規顧客向けです。

1.既存顧客向け
継続的に取引関係のある顧客企業を訪問します。
関係の維持・強化に務めますが、急速に変わるビジネス環境に適応し、一歩先を行く提案や情報収集などが必要となります。

2.新規顧客向け
新たな法人顧客を見つけ、良好な関係を築き、取引します。
市場調査を行い、相手のニーズに合わせた最適な提案をすることが重要です。
時にはいわゆるローラー作戦で、とにかく担当エリアの得意先をあたる粘り強さも必要となってきます。

このどちらも、情報収集力・コミュニケーション力・プレゼンテーション力などが必要となります。

個人向け営業

こちらも法人向け同様、既存顧客向け、新規顧客向けで内容が少しずつ分かれます。

1.既存顧客向け
こちらも継続的なサービスや新商品の提案を行い、長期的な関係を維持できるよう努めます。
顧客から好かれる魅力づくり、信頼関係の構築が必要です。

2.新規顧客向け
いわゆる「外回り・飛び込み」の営業です。
コツコツと努力を積み重ねること、顧客獲得のための戦略を立てて、実行できることが重要です。
トーク力やコミュニケーション力、有望顧客を見抜く判断力も必要となってきます。

こちらも、顧客からの信頼関係の構築、そのためのコミュニケーションがどちらも重要となっています。

研究・開発

研究・開発・設計・技術に関わる仕事、生産・施工の管理に関わる仕事などがあります。理系の学生が就職するケースが多いです。

  • 基礎研究

  • 応用研究

  • 生産・製造技術

  • 技術開発

  • 機械・電機・電子機器設計

  • 施工管理

などが挙げられます。

基礎研究

基礎研究は、直接的に開発やビジネスに結びつくことは少ないです。
しかし、これから自分が関わるテーマがどんな産業分野で役立つか、ビジョンを持って臨むことで将来の利益につながります。
要するに、企業の将来に対する投資なのです。

当然。その分専門的な知識や経験、センスや判断力が必要です。
そして、すぐに結果が出るわけでもないので、粘り強さも必要となります。

応用研究

応用研究は、基礎研究の成果を踏まえてそれを具体的な商品に落とし込む研究のことです。
基礎研究と同じく、専門分野の知識や経験が必要であり、サービスに落とし込む以上は最新の研究成果や動向を追っていくことが必要です。
また、社内の各部署との連携も必要となることがあるので、コミュニケーション能力や協調性も必要です。

サービス・販売

さまざまな製品やサービスによって顧客のニーズを満たしたり、問題解決をしたりする仕事です。
業界は多岐に渡り、業界内容もさまざまあります。

  • 販売スタッフ・接客

  • スーパーバイザー

  • バイヤー

  • 店長

  • グランドスタッフ など

スーパーバイザー

スーパーバイザーは、監督、管理、監修を担当する人物のことです。売上や管理面において店舗運営を見守り、必要に応じて指導を行います。

直営店の監修だけでなく、フランチャイズ展開をしている店舗などでも、オーナーが自立できるような教育・アドバイスをします。

経営や会計、マーケティング、人材育成のスキルが必要であり、さらに店舗に関しての知識や判断力も必要です。

バイヤー

店頭に陳列する商品の仕入れ担当者です。
会社の営業方針、消費者のニーズを掴み、いかに安く仕入れるかが重要な仕事です。

マーケティングの知識、トレンドに関する感度を養うことが必要で、原材料の調達なども行うためコミュニケーション能力もあると強みになります。

専門・公共サービス

専門的な知識や経験、技術が必要な職種です。
特定の資格が必要な場合も多い職種で、経験を積んだのちに起業・フリーランスとして活躍することもあります。

  • コンサルタント

  • 栄養士

  • 税理士

  • 教育

  • 警察官

  • 消防士

  • スポーツインストラクター

  • アナウンサー

  • インテリアコーディネーター など

コンサルタント

顧客が抱えている問題の解決のための手助けをする仕事です。
さまざまな経営、運営上の課題に対して、客観的な立場から適切なアドバイスを行います。

情報収集能力や分析力、それを伝えるコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力などが必要となってきます。

税理士

税理士は税務に関するスペシャリストで、個人や法人の依頼に応じて税務書類の作成や相談、代理を行います。

税理士になるには税理士試験に合格する必要がありますが、受験資格も細かく定められており、合格難易度の高い資格としてよく挙げられます。

金融

金融系は、金融に深い知識を持つことはもちろん、常に国内外の政治・社会情勢を見渡さなければならない仕事です。

  • 為替ディーラー

  • トレーダー

  • 証券アナリスト

  • ファイナンシャルプランナー

  • 融資・資産運用マネージャー

  • アクチュアリー

トレーダー

トレーダーは、顧客からの売買注文を受けて、ディーラー(通貨を売買する仕事)に取り次ぐ仕事です。
タイミングよく情報提供を行うこと、海外の市場も追っていくことなど、専門的な知識を有し、市場を知ることに加えて責任も伴う仕事です。

証券アナリスト

企業の財務状況や市場の動向を分析し、投資家の投資判断や会社の将来性の分析をサポートする仕事です。
今後の経済や株価がどう推移するかを判断する中で、直近の流行に追いつくこと、情報収集のためのネットワークを広げる人脈などが必要となってきます。

ファイナンシャルプランナー

いわゆる「FP」と呼ばれるもので、個人や法人の資産運用やライフプランニングをサポートし、最適な投資戦略を提案する仕事です。
長期的な視点を持つこと、顧客のゴールに応じた最適なプランを設計する知識や能力が必要となります。

クリエイティブ

企業や個人から依頼を受け、頭の中にあるイメージをさまざまな媒体で形にする作業を行う人です。

  • 編集・制作

  • 記者・ライター

  • ゲームクリエイター

  • ファッションデザイナー

  • CGデザイナー

  • グラフィックデザイナー

  • フォトグラファー

  • 広告デザイナー

  • webデザイナー

  • ディレクター など

編集・制作

最も必要なのは企画力であり、斬新な切り口を見つける才覚が必要です。
自分の専門性を活かすのはもちろん、それを相手の期待通りに、かつ売れる形にしていくことが必要です。
コスト管理・マーケティングの能力が必要であり、他にも多くの人と接するためにコミュニケーション能力や柔軟性が必要です。

ゲームクリエイター

一つのゲームを完成させる中で必要となるさまざまな職種を総称したもので、中にはプログラマー、グラフィックデザイナー、ディレクターなどがあります。
こうして作業を分業化・専門化することでより専門性を高く、大規模なゲームを作り出すことができます。
その中で、協調性や忍耐強さ、プレゼンテーション能力も必要となります。

IT

ほとんどの企業で必要となるITスキルを扱う職種です。
仕事内容も多岐に渡り、細かく見るとたくさんの仕事があります。

  • ITコンサルタント

  • データサイエンティスト

  • プログラマー

  • ネットワークエンジニア

  • システム保守運用

  • カスタマーエンジニア

  • システムエンジニア など

ITコンサルタント

経営に直結したものが多く、システムの構築や運用のアウトソーシングまで行うこともあります。

コンピュータのシステムやネットワークに関する幅広い知識が必要となり、進歩の著しい分野のため探究心、好奇心も必要です。

ITストラテジスト・ITコーディネータなどの資格があると有利な場合もあります。

システムエンジニア

顧客の目的に合ったコンピュータシステムを設計する仕事で、顧客の業務内容を分析し、要望や目的を把握した上で最適なシステムを提供します。
顧客の業務の流れや業界内部の用語なども抑えていくことが重要です。

こちらもITパスポートなどの資格が有利な場合があります。


まとめ

他にも、医療系など業界によってはさまざまな職種があります。
職種の中で自分に適したものを知っておくことで、逆に業界探しにつながることもあります。

これからも、自分自身で就職活動をしていく中で知っておくべきこと、まとめたいことがあれば書いていきます。

今回は紹介のみにします。それではまた!

参考記事

・マイナビ2025 職種研究 徹底ガイド
最終閲覧日:2024.7.4 17:50

・キャリタス就活
実際の仕事が見えてくる!職種解説|職業の種類(職種)を押さえよう
最終閲覧日:2024.7.4 17:50  公開日:2023.4.3


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