冥王星の変容はどうやって起こるのか
私の冥王星は10ハウスにあります。出生の太陽にスクエア・月に150度と冥王星に見張られた出生図です。人生のテーマ・子供のような感情が怖い10ハウス冥王星象徴の母親に見張られてるという状況になるでしょうか。このスクエアや150度の意味を、私は占星術を学びはじめた頃から、いったいどうやって使ったらよいのかということをずっと考えてきました。
乙女座は、Frank.C. Clifford 著「Getting to the Heart of your Chart」によれば「乙女座は工芸作家の女性、スペシャリスト、几帳面な選択者として生まれている」とあります。細かい識別ができ慎重に気配りのできるのが乙女座です。仕事での完璧さを目指し手に役立とうとする働き者のイメージです。
冥王星は、鏡リュウジ著「鏡リュウジの占星術の教科書」のよれば「闇の世界を象徴する死と再生の星」とあります。ギリシア神話地下の神ハーデスの象徴です。地下には地下資源のような大きなパワーの源があります。リズ・グリーン著「占星学」によれば「冥王星は冷酷にして誘惑的な暗黒の母」とされています。この解釈は悪い方の母の元型に焦点当てていますが、本当は慈しみ育てる良き母像もあるでしょう。誰の心にも母親元型は両方存在しています。
冥王星はゆっくり動くので乙女座に長く滞在し世代の特徴となります。1958年生まれから1971年生まれが持っています。乙女座にある冥王星は自分にも完璧な役立ち奉仕することを絶対的な価値としています。冥王星は動きが遅いので同じ乙女座にいる時間が長いので、同世代の同じ心理的な特徴ともなるでしょう。彼らは身を粉にして労働するのです。だから私は「乙女座のようにしっかり仕事を丁寧にすること」ということを掲げて、今まで知的なレベルではそういう理解で乙女座冥王星を考えてきました。
しかし冥王星の真のエネルギーは知的解釈ではわからない
しかし、知的な理解だけでは冥王星の本質はなかなかわからないのではと夢分析を受けて思います。
冥王星は死と再生の意味があります。それは準備なく触れたら「死」を意味するエネルギーでもあります。この冥王星と向き合うのは相当恐ろしいことだから普段は冥王星の意識は地下の暗い隠れたところにあり無意識にして触れないようにしています。死というものを普通に生きてる人間は普段の意識ではあまり触れられない。触れたくありません。
外惑星のエネルギーは、知的に理解したつもりでも普段の意識では「よくわからない」のだと夢分析を受けて実感しました。
しかし夢分析ではそれらのエネルギーと自分がどうやって関わってきたかがじっくり時間をかけてわかってくる。そしてそこから本当の意味で癒されて、古いパターンのエネルギーが書き換わる流れが起きるのです。そのパターンは親子関係もあるし、先祖からの引き継ぎ課題も書き変わっていきます。